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【用例編】 ターゲット1900 ③ ゆる補習 note

ゆる言語学ラジオさんの『英単語ターゲット1900』の語源企画を、ゆるく(?)サポートする、オマケ的な【ゆる補修 note】です。

<お読みいただく前に>
お恥ずかしながら、わたしは語源についてほぼ独学(我流)で学びました。
調査には細心の注意を払っておりますが、
諸賢におかれましては、ご了承の上で
気になる点などございましたら、お問い合わせください。

ご質問・お問い合わせは コチラ まで

< 参考:前回のおはなし >


はじめに

語源には諸説あります。
そこが一つの醍醐味でもあり、ときには迷路に入ることもあります。

こちらの【ゆる補習 note】では、高校生の方々が英単語の勉強で悩んだときに少しでもヒントになればいいな、という思いから「わかりやすさ」と「愉しさ」、「美しさ」を基準にしながら、語源のもつイメージを<翻訳>しました。

わたしは語源が大好きなので、みなさんと一緒に勉強ができてとても嬉しいです。

それでは【ゆる言語学ラジオ『ターゲット 1900 ③』】で取り上げられた英単語を、ひとつずつ見ていきましょう。

* 使用教材:『ターゲット1900』5訂版
(最新版は6訂版です)


< 今回のおはなし >

*ゆる補習 note では、こちらの一覧表を使います(↓)


16. depend [15] ぶら下がる → 頼る、依存する

depend は、2つのパーツからできています。

depend < ラテン語 de-pendeo = ぶら下がる

リンク先:LEXICO(Oxford系)→ 語源は最下部「Origin」欄参照
& ΛΟΓΕΟΙΝ (LOGEION) (シカゴ大学運営)
参考:https://logeion.uchicago.edu/dependeo

この言葉の本質部分は、後ろの「pend」で、ラテン語 pendeo = 吊るすが元になっています。

羅: pendeo = 英:hang = 日:吊るす
原形:pendeo → 不定詞:pendere

* 太字部分=語幹

たとえば、ペンダント(pendant)であれば、首から「吊るすモノ」です。

ここに「方向性」を示すアタマ(接頭辞)がついています。

接頭辞:de- = 英:down = 日:下へ → 接頭辞 5 *

*「主要接頭辞 30 」参照。以下省略

2つのパーツが組み合わさることで、英単語の意味がうまれます。

depend [15]   ▶︎ ぶら下がる/hang from, hang from
 de- (〜から)下へ/down (from) < ラテン語 de- → 接頭辞 5
 ≒ 〜から下へとぶら下がる
 →【動】依存する、頼る;〜次第である

[] 内は初出年代(世紀)。以下省略
▶︎ :核イメージ。以下省略
参考:https://www.lexico.com/definition/depend
https://logeion.uchicago.edu/dependeo
depend = 上から下へ(de-)とぶらさがる → 依存する、頼る;〜次第である

《派生語》

語尾が変われば、品詞(状態)が変わる。
-ence は「〜すること」という名詞ですよ、という記号。
-ent は「〜するような」という形容詞ですよ、という記号です。
シッポを見れば、回転寿司の色皿みたいに、ざっくり品詞がわかります。
(* 無理に覚えようとしなくても、そのうち慣れます。)

dependence [16] ぶら下がること →【名】依存  …………………  名詞化 3 *
dependent [15] ぶら下がっているような →【名】依存した  …  形容詞化 12 *

*「主要接尾辞 35」参照。以下省略
参考:https://www.lexico.com/definition/dependence
https://www.lexico.com/definition/dependent

《番組内で紹介された関連語》

《接頭辞なし》
本来の意味がわかりやすい、
アタマのついていない 基本語 pend- の仲間たち。

pendant [14]   ぶら下がったモノ →【名】ペンダント(ライト)… 形2 (*1)
pending [17]    ぶら下がっている →【形】未解決の、保留中の
pendulum [17]   ぶら下がった(もの)→【名】(時計などの)振り子

*1 「主要接尾辞 35」形容詞化 2(名詞的用法)
参考:https://www.lexico.com/definition/pendant
https://www.lexico.com/definition/pending
https://www.lexico.com/definition/pendulum
https://logeion.uchicago.edu/pendulus

《接頭辞あり》
アタマ
が変われば、時空(条件)が変わる。
アタマを見れば、時間や空間の流れがざっくりわかります。
(* 無理に覚えようとしなくても、そのうち慣れます。)

independent [17]  ▶︎ ぶら下がっていない/not hanging down (from)
 in- 〜でない(否定)/un-, not < ラテン語 in- 〜でない(否定)
   + -ate …….. 形容詞化 8
 → ぶら下がった状態ではない
 →【形】(〜から)独立した

independence [17] ぶら下がらないこと →【名】独立;自立 …… 名詞化 3

 参考:https://www.lexico.com/definition/independent
https://www.lexico.com/definition/independence
https://logeion.uchicago.edu/independens

suspend [13]  ▶︎ 下に吊るす/hang below
 sub- 下に/below < ラテン語 sub → 接頭辞 14
 → 下にぶら下げる → 宙ぶらりんにする
 →【動】中止[中断]する:停職[停学]処分にする

suspender(s) [16] 吊るすもの →【名】サスペンダー …………….. 名詞化 4

参考:https://www.lexico.com/definition/suspend
https://www.lexico.com/definition/suspenders
https://www.merriam-webster.com/dictionary/suspender
https://logeion.uchicago.edu/suspendeo

《アメリカの『独立宣言』 → 英語では?》

→ アメリカの『独立宣言』は『Declaration of Independence』です。
 (正式名称は The unanimous Declaration of the thirteen united States of America

We hold these truths to be self-evident, that all men are created equal, that they are endowed by their Creator with certain unalienable Rights, that among these are Life, Liberty and the pursuit of Happiness.

出典:American Center Japan, The Declaration of Independence,
https://americancenterjapan.com/aboutusa/translations/2547/#enlist,
2022年7月8日(金) アクセス
(太字表示 by 夏野)

生きること、自由であること(≒「身分制」がないこと)、そして幸せを追い求める・・・・・こと。この3つの権利は、神によってすべての人間に等しく与えられている、とされています。

これが福澤諭吉『学問のすゝめ』の有名な一節「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」の土台になったという説もあります。

幸せを追い求める手段として「学べ」、という福澤先生のメッセージ。
<翻訳>として読むと、学校で習うイメージとは別な味わいがあります。

《ターゲット・シス単関連語》

ラテン語 pendeo は「(天秤に)吊るして重さを測る」という意味の pendo から派生してできた言葉です。ほかの仲間は「466. expense」でご紹介予定です。

▶︎ pend-/pens- の仲間
compensate [17], compensation [14], dispense [14], expense [14], expensive [17], indispensable [16], pension [14], ponder [15]

リンク先:LEXICO(Oxford系)→ 語源は最下部「Origin」欄参照

17. encourage [15] 心に(思いを)宿す → 励ます

encourage は、3つのパーツからできています。

でもまずはこう分けましょう。

encourage < en- + courage = 勇気づける

en- = 動詞化(〜する)

後半の courage 「勇気」は、さらに2つのパーツにわけることができます。
この言葉の本質部分は真ん中の「cour」で、ラテン語 cor = 心臓(心)が元になっています。

羅: cor = 英:heart = 日:心臓、心
原形:cor → 属格形:cordis

* 太字部分=語幹

 たとえば、レコード(record)は、何度も繰り返し(re-)心の中でふりかえってみたい、いつまでも心に留めておきたいと思うモノを、なんとか形にしようと頑張って生まれた「記録」です。

この cor に「名詞化」を示すシッポ(接尾辞)が加わります。

接尾辞:-age  〜を宿す場所/place for  ~ ……………. 名詞化 1

つまり「勇気」って、思いを心臓のあたりにしっかりと宿すことなんです。

courage < ラテン語 cor  +  -age = 心に(思いを)宿すこと

リンク先:LEXICO(Oxford系)→ 語源は最下部「Origin」欄参照
& ΛΟΓΕΟΙΝ (LOGEION) (シカゴ大学運営)

ここに「動詞化」を示すアタマ(接頭辞)をつけ加えます。

接頭辞:en- = 英:put into = 日:〜にする

*「主要接頭辞 30 」接頭辞 8 in- の仲間
「〜という状態へ(ともっていく)」イメージ。

3つのパーツが組み合わさることで、英単語の意味がうまれます。

encourage [15]  ▶︎ 心に思いを宿らせる/put (one's feelings) into the heart
 en- 内へ/in, into < ラテン語 in → 接頭辞 8 の仲間
  + -age ……… 名詞化 1
≒ 心に思いをしっかり宿らせる → 勇気づける
→【動】励ます、奨励する

参考:https://www.lexico.com/definition/encourage

《派生語》

シッポが変われば、品詞(状態)が変わる。

encouragement [16] 勇気づけること →【名】奨励、助長 ……… 名詞化 7

参考:https://www.lexico.com/definition/encouragement

《en-/-en の補足説明》

アタマの en- と シッポの -en
どちらも「〜する」という動詞化の働きをもっていますが、語源は異なります。

① アタマ(接頭辞): en- + 名詞 or 動詞 < ラテン語系
  en- < フランス語 en- < ラテン語 in- → 〜という状態にする、〜化する
  《例》  enjoy  =  en- + joy  →  喜びを感じる状態にする
         →【動】楽しむ

  《ターゲット・シス単関連語》
  enable, enclose, encodeenfold, enforce, enlarge, enrich, ensure

*後ろにくる言葉も「ラテン語系」の英単語が多めです。
参考:https://www.lexico.com/definition/enjoy
https://www.lexico.com/definition/enable
https://www.lexico.com/definition/enclose
https://www.lexico.com/definition/encode
https://www.lexico.com/definition/enfold
https://www.lexico.com/definition/enforce
https://www.lexico.com/definition/enlarge
https://www.lexico.com/definition/enrich
https://www.lexico.com/definition/ensure

 ② シッポ(接尾辞): 形容詞 or 名詞 + -en < ゲルマン語系
  -en < 古英語(ゲルマン語)-nian → 〜する、〜にする
  《例》  strengthen  =  strength + -en  =  強い(力のある)状態にする
            →【動】 強化する、強固にする

  《ターゲット・シス単関連語》
  
awaken, frighten, happen, shortenthreaten, weaken, worsen

*前にくる言葉も「ゲルマン語系」の英単語が多めです。
参考:https://www.lexico.com/definition/awaken
https://www.lexico.com/definition/frighten
https://www.lexico.com/definition/happen
https://www.lexico.com/definition/shorten
https://www.lexico.com/definition/threaten
https://www.lexico.com/definition/weaken
https://www.lexico.com/definition/worsen

③ ①+② の組み合わせ: en- +(形容詞 or 名詞 + -en)
  アタマ en- とシッポ -en が両方ついているものもあります。(用例少なめ)
  《例》  enlighten  =  en- +(light + -en)=  光で照らした状態にする
           →【動】啓発する、教え導く

  《おなじ仲間》
  
enliven

参考:https://www.lexico.com/definition/enlighten
https://www.lexico.com/definition/enliven

《ターゲット・シス単関連語》

ラテン語「cor 心臓」から生まれた単語は「72. accord」でまた扱う予定です。

▶︎ cor-/cord- の仲間
accord [12], accordingly [15], courage [14], discourage [15]

リンク先:LEXICO(Oxford系)→ 語源は最下部「Origin」欄参照

18. exist [16] 外に立たせる → 存在する

exist は、2つのパーツからできています。

exist < ex- + sisto = 外へ立たせる

この言葉の本質部分は、後ろの「sist」で、ラテン語 sisto = 立たせる が元になっています。

羅: sisto = 英:cause to stand = 日:立てる、立たせる、置く
原形:sisto → 不定詞:sistere → 過去分詞: statum *

* 太字部分=語幹

英語で「立つ」をあらわす stand も、遠い親戚です。

ここに「外へ」を示すアタマ(接頭辞)が加わります。

接頭辞:ex- = 英:out = 日:外へ → 接頭辞 7

2つのパーツが組み合わさることで、英単語の意味がうまれます。

exist [16]   ▶︎ この世(物質界)に立たせる/cause to stand out there
 ex- 外へ/out < ラテン語 ex → 接頭辞 7
 ≒ 外へ立たせる  →(神が)物質界にヒトやモノを立たせる  →  現れる、生ずる
 →【動】存在する、生存する

参考:https://www.lexico.com/definition/exist
https://logeion.uchicago.edu/exsisto

《西洋的な 『神視点』》

番組で触れられた<キリスト教的な神視点>について、補足させていただきます。

あくまでも exist の「原義」は ラテン語 existo「現れる、生ずる」であり、その元は ex- + sisto「外へ立たせる」です。

これを踏まえた上で、今回のリサーチでは exist の用例を2つのふるい辞書で調べてみました。

① S. ジョンソン博士の『英語辞典(1755年)

It is as easy to conceive that an infinite Almighty Power might produce a thing out of nothing, and make that to exist de novo, which did not exist before, as to conceive the world to have had no beginning, but to have existed from eternity. 

https://johnsonsdictionaryonline.com/1755page/exigency?zoom=2355
参考:Jack Lynch『Samuel Johnson’s Dictionary: 
Selections from the 1755 workthat defined the English language』
Levenger Press、2002、P. 174

→ 元ネタは『聖書』創世記 1:27 に関する Robert South の説話(「THE IMAGE OF GOD IN MAN」Genesis i. 27)です。

② N. ウェブスターの『英語辞典(1828年)

A supreme being and first cause of all other beings must have existed from eternity, for no being can have created himself.

https://webstersdictionary1828.com/Dictionary/exist
参考文献:Noah Webster『American Dictionary of The English Language』1828、
S. Converse、P. 77(⅜)、
reprinted by Foundation for American Christian Foundation, 2002(15刷)

どちらも『聖書』創世記第1章への含み・・を感じさせる文を採用しており、キリスト教的な物事の捉え方—— 創造主である神がヒトやモノを物質界に配置している ——という視点への言及がなされています。

これは「自分」が信じるかどうか、とは別のこととして——

前出のアメリカ『独立宣言』もそうでしたが、世の中には キリスト教のみならず、それ以前の多神教(ギリシア・ローマ神話含む)や一神教なども含め、「人智を超えたなにか・・・が世界(や人間)をつくった」という考え方が、何千年も前から存在します。

映画『アレクサンドリア(原題:AGORA)』には、宇宙から地球を見下ろすカットが多用されていますが、この<宇宙視点>が<神視点>に近いといえます。

そして今でもそういったなにか・・・を信じている方たちがたくさんいらっしゃるということを知っておくと、海外の文物に触れたり、海外の方々と実際に交流したりする際に役立ちます。

たとえば、バイデン米大統領の「勝利演説」にはこのような表現がありました。

The Bible tells us to everything there is a season, a time to build, a time to reap and a time to sow. And a time to heal. This is the time to heal in America.

The Washington Post, Joe Biden’s victory speech, annotated,
November 7, 2020 at 9:56 p.m. EST, Amber Phillips
https://www.washingtonpost.com/politics/2020/11/07/annotated-biden-victory-speech/
2022年7月11日アクセス

実際の『聖書』の原文(英訳版)では、こう書かれています。
(演説では、語順や言葉選びにかなりアレンジが効いていることが分かります)

To every thing there is a season, and a time to every purpose under the heaven. 
A time to be born, and a time to die; a time to plant, and a time to pluck up that which is planted;
A time to kill, and a time to heal; a time to break down, and a time to build up.

The Holy Bible (King James Version), Ecclesiastes 3:1-3
https://www.biblegateway.com/passage/?search=Ecclesiastes+3&version=KJV
2022年7月11日アクセス

He [God] hath made every thing beautiful in his time: also he hath set the world in their heart, so that no man can find out the work that God maketh from the beginning to the end.

The Holy Bible (King James Version), Ecclesiastes 3:11
https://www.biblegateway.com/passage/?search=Ecclesiastes+3&version=KJV
2022年7月11日アクセス

日本でも「天の配剤」などという言葉がありますが、その感覚に近いでしょう。

適時・・適材適所の法則right people in the right place at the right time)なども含め、西洋の方々はこのような言いまわしをとてもよく使います。
そしてなんとかその高みに近づくことはできないか、と模索しているのです。

自然を翻訳すると、みんな人間に化けてしまうから面白い。

夏目漱石『三四郎』1908、新潮文庫(1948)、P. 69

時折、漱石のこの言葉に思いを馳せています。

* ちなみに、夏野はミッション系の学校に通った「仏教徒」です。宗教の授業が大のニガテでずいぶん反発したものですが、その時の知識が社会に出てからたいへん役立ちました。『異文化』に触れ合えたことに、いまでは感謝の一念です。

《派生語》

シッポが変われば、品詞(状態)が変わる。

existence [15] 物質界に置くこと →【名】存在 ……………… 名詞化 3

参考:https://www.lexico.com/definition/existence

《番組内で紹介された関連語》

《接頭辞あり》
アタマが変われば、時空が変わる。

assist [16]  ▶︎ 〜の方へ(自身を)置く/place oneself by, stand by
 as- (ad-) 〜の方へ/to, toward < ラテン語 ad → 接頭辞 2
 
→ 〜の方へ(自身を)置く → 〜の側に立つ
 →【動】援助する、手伝う、助ける

参考:https://www.lexico.com/definition/assist
https://logeion.uchicago.edu/assisto

insist [16]  ▶︎ 〜という立場をとる/place oneself upon
 in- 〜に/on, upon < ラテン語 in → 接頭辞 8 *
 → 〜に立たせる → 〜という立場をとる
 →【動】強く主張する

*リスト掲載外の意味
参考:https://www.lexico.com/definition/insist
https://logeion.uchicago.edu/insisto

persist [16]  ▶︎ ずっと同じところに立ち続ける/cause to stand steadfastly 
 per- /through, completely < ラテン語 cum → 接頭辞 3
 → ずっと立ち続ける → 同じ立場を貫く
 →【動】固執する、続く

参考:https://www.lexico.com/definition/persist
https://logeion.uchicago.edu/persisto

《ターゲット・シス単関連語》

▶︎ sist-/stat- の仲間
assist [16], assistance [15], consist [16], consistency [16], consistent [16], insist [16], persist [16], resist [14]

リンク先:LEXICO(Oxford系)→ 語源は最下部「Origin」欄参照

19. reduce [14] 元の方へ導く → 減らす

reduce は、2つのパーツからできています。

reduce < ラテン語 re- + duco = 元の方へ導く(戻す)

リンク先:LEXICO(Oxford系)→ 語源は最下部「Origin」欄参照
& ΛΟΓΕΟΙΝ (LOGEION) (シカゴ大学運営)
参考:https://logeion.uchicago.edu/reduco

この言葉の本質部分は、後ろの「duce」で、ラテン語 duco = 導く が元になっています。

羅: duco = 英:lead = 日:導く
原形:duco → 不定詞:ducere → 過去分詞:ductum *

* 太字部分=語幹

ここに「方向性」を示すアタマ(接頭辞)が加わります。

接頭辞:re- = 英:back = 日:元に戻す → 接頭辞 13

2つのパーツが組み合わさることで、英単語の意味がうまれます。

reduce [14]   ▶︎ 元の方へ導き戻す/lead back
re- 元に戻す/back < ラテン語 re → 接頭辞 13
→ 元の方へ戻すように導く → 元に戻す
≒ ベルトコンベアーに乗ってつくられてきたものを、元に戻す
→【動】減らす

参考:https://www.lexico.com/definition/reduce
https://logeion.uchicago.edu/reduco

■ 参考イメージ:自動車の生産ライン(Production Line
自動車工場では、さまざまな部品がベルトコンベアへと運ばれ、少しずつ組み立てられ、前へ前へと導かれて製品となります。

ところが、最終検査工程で組み付け方や部品に問題が見つかった場合、もう一度つくり直さなければいけません。やり直しのために工程を戻すか(リワーク)、できたものを廃棄してもう一度つくり直すのです。
この時、できたはずの完成品の数は減ってしまいます。

「1分、1台、◯百万円」

自動車の場合、1ラインあたり約1分に1台のペースでクルマが完成します。
1台あたりに必要な部品は、3万点。ネジ1つ欠けてもクルマはつくれません。

生産ラインが1分間停止すれば、それだけで数百万円、1時間では数億円が軽く吹き飛びます。品質不良や欠品が起きれば関係者は大慌てで対策に走ります。半導体不足や天災など、部品供給の問題が大きなニュースになるのもこのためです。

欠品や品質問題が起こらないよう、生産現場や部品供給の現場では、いつもたくさんの方々が絶妙なかけあいでモノづくりを支えてくださっています。

*リコールの場合、市場にでてしまった製品を回収(or 改修)します。この場合、会社の利益信用が減ったり失われたりします。

《派生語》

シッポが変われば、品詞(状態)が変わる。

reduction [15] 減らすこと →【名】減少、削減 ……………………. 名詞化 7

《番組内で紹介された関連語》

→ 前回の【ゆる補習 note】8. produce をご覧ください。

《ターゲット・シス単関連語》

▶︎ duc-/duct- の仲間
conduct [15], deduce [16], educate [15], induce [15], introduce [15], produce [15], reproduce [16]

リンク先:LEXICO(Oxford系)→ 語源は最下部「Origin」欄参照

20. adapt [16] 〜に合わせる → 適応させる

adapt は、2つのパーツからできています。

adapt < ラテン語 ad-apto = 〜に合わせる

リンク先:LEXICO(Oxford系)→ 語源は最下部「Origin」欄参照
& ΛΟΓΕΟΙΝ (LOGEION) (シカゴ大学運営)
参考:https://logeion.uchicago.edu/adapto

この言葉の本質部分は、後ろの「apt」で、ラテン語 apto = 合わせる が元になっています。

羅: apto = 英:fit = 日:合わせる
原形:apto → 不定詞:aptare → 過去分詞:aptatum

* 太字部分=語幹

ここに「方向性」を示すアタマ(接頭辞)がついています。

接頭辞:ad- = 英:to = 日:〜の方へ → 接頭辞 2

2つのパーツが組み合わさることで、英単語の意味がうまれます。

adapt [16]   ▶︎ 〜に合わせる/fit to
 ad- 〜の方へ/to < ラテン語 ad → 接頭辞 2
 ≒ 〜の方に合わせる
 →【動】適合させる、適応させる

参考:https://www.lexico.com/definition/adapt
https://logeion.uchicago.edu/adapto

たとえば AC アダプタAC adapter)なら、電源からの電流を機械に合わせて(変換して)くれるモノです。

《派生語》

シッポが変われば、品詞(状態)が変わる。

adaptable [17] 合わせられるような →【形】〜に適応できる  ……  形容詞化 6
adaptation [16] 合わせること →【名】適応、順応 ………………… 名詞化 7

参考:https://www.lexico.com/definition/adaptable
https://www.lexico.com/definition/adaptation

《要注意! adapt と adopt の違いは?》

adaptadopt は、1字違いでとっても紛らわしいですね。

adapt < ラテン語 ad-apto = 〜に合わせる
adopt < ラテン語 ad- + opto = 〜を選ぶ方へ進む

参考:https://logeion.uchicago.edu/adapto
https://logeion.uchicago.edu/adopto 

adopt の本質部分は「opt」で、ラテン語 opto = 選ぶ が元になっています。
(「選択肢」をあらわす オプション(option)と同語源です。)

adopt [16]   ▶︎ 選ぶ方へ進む/choose to
 ad- 〜の方へ/to < ラテン語 ad → 接頭辞 2
 ≒ 〜を選ぶ方へ進む
 →【動】採用する、(態度を)とる、養子にする

*詳しくは「305. adopt」で扱う予定です。
参考:https://www.lexico.com/definition/adopt
https://logeion.uchicago.edu/adopto

最良の案を選び抜いたり、誰かを自分の家族として迎えることを選んだり、確かな意思をもって選びとる ニュアンスが感じられます。

《ターゲット・シス単関連語》

▶︎ ap-/apt- の仲間
apt [15]

リンク先:LEXICO(Oxford系)→ 語源は最下部「Origin」欄参照

21. compare [15] 共に等しい → 比較する

compare は、2つのパーツからできています。

compare < ラテン語 com- + par = 共に等しい

リンク先:LEXICO(Oxford系)→ 語源は最下部「Origin」欄参照
& ΛΟΓΕΟΙΝ (LOGEION) (シカゴ大学運営)
参考:https://logeion.uchicago.edu/comparo

この言葉の本質部分は、後ろの「pare」で、ラテン語 par = 等しい が元になっています。

羅: par = 英:even, equal = 日:等しい
原形:par → 属格形:paris

* 太字部分=語幹

ここに「方向性」を示すアタマ(接頭辞)が加わります。

接頭辞:com- = 英:with = 日:共に、一緒に → 接頭辞 3

2つのパーツが組み合わさることで、英単語の意味がうまれます。

compare [16]   ▶︎ 共に等しい/equal with
 com- 共に/with < ラテン語 cum → 接頭辞 3
 ≒ 共に等しい → 共に等しい条件で比べる
 →【動】比較する、〜を(〜に)例える

参考:https://www.lexico.com/definition/compare
https://logeion.uchicago.edu/comparo

《派生語》

シッポが変われば、品詞(状態)が変わる。

comparable [15] 同等といえる →【形】匹敵する ……………………  形容詞化 6
comparative [15] 同等の性質をもつ →【形】比較的、比較の …..  形容詞化 12
comparison [14] 同等の条件で比べること →【名】比較 ………..  名詞化 7

参考:https://www.lexico.com/definition/comparable
https://www.lexico.com/definition/comparative
https://www.lexico.com/definition/comparison

《番組内で紹介された関連語》

《接頭辞なし》

par [17]    ゴルフ上級者の打数と等しい  →【名】基準打数、パー
pair [13]   等しいものが2つある  →【名】 一対、一組、一足
peer [13]  同じ立場の人  →【名】同僚、仲間

参考:https://www.lexico.com/definition/par
https://www.lexico.com/definition/pair
https://www.lexico.com/definition/peer

《接頭辞あり》

apparel [14] < ad- + par  = 等しい方へ → 場にふさわしい装い →【名】服装

参考:https://www.lexico.com/definition/apparel
https://www.oed.com/view/Entry/9510
https://www.oed.com/view/Entry/9511
*2022/08/12 OED リンク2件を追記 

《リンゴとリンゴ vs リンゴとオレンジ》

同条件で比較することを、英語で apples-to-apples comparison と言います。

apples-to-apples comparison のイメージ

おなじ種類のものをテーブルに並べて、大きいとか小さいとか、甘いとか酸っぱいとか、値段が高いとか安いとか、いろいろ比べてみる感じです。

本来おなじ土俵に載せるべきでないものを比べている時には、apples to oranges と言います。

apples to oranges のイメージ

仕事を進めるとき、「比較検討」が必要なことがあります。自社製品と競合他社の製品とか、新商品と過去の商品とか。そのとき、似ているようにみえて、本来は比較すべき対象ではないものを比較してしまっていることがあります。

そんなとき、こんな風につかいます(↓)

"You are comparing apples to oranges."

 → 直訳:「それって、リンゴをオレンジとくらべていますよね」
 → 真意:「比較するものが間違っていませんか?」
(条件違うからダメよ)

外資系では比較的よく使われる表現でしたので、覚えておくと便利です。

《時事ネタ用語 「パリティ(parity)」》

タイムリーにも、日経電子版の記事にこんな見出しが踊っていました。

「20年ぶりパリティ、世界同時不況呼ぶ『悪いユーロ安』」

日本経済新聞(電子版) 「20年ぶりパリティ、世界同時不況呼ぶ『悪いユーロ安』」
2022/07/15 11:55 AM
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB145830U2A710C2000000
2022年7月15日アクセス

パリティの綴りは parity。こちらも ラテン語 par の仲間です。

parity [16] < par + -ity = 等しいこと →【名】等価 ……………….. 名詞化 8

というわけで、この一文がわかりやすくなります。

外国為替市場でユーロ安が加速し、20年ぶりに1ユーロ=1ドルで並ぶ「パリティ(等価)」となった。

同上

語源のまま(笑)
この文章から綴りがわかったので、意味も含めてかなり納得。絶対忘れません。

《ターゲット・シス単関連語》

▶︎ par- の仲間
comparable [15], peer [13]

リンク先:LEXICO(Oxford系)→ 語源は最下部「Origin」欄参照

22. increase [14] 大きくなる → 増加する

increase は、2つのパーツからできています。

increase < ラテン語 in- + cresco = (〜の状態へと)大きくなる、育つ

リンク先:LEXICO(Oxford系)→ 語源は最下部「Origin」欄参照
& ΛΟΓΕΟΙΝ (LOGEION) (シカゴ大学運営)
参考:https://logeion.uchicago.edu/incresco

この言葉の本質部分は、後ろの「crease」で、ラテン語 cresco = 大きくなる、育つ が元になっています。

羅: cresco = 英:grow = 日:大きくなる、成長する
原形:cresco → 不定詞:crescare → 過去分詞:cretum

* 太字部分=語幹

たとえば、音楽用語の クレッシェンド (crescendo)は、音がだんだん大きく(≒ 強く)なっていきます。

ここに「方向性」を示すアタマ(接頭辞)が加わります。

接頭辞:in- = 英:into = 日:〜の状態へ → 接頭辞 2

2つのパーツが組み合わさることで、英単語の意味がうまれます。

increase [16]   ▶︎ (〜の状態へと)育つ/grow into
 in- 〜(の状態)へ/into < ラテン語 in → 接頭辞 2
 ≒ 〜(の状態)へと成長する
 →【動】増加する、増える

参考:https://www.lexico.com/definition/increase
https://logeion.uchicago.edu/incresco

《派生語》

シッポが変われば、品詞(状態)が変わる。
-ly がついたときは、「〜のように」という 副詞 のサイン。
「副詞」は、ほぼ「形容詞 + -ly」という公式でできています(笑)。

increasingly [14] 大きくなるように →【副】ますます、いよいよ …  副詞化 1

参考:https://www.lexico.com/definition/increasingly

《番組内で紹介された関連語》

《接頭辞なし》

create    ラテン語「creo 産む」→ 産み出す → 【動】創造する
         (crescocreo のコドモで、increase と create は親戚です)
crescent  大きくなる形の →【名】三日月形 …  形容詞化 8(名詞的用法)
       (三日月は crescent moon
croissant    三日月形のパン →【名】クロワッサン

《ターゲット・シス単関連語》

ラテン語 cresco は「産む」という意味の creo から派生してできた言葉です。creo の仲間は「379. creative」でご紹介予定です。

▶︎ cresc/ cret-/ cre-/ creat- の仲間
concrete [15], create [15], creative [16], creature [14], crew [15], decrease [14], recruit [17]

リンク先:LEXICO(Oxford系)→ 語源は最下部「Origin」欄参照

23. suggest [16] 下から運ぶ → 提案する/暗示する

suggest は、2つのパーツからできています。

suggest < ラテン語 sub- + gero = 下から運ぶ

リンク先:LEXICO(Oxford系)→ 語源は最下部「Origin」欄参照
& ΛΟΓΕΟΙΝ (LOGEION) (シカゴ大学運営)
参考:https://logeion.uchicago.edu/gero

この言葉の本質部分は、後ろの「gest」です。
これは、ラテン語 gero = 運んでいく が元になっています。

羅: gero = 英:bring = 日:運ぶ、運んでいく
原形:gero → 不定詞:gerere → 過去分詞:gestum

* 太字部分=語幹

たとえば、「ジェスチャー(gesture)」 はなにかの メッセージを運んでくれる 手足の動きです。 

ここに「方向性」を示すアタマ(接頭辞)が加わります。

接頭辞:sub- = 英:from below = 日:下から → 接頭辞 

2つのパーツが組み合わさることで、英単語の意味がうまれます。

suggest [16]   ▶︎ 下から運ぶ/bring from below
 sub- 共に/from below < ラテン語 sub → 接頭辞 14
 → 下から運ぶ
  1) (決定権のある目上の)人に、丁寧に話を持ちかける
  2)  それとなく言外に匂わせる
 →【動】提案する、暗示する

参考:https://www.lexico.com/definition/suggest
https://logeion.uchicago.edu/suggero

《派生語》

シッポが変われば、品詞(状態)が変わる。

suggestion [14] 下から運ぶこと →【名】提案、示唆 …………..……  名詞化 7
suggestive [17] 下から運ぶような →【形】暗示的な、きわどい …  形 12 *

* 形容詞化 12
参考:https://www.lexico.com/definition/suggestion
https://www.lexico.com/definition/suggestive

《番組内で紹介された関連語》

《接頭辞あり》
アタマが変われば、時空(条件)が変わる。

digest [15]  ▶︎ 分け離して運ぶ/carry apart
 di- (dis-) 分け離して/apart < ラテン語 dis- 分け離して(分離)
 → 分け離して運ぶ
 →【動】1) (食べ物を噛み砕いて)消化する
     2)
(考えや情報を噛み砕いて)理解する
     3)
(つまりこういうことね、と)要約する
 →【名】要約、ダイジェスト版

 参考:https://www.lexico.com/definition/digest
https://logeion.uchicago.edu/digero

《ターゲット・シス単関連語》

▶︎ ger-/gest- の仲間
congestion [16], digestion [14], exaggerate [16], exaggeration [16], register [14]

リンク先:LEXICO(Oxford系)→ 語源は最下部「Origin」欄参照

まとめ

《公式》 英単語 = アタマ × カラダ × シッポ

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以外の何ものでもない

ジェームス・W・ヤング著、今井茂雄訳『アイデアのつくり方』1988
CCCメディアハウス、P. 28

たとえば日本語って、常用漢字を知っていると、メチャクチャいろんな言葉が読めたりわかったり憶えられたりするようになりますよね?

イワシ は 弱い魚 なんだ!」とわかってしまう。

じつは英単語も同じなんです。

大学受験の ムズカシイ英単語は、とってもカンタンな<公式>でできています。

英単語は、おもに3つのパーツからできています。

① 接頭辞 = アタマが変われば、時空(方向性)が変わる。
② 語根  = カラダが変われば、本質が変わる。
③ 接尾辞 = シッポが変われば、品詞(状態)が変わる。

注:① アタマ や ③ シッポ がつかない英単語もあります。

ムズカシそうな英単語の多くは、こんなシンプルな掛け算でできています。
この行動パターンがわかってくると、英単語が格段にわかりやすくなります。
(綴りを見ただけで、意味や品詞がなんとなくイメージできるようになります!)

なぜ、この【ゆる補習 note】では、いちいち「ラテン語」を持ち出すのか。
それは、英単語にこんな上下関係があるからです。

(ギリシア・)ラテン語系の組み合わせが、格上のビジネス英語なんです。

でもね、今すぐに全部わからなくてもいいです(笑)。

オトナになって「英語を使いたい!」と思ったとき、こんな法則があったことを思い出せれば、それで大丈夫。そのとき役立つこと間違いナシです。そしてきっと「あのとき学んでよかったな」と思えることでしょう!

アタマ × カラダ × シッポ の法則 はマルチに応用できるので、
社会に出て・・・・・実際に・・・英語を使う際・・・・・・・・・にかなり役立ちます!

いまでもわたしは —— 受験や仕事で、あんなに英語で苦労する前に —— この法則を知りたかったなあと、心から思っています。それが、ほぼ半世紀を生きてきた、
今のわたしの原動力です。

詳しくはコチラを見てね!(↓)

→ 使いかたが「わかりにくいなー」と思った時は、お気軽にコチラまで!
 💌 【英単語の疑問&お悩み】ご質問・お便りページ 💌

An idea is nothing more nor less than a new combination of old elements.

James Webb Young, A Technique for Producing Ideas, 2003, McGraw-Hill, P. 15

オマケ

① インド・ヨーロッパ語族の系統図

風間喜代三『ラテン語とギリシア語』1998、三省堂、P. 18-19
西洋の言葉のどれとどれが仲間なのか、一目瞭然!

英語はもともとゲルマン語の仲間。このため日常語はドイツ語やオランダ語によく似ているものが多いようです。

これに対して、英語のビジネス用語や学術用語の多くは古代ローマや古代ギリシアの知見をベースにしており、文化や概念を言葉ごと輸入したという構図です。

(日本語にカタカナ語や漢語(漢字熟語)が多いのに、ちょっと似ています。)

これがわかると、将来英語以外の西洋語を勉強するとき役立ちます!


最後に

忘れるのは価値観にもとづいて忘れる。

外山滋比古『思考の整理学』1986、ちくま文庫、P. 115

今回こんかいも接頭辞や接尾辞の一覧表をご紹介したりしましたが、これを一字一句覚えようなんて無駄です。そんなこと、ゆめゆめ思わないでくださいね。

「あ、そんな原則ルールがあるんだ!」
ということさえわかっていれば、そのうち慣れますのでご心配なく!

この記事が、ほんの少しでも英語を楽しく学ぶお役に立てれば幸いです。

「超」長文をお読みくださってありがとうございました!

今日もどうぞ良い一日を🍀

心より感謝を込めて

夏野 真碧


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英単語のお悩みやご質問など、お気軽にお寄せください。
💌 【英単語の疑問&お悩み】ご質問・お便りページ 💌

*すべてのお便りにお返事できないこともありますが、
いつも楽しく拝読しております。
ほんとうにありがとうございます!


《主な参考文献》

① 英単語ターゲット(旺文社)

② システム英単語(駿台文庫)


③ 語源辞典(おすすめ洋書)

いちばんお気に入りの語源辞典。
前回放送ではバラけて「使えなくなった」とされていましたが、過言です(笑)。
テープと木工用ボンドとカバーフィルムで修復したので、まだ1代目は現役!
念のため、2冊目を購入して手元に置いてあります。

(潰して使えなくなったのは、ほかの英和辞典です!)

この語源辞典は誤植も多いのですが、内容が充実していて、ストーリーもわかりやすいので、本当におすすめです。

④ 英英辞典サイト

⑤ 英和辞典サイト

⑥ 英英辞典アプリ

⑦ 羅和・希和辞典

⑧ 羅英・希英辞典サイト

シカゴ大学運営。
羅英辞典 Lewis & Short や希英辞典 Liddel, Scott and James (LSJ) が無料で調べられます。

⑨ その他(紹介順 + α)

Joe Biden’s victory speech, annotated

The Washington Post, Joe Biden’s victory speech, annotated
November 7, 2020 at 9:56 p.m. EST, Amber Phillips
https://www.washingtonpost.com/politics/2020/11/07/annotated-biden-victory-speech/
2022年7月11日アクセス

映画『アレクサンドリア(字幕版)』(原題:AGORA)

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00GCH53WK/ref=atv_dp_share_cu_r
2022年7月15日アクセス


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