
3つの就活大作戦とは…? 新卒が就活をマーケティング的に振り返る!
こんにちは!
トライバルメディアハウスに新卒で入社した、ふなやま なつみです!
今回のnoteは、自分の就活を振り返ってみたら、実は、マーケティングを活用していた!という話を「就活当時のわたし」と「現在の新卒のわたし」がゆる~く会話をしながら紐解いていくお話です。
———トライバルに入社して、1か月が過ぎたある日…
(心の声)
トライバルの方々はとても優しくて、いつも一生懸命で、お仕事を楽しんでいて、先輩方と話すたび、同期と過ごしていくたび、モチベーションがぐーんと上がって、頑張ろう💪と思えるんだよな~。
入社できて本当によかったな~。
まさか、自分がトライバルに入社できるとは思ってなかったし、
今は本当に、当時の自分の頑張りに感謝だな…😢
ありがとう…当時の自分よ…。
(モクモク……)
当時なつみ)え!呼んだ~?
新卒なつみ)え?1年前の?わたし?
当時なつみ)うん!トライバルの内定とりたてホヤホヤのなつみだよ!(笑)
新卒なつみ)???(当時の自分に会えるとは…。)
《補足》
当時なつみ)=就活当時のなつみ
➡ 2019年4月当時のわたし。大学4年生。トライバルの内定とりたてホヤホヤ。
新卒なつみ)=新卒のなつみ
➡ 2020年5月現在のわたし。トライバルの新卒1年生。マーケティングを絶賛学び中。
※設定の雑さは多めに見ていただけると幸いです。。。
新卒なつみ)内定おめでとう!
というか、就活生のなっちゃんが就活頑張ってくれたおかげで、1年後のわたしはトライバルで働けて幸せだよ!
でも、本当に就活大変だったよね。
当時なつみ)うん、本当に大変だったな~。
自分が分からなくなって、めっちゃ悩んだし、自分をうまくアピールするのが難しかったな~。
新卒なつみ)そうだよね、たくさん悩んで大変だったよね。
そういえば、就活生のなっちゃんは気づいてた?
当時なつみ)なにに?
新卒なつみ)なっちゃん、「就活でマーケティングを活用」してたんだよ!
当時なつみ)え!本当に?ただただ、一生懸命だったことしか…。どう活用してたんだろう…?
新卒なつみ)じゃあ、1年前のなっちゃんが就活にマーケティングをどう活用していたのか、一緒に振り返ってみよっか!
わたしの就活大作戦
新卒なつみ)早速だけど、どんな流れで就活したか覚えてる??
当時なつみ)うん。
まず、自己分析をやったよ。
その後に、説明会に行ったりしながら、業界分析や気になった企業の分析をしてたかな。
就活の軸って言われてるやつは、自己分析と企業分析をしながら決めたかな。
説明会に行って、もっと気になるな~って思ったら、エントリーして、ESや履歴書を書いたり、面接受けたりして選考に進んでいった…って流れかなー。
新卒なつみ)就活生のなっちゃんって、自分なりの就活作戦として、工夫していたことがいくつかあったよね。
当時なつみ)うん。作戦としては、主に3つかな。
自己分析の段階でやったのが「自分調査」、実際の選考段階でやったのが「しゃべる自分説明書作戦」と「おみやげ作戦」だよ。
全部自分で勝手にネーミングしたからちょっとださくて恥ずかしい~(笑)
新卒なつみ)たしかに…ダサ…イ…(笑)
それは置いといて…。なっちゃんの就活作戦はこんな感じだよね。
▼3つの就活作戦
当時なつみ)うん!
新卒なつみ)じゃあ、3つの就活大作戦について、1つずつ見ていこっか。
①自分調査
新卒なつみ)まず、なんで自分調査をしようと思ったの?
当時なつみ)就活は本やネットを参考に、自己分析から始めたんだけど、
自分は、「怖いもの知らず」で「チャレンジ精神」がある『パワフルで行動力がある』側面と、「慎重」で「よく考えてから行動する」『冷静』な側面の2つの側面があることが分かったんだよね。
でも、この2つの側面って、相反するもののような気がして…。
「自分には相反する2つの側面がある」この解釈って本当に合ってるのかな? ってのを確かめたかったから、自分に関わりのある人に徹底的に聞こう! と思って、自分調査をしたんだ。
新卒なつみ)なっちゃんがやった自分調査は、自分が立てた仮説が正しいかどうか調査で明らかにする、「仮説検証型(※1)」の定性調査と言えるね!
※1 マーケティングリサーチの種類
実態把握型 ➡ 市場や消費者や流通の実態を把握する
仮説検証型 ➡ 立てた仮説が正しいかどうか確かめる
効果測定型 ➡ どれほど効果があったのかを調べる
(引用:井徳正吾著『現場感覚でわかりやすい マーケティング戦略入門[理論と実践]』日本能率協会マネジメントセンター、2012年))
新卒なつみ)ところで、自分調査はどんな方法でやったんだっけ?
当時なつみ)家族や高校時代の友達、先輩、後輩、先生、大学の友達、バイト先の人とか…25人くらいにインタビューしたよ。
すぐに会えない人にはLINEでインタビューをして、会いに行ける人には直接インタビューをして聞いたよ。
何でそう思うのか、「なぜ?」を繰り返し聞いたから、今考えるとしつこかったかな~とちょっと反省…(笑)
新卒なつみ)でも、「なぜ?」を繰り返すことで、回答者の意識を深く掘り下げることができるのは、定性調査の良いところだよね!
それで、自分調査の結果はどうだったんだっけ?
当時なつみ)やっぱり、自分が立てた仮説は合っていて、「怖いもの知らず」で「チャレンジ精神」があるパワフルな面と、「ひたすら努力」して「よく考えて行動する」慎重な面の2つ側面があることが分かったの。
そして、新たに2つの発見もあったんだ。
1つ目は、見た目や印象について。
「いつもニコニコしている(高校時代の友人:Sさん)」
「話しやすい(大学時代の友人:Oさん)」
「いつも笑顔(バイト先の先輩:Sさん)」
「穏やか(大学時代の友人:Oさん)」
こんな意見が多かったよ。
印象については、あまり特徴がないと思っていたんだけど、みんなからは「いつも笑顔」「穏やか」「接しやすい」って思われていて、『おっとり』しているように見えてることが分かったんだ。
新卒なつみ)たしかに(笑)
おっとりしてるって言われることが多いよね(笑)
当時なつみ)2つ目は、2つの側面の関係性について。
「突っ走るところがあるけど、足りないところを常に考えている(高校時代の友人:Yさん)」
「周りをリード&フォローしている(大学時代の友人:Mさん)」
「怖いもの知らずなのに、心配性(大学時代の友人:Aさん)」
こんな意見があったの。
「ひたすら努力」して「よく考えて行動する」『慎重さ』の中に、「怖いもの知らず」で「チャレンジ精神」があるパワフルな『行動力』ってマインドが内包されていることが分かったの。
図でイメージにするとこんな感じ↓
新卒なつみ)内側にある『パワフルな行動力』が自分のエンジンになっているけど、それが暴走し過ぎないように外側の『慎重さ』がコントロールしているイメージだね!
当時なつみ)そうそう。
自分調査のおかげで2つの側面の役割と関係性について理解できたかな。
新卒なつみ)実際に自分自身を定性調査をしたことで、2つの側面の関係性を客観的に見ることができたんだね。
ところで、この自分調査で分かった内容って、実際に就活の選考で使ったんだよね?
当時なつみ)うん!それが次に説明する「しゃべる自分説明書作戦」!
②しゃべる自分説明書作戦
新卒なつみ)早速だけど、「しゃべる自分説明書作戦」ってどんな作戦だっけ?
当時なつみ)まず「自分説明書」は、①で紹介した「自分調査」を説明書として資料にしたもの。
「しゃべる自分説明書作戦」は、面接で自分調査の内容をでただ話すだけじゃなくて、「自分説明書」を用いて紙芝居みたいに説明する作戦。
実際に作った「自分説明書」はこんな感じ↓
▼自分説明書一部抜粋
当時なつみ)自分説明書を使って、自分について面接で説明したよ。
カバンから自分説明書を出すときは本当に緊張したな~(笑)
新卒なつみ)1年越しに見ると、なんか恥ずかしい(笑)
聴覚だけじゃなくて、ビジュアルを活用してコミュニケーションを工夫したところがポイントだね。
当時なつみ)そう!
面接って大抵は対面で話すだけが多いと思うんだけど、周りの就活生と同じ作戦で戦っても勝てないって思ってて…。
新卒なつみ)「周りの就活生と同じ戦法で戦っても勝てない」って思ったのはどうして?
当時なつみ)ぶっちゃけ、素晴らしい功績もないし、長期インターンシップや留学とかもしてないし、大学群名称があるような有名大学出身でもないし…。どこか周りの就活生に引け目を感じてたんだよね。
だから、自分ならではの戦い方が必要だと思って、「しゃべる自分説明書作戦」をやってみたの。
新卒なつみ)その考え方って、製品差別化によって企業が競争優位を獲得しようとする事業戦略の「差別化戦略(※2)」と似てるよね!
なっちゃん「自身」を企業、「自分の強み」や「スキル」を製品、「就活」自体を自身の事業と捉えると、
「自分の強みの差別化により、自身が他の就活生から競争優位を獲得しようとする就活の差別化戦略として②『しゃべる自分説明書作戦』を行った」と言うことが出来そうだね!
※2 マイケル・ポーターの競争戦略類型
コストリーダーシップ戦略 ➡ 事業の経済的コストを、他の競合企業を下回る水準に引き下げることで、競争優位を確保する戦略
差別化戦略 ➡ 製品差別化により企業が競争優位を獲得しようとする事業戦略
(製品差別化とは、市場が認知する他社の製品・サービスの価値に対して、自社の製品・サービスの認知上の価値を増加させること)
集中戦略 ➡ 企業の資源を特定のターゲット、製品、流通、地域、などに集中すること
(参考元:https://cyber-synapse.com/dictionary/ja-ha/porters-generic-strategies.html)
当時なつみ)うわぁ!わたしが他の就活生に負けたくないって思ってやった行動が、差別化戦略だったんだね!
新卒なつみ)そうだね!
自分調査だけで終わらずに、そこで見つけた自分の強みや特徴をうまく魅せる工夫が出来てたんだね!
それじゃあ、最後の「おみやげ作戦」はどんな戦法だっけ?
③おみやげ作戦
当時なつみ)これはまさに、選考に「おみやげを持っていく作戦」!
新卒なつみ)え?わたし、選考におみやげ持って行ったことあったっけ…?
当時なつみ)忘れちゃったの?おみやげって、菓子折りじゃないよ!?(笑)
選考というチャンスの場に、手ぶらでは行かないってこと!
新卒なつみ)あ~!あれのことか!
当時なつみ)そう!「ベトナムに関するオリジナル調査資料」のこと。
20代のベトナム人が何に興味があって、ベトナム人のツボは何かを探るために、ベトナム人の友達ににデプスインタビューを行って、ベトナム人に効果的なコミュニケーションのポイントを考察してまとめたものだよ。
これがわたしが選考に持って行った、「おみやげ」↓
▼ベトナム人に効く7つのポイント資料 一部抜粋
(個人情報に関する部分は一部変更しています)
新卒なつみ)そういえば、トライバルの3次選考(3日間のインターンシップ選考)に持って行ったね!
なんで「おみやげ」を持って行こうと思ったんだっけ?
当時なつみ)②「しゃべる自分説明書作戦」の紹介の時にも言ったように、「周りの就活生と同じ作戦じゃなくて、自分ならではの戦い方」をしたかったっていうのもあるんだけど、
実は、自分が好きなことややりたいことに関して、自分のイメージを持ってもらいたかったんだよね。
新卒なつみ)自分が好きなことややりたいことって?
当時なつみ)2つあるんだけど、
1つ目は、ベトナムが大好きで、いつかベトナムやベトナム人を幸せに出来るようなお仕事をしたいこと。
2つ目は、インサイトを探って考察したり、調べたことをまとめることが好きってこと。
新卒なつみ)つまり、「自分が好きなこと、かつ、役に立てることで、ベトナムに貢献できるお仕事がしたい」ってイメージを持ってもらいたかったってことだよね。
当時なつみ)うん!
ちなみに、トライバルはベトナムにも支社があるから、いつかマーケティングでベトナムに貢献できるお仕事ができるんじゃないかなって思って、このおみやげを持っていこうと思ったんだよね。
新卒なつみ)「自分の好き&やりたい」と「トライバルの特徴の1つ」が重なる領域でイメージを付けようとしたんだね。
まさに、「なっちゃん=ベトナム好き」っていう「ブランド連想」を高めることで、「ブランド構築」をしようとしたんだね!
当時なつみ)そうなのかも…!
「他の就活生と同じ戦いじゃだめだ! 自分ならではの戦い方をしよう!」って思ってやったことが、マーケティングに関連してたんだ…!
なんだかわたし、知らないうちに就活でマーケティングを活用していたんだね!
まとめ
新卒なつみ)改めて、就活生のなっちゃんが、マーケティングをどう活用していたかをまとめてみると…
①自分調査 ➡ 仮説検証型の定性調査
②しゃべる自分説明書作戦 ➡ 差別化戦略
③おみやげ作戦 ➡ ブランド構築
当時なつみ)就活でこんな風に活用してたんだね。
でもやっぱり、ネーミングがダサいね…(笑)
新卒なつみ)(笑)
当時なつみ)マーケティングって色んな所に隠れてるんだね。
新卒なつみ)うん!
わたしもトライバルでまだまだ勉強中だけど、どこにマーケティングが活用されているか見つけていきたいな~!
当時なつみ)それじゃあ、社会人1年目のわたし、がんばってね!
またね~✋
※このnote内の、就活に関する戦法などはすべて事実に基づき執筆しています。
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設定が雑な、当時のわたしと、新卒1年目のわたしのやりとりを最後まで読んでいただきありがとうございます!
わたしの就活体験録が、
「いま就活をがんばっている人」「これから就活をがんばろうとしている人」のお役に立てれば幸いです。
そして、マーケティングに少しでも興味を持っていただけたらもっと嬉しいです。
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