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地味で滋味。元気がない日への投資おかず「長芋のキューちゃん」は、浸すだけ。

夏になると毎年恒例で「きゅうりのキューちゃん(醤油漬け)」を手作りしようかな…と思うのです。
でも、塩揉み(水抜き)してから味をつけるという工程がどうにも面倒で腰が上がりません。

だから、塩抜きなし・切って浸すだけでOKな「長芋」を代用品にして、オールシーズン楽しめる【我が家のキューちゃん】ができました。


|誰もねぎらってくれないから、料理でご自愛することにした

遅く帰った日
時間のない日
ヘトヘトな日

今日はもう何も作りたくないな…って気分の時に、冷蔵庫を開けたら「ごはんのお供」がある…!って、だけで救われた気持ちになりませんか?

さっきまで気力ゼロだったのに「冷凍ごはんを温めて、注ぐだけのスープを準備しようかな…」って思えたり。

仕事に加えて、料理や家事、もちろん育児や介護だって、誰もねぎらってくれないから、料理でご自愛してあげようか…と思えたり。

何もせずに寝ちゃいたいくらい疲れた時でも、お腹が少し満たされると、一層深く眠れるから、やっぱり何かちょっと食べたいんですよね。

|地味だけど、実はとっても「滋味」なんです

長芋は、スーパーに年中無休で鎮座している「見た目の地味な食材」ですが、「実はとっても滋味」だって、知ってましたか?

漢方薬にも使われるほど「体をととのえる良い食材」なんです。

特に、繊細な胃腸を持つわたしは、積極的に食べた方がいいよ!と、漢方薬剤師の友人に教えてもらいました。胃腸や皮膚をすこやかにする働きがあるんだそうです。

胃腸のはたらきをよくするので、慢性的な下痢や食欲不振に使います。また、元気を補うので体力低下や治りづらい咳、頻尿や髪の劣化がみられる老化の症状にも有効です。

漢方ライフ

では、さっそくレシピをご紹介しますね!

|材料(作りやすい量)

長芋 200g
しょうゆ・酢 各大さじ2
みりん・ごま油 各小さじ2
鷹の爪 3〜4輪

|作り方

保存容器に、
しょうゆ・酢 各大さじ2、
みりん小さじ2を入れ、沸騰させます。

1分加熱してみりんのアルコールが飛んだら、
鷹の爪 3〜4輪
ごま油小さじ2を加えます。

本みりんにはアルコールが13%含まれているため、加熱してアルコールを飛ばしてから使うのがベターです。

切る方向がわかりやすいように皮付きで撮ってます
断面が四角くなるように切る

皮をむいた長芋200gを薄く、3〜5mm目安にスライスします。
できれば、写真のように繊維に沿って四角く切ると、保存容器に収まりやすいです。

薄すぎるとシャキシャキ感がなくなるし、暑すぎると味が滲みにくいので、3〜5mmくらいがちょうどいい感じです。

調味液に長芋を浸して、最低2時間〜ひと晩置きましょう。
味もなじんでおいしく食べられます。

残った調味液で「ハリハリ漬け」も作れちゃう

長芋を浸し終えたあとの調味液は、きゅうりと違って水っぽくなりにくいから、まだまだ使えます…!

お好みの量の小ねぎと水で戻す前の切り干し大根を入れて一晩置けば、ハリハリ漬けの完成です。これがまたご飯によく合うので、ぜひお試しください。

▼他にもあります。元気がない日への投資おかずシリーズ

|出版への道。つぶやき、ぽろり

ここまで読んでいただきありがとうございました。

先日、1冊目のタイトルがほぼ決まりました。
これまで約1年6ヶ月noteで発信し続けて、皆さんからの「スキ」やコメントをいただけたお陰で、気づけたことが沢山ありました。

その中で「わたしらしい言葉」や「届けたいメッセージ」も見つかり、それらを踏まえたタイトルになる予定です。

正式に決まりましたら、改めてご報告させていただきます!

今回のレシピも、作ってくださる方がいらしゃれば、コメントで教えてもらえたら、とっても励みになります。

発酵調味料・旬ごはんの食材別レシピ索引、作りました。今日のご飯作りにお役立ていただけたら幸いです。


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