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バターNG、豚肉が隠し味。ちょっぴり手間をかけて作りたい「たらこスパゲッティ」

「たらこスパゲティなんて、混ぜるだけのソースを買ってきたらいいじゃない」と思う方も多いかもしれません。

確かに、自分で作ろうと思えば、手間がかかります。
でも「微差が大差」というように、ちょっぴり手間をかけることで抜群においしくなるのだったら、作ってみたいと思いませんか?

|「ちょっぴり手間をかけること」を楽しみたい

混ぜるだけのスパゲティソースを否定するつもりはありません。わたしだって小さい頃は、大変お世話になりました。

安くて混ぜるだけで、すぐ食べられるのはとても魅力的。そこに疑いの余地はないと思っていたのですが、今の時代、何もかもが安くて・早くて・簡単になりすぎてることに、違和感を覚えるのです…。

時と場合によっては、早く安く作れて、すぐ食べられるのが有難いものですし、そういうシーンが現代は多いのも分かっています。

でも、生活の全てが「効率的・機械的」になりすぎた結果、心の奥が乾いたような虚しさを感じているのはわたしだけじゃないはずです…。

だから、別に料理でも、それ以外の何かでもいいので、自分が「ちょっぴり手間をかけて楽しみたいこと」を1つは持つことで、効率的で機械的な世の中とのバランスを取る必要があるんじゃないかと思うのです。

わたしたちは機械じゃないし、効率だけを追求するために生きているんじゃないのだから…。
一見無駄だと思える時間の中に、欲しかった答えのヒントがあったりするものだから…。

|バターNG。豚肉の脂でうま味を補う

さて、話を「たらこスパゲッティ」に戻しましょう。

純粋に、茹でたスパゲティにたらこを和えるだけだと、物足りないのです。

オリーブオイルや酒でうま味を足すだけでなく、バターのように動物性のうま味が加わることでおいしさが増すのです。けれど、わたしは乳製品アレルギーなので、バターを使うことができません。

そこで閃いたのが「ラード」です。
と言っても、市販のラードを買う必要はなくて、豚こまやバラ肉の脂身の部分をちょっぴり入れます。

お肉の食感はさりげなく、いわゆる「普通のたらこスパゲッティ」なのですが、豚肉の脂身のうま味とコクで満足感が抜群に上がるのです。

では、ちょっぴり手間をかけることを楽しむ「たらこスパゲッティ」をさっそく作っていきましょう!

|材料(1人分)

スパゲティ 80g
たらこ 50g
豚肉(バラやこま肉の脂身を中心に)20g
にんにく 1/2片
オリーブオイル 大さじ2
酒 大さじ2
しそ 2枚 or 刻みのり 適量
塩 ひとつまみ

|作り方

2ℓのお湯を沸かし、塩小さじ2(分量外)を入れ、スパゲティ80gを表記時間の通りに茹でます。

▼ふたりで食べる時は、こちらのグルテンフリーのスパゲッティを使います。言われなきゃ分からないくらい満足度高いです…!

フライパンに、オリーブオイル大さじ2とスライスしたにんにく1/2片を入れ、にんにくの香りが立ち上がるまで、焦げないように熱します。

酒大さじ2を入れてから、たらこを皮ごと50g加え(量はお好みで調節OK)、中身をスプーンで押しつぶすようにします。たらこに火が通って全体が白っぽくなったら、皮を取り除きます。

たらこを先に入れると、激しく油ハネするので、「酒→たらこ」の順で入れるのがポイントです。酒は、たらこの臭みを取って、うま味を補ってくれます。

包丁でザックリ粗みじん切りに刻んだ豚肉(バラやこま肉の脂身を中心に)20gを入れます。

バターの代わりにコクとうま味を補強したいだけなので、白っぽい脂身部分を中心に使うといいです。冷蔵庫にちょっとだけ残ってる、こま肉やバラ肉を使い回す感覚でOK。

豚肉の赤みがなくなるまで、菜箸でぐるぐると混ぜましょう。

茹で上がったスパゲティの水気をしっかり切ってからフライパンに入れ、ザッと全体を馴染ませます。最後に塩(ひとつまみ)で味を整えて、完成です。

使用する麺の種類や味の好みで、塩加減には個人差がありますので、最後の塩で調整してくださいね。

お皿に盛り付けて、千切りのしそ2枚or刻みのり適量をのせましょう。
わたしはどっちものせちゃいます…!

グルテンフリー麺の場合、普通のスパゲッティより油を多く吸い込むため、ちょっとパサついて感じるかもしれません。お好みでオリーブオイルをプラスして召し上がれ。

▼フライパンを新調しました。蓋つきなのにお手頃価格・軽くて便利でいいお買い物でした。ふたり暮らしにぴったりの22cm。オススメです。

▼わざわざスパゲティを別茹でする気力がない…。でも食べたい時、フライパン1つで作れる「ワンパンパスタ」のレシピです。

|ときどき、しかもちょっぴりの手間でいい

ここまで読んでいただきありがとうございました。

手間がかかったものって、やっぱり愛おしいもの。
子育て
大好きなワンちゃん
手編みのセーター(笑)

手間=愛おしさと言っても過言ではありません。

料理に毎日手間をかけてください、というのは無理な話なので、ときどき、しかもちょっぴりの手間でいいのです。

もし作ってくださる方がいらしゃれば、コメントやインスタグラムで教えてもらえたら、とっても励みになります。

発酵調味料・旬ごはんの食材別レシピ索引、作りました。今日のご飯作りにお役立ていただけたら幸いです。

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