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ゆるゆら音楽映画放談

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レビューやつらつらっと書いた感想置き場的マガジン。音楽関係はだいたいここ。
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2020年7月の記事一覧

今日は音楽三昧だった。
J-WAVE「音楽を止めるな」約9時間特番、Mステ3時間半特番。
音楽が流れている空間は、豊かだ。そこに広がりが生まれる。
音と思考、音と感情、音とつくるものの中に流れが生まれる。
今はエンターテイメントが厳しい時。触れて、呟き、手を伸ばしていたい。

おかえりなさい

おかえりなさい

天才とうたわれ一時代を築いた音楽家が「次世代の天才」登場に愕然とし、失意を拭い去れないままトラブルを抱え、やがてその世界を去る。しかし「次世代の天才」曰く、邦楽で一番好きな曲は去った彼の代表作だと。

「次世代の天才」が手掛けたアーティストは、ある創作集団の設立者だった。その創作集団のメンバーが手掛けたのは、音符に愛された新たな天才。豊かな経験に裏打ちされた圧倒的なクオリティの高さに衝撃がはしる中

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ヴェノーヴァを買った。
最初の1音目からよい音が鳴って、わたしはとても嬉しい。実のところ、もう少し音を出すのが難しいかと思っていた。
今週はそのほかにCDやグッズなどを購入。普段は出来ないから、少し自分を甘やかしてみようと思う。
それが周り回って誰かの支えになれば、尚良し。

だんしゃれない。

だんしゃれない。

断捨離がすっかり定着した昨今だけれど、絶対に断捨離できないものがある。

CD。

何枚あるのか数えるのも挫折する、CD。

時に廃盤になったりする、CD。(かなしい)

そう、CDは増える一方。いや、増やしているのはわたし自身だけれど。
場所には限りがある、わかっちゃいるけどやめられない。むしろ場所はつくる。

ジャケットのアートワーク。
ブックレットのデザイン。フォント。
愛に満ちたライナーノ

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review温故知新「Sorrow and Smile」高野寛

review温故知新「Sorrow and Smile」高野寛

良質なポップスの中に見え隠れするsorrowsmileの前にsorrow、このアルバムのタイトルはまさに絶妙。
本作に漂う音楽的な充実感、突き抜けた職人芸や明るさの裏側に通底する、そこはかとない悲しみや迷いの存在。

内省的な歌詞は時に甘く、ちょっとかじり聴いたくらいならばただありふれた光景にも見える。しかしそのありふれた光景こそが大切なのだというモチーフが繰り返され圧巻のラストに連なっていくこと

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