【あとがき特別公開】自らを知り、最適な環境を作り出すヒント。『ADHD2.0 特性をパワーに変える科学的な方法』
エドワード・M・ハロウェル博士とジョン・J・レイティ博士は、30年近くも前に、『へんてこな贈り物―誤解されやすいあなたに―注意欠陥・多動性障害とのつきあい方』(原題:Driven to Distraction)という本を著し、世界で100万部以上を売り上げた、ADHDの第一人者です。そんなお二人の2021年発行の著書『ADHD2.0: New Science and Essential Strategies for Thriving with Distraction--from Childhood through Adulthood』の日本語版が、9月19日、ついに発売となりました。
ご自身もADHDを持つというお二人が、ユーモアにあふれた筆致で、最先端の医学的知識に裏付けられた実践的な内容を紹介した本書。
原著を読み、ぜひともこれを日本で紹介したい!と、熱意をもって翻訳に取り組んでくださった、橘陽子さんによる「あとがき」を特別公開します。
気になった方はぜひ、本書をお読みください!
■目次
はじめに
第1章 特性のスペクトラム
第2章 脳の悪魔を理解する
第3章 小脳のつながり
第4章 つながりの持つヒーリング・パワー
第5章 最適な課題を見つける
第6章 素敵な環境を作り出す
第7章 運動のパワー ―― 動いて集中、動いてやる気
第8章 薬物療法 ―― 恐れられるほど鮮やかな効果
第9章 まとめ ―― 感覚をつかんで実現しよう
■著者
エドワード・M・ハロウェル
精神科医。
ハーバード・カレッジとテューレーン医学大学院を卒業、ハーバード医学大学院で21年にわたって教員を務める。ジョン・J・レイティとの共著書、『へんてこな贈り物―誤解されやすいあなたに―注意欠陥・多動性障害とのつきあい方』(Driven to Distraction)により、ADHDへの理解を革新的に広める火付け役となる。「ハロウェル・センター」をボストン・メトロウェスト、ニューヨークシティ、サンフランシスコ、シアトル、パロアルトに設立。
ジョン・J・レイティ
医学博士。
ハーバード医学大学院で臨床精神医学の准教授を務める。エドワード・M・ハロウェルとの共著書のほか、『脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方』(Spark: The Revolutionary New Science of Exercise and the Brain)を著し、脳と運動のつながりに関して世界をリードする。マサチューセッツ州ケンブリッジとカリフォルニア州ロサンゼルスの2拠点で個人診療を続けている。
■翻訳
橘 陽子(タチバナ ヨウコ)
翻訳家。横浜国立大学教育学部生涯教育課程カウンセリングコース卒業(学士〈教養〉、臨床心理学)。バベル翻訳専門職大学院修了(米国専門職修士、文芸翻訳学)。1 級翻訳士( J T F )。人の心に訴える翻訳と心理学を好む。
■日本語版監修
榊原 洋一(サカキハラ ヨウイチ)
1951年東京都生まれ。東京大学医学部卒業。東京大学医学部講師、東京大学医学部附属病院小児科医長、お茶の水女子大学理事・副学長を経て、現在、お茶の水女子大学名誉教授。医学博士。著書に『最新図解ADHDの子どもたちをサポートする本』 (ナツメ社)などがある。
■書籍概要
『ADHD2.0 特性をパワーに変える科学的な方法』
エドワード・M・ハロウェル+ジョン・J・レイティ=著
橘 陽子=訳
榊原 洋一=日本語版監修
体裁:四六判/360ページ
価格:1,870円(本体1,700円+税10%)
発売日:2023年9月19日(火)
発行:ナツメ社
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