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"斜め上向き"のコンテンツ作り:バーティカルSaaSのマーケ話

こんにちは、不動産特化SaaS「プロポクラウド」のマーケティングをやっているなつめ(@natsume_1231)です

マーケティング手法についての談義はよく目にしますが、セミナーやe-bookなどの内容作りについてってあんまり見かけませんよね🤔

手法については定量的なプレゼンテーションができるけど、コンテンツについては定性的な評価になるところも多いし、企画力は個人の感覚や美学に依存する、ある種の職人技かなとも思ってます。

ただ個人的には、手法よりもコンテンツ作りの方が大事だと思っているタイプで、バーティカルSaaSの世界に来てその重要性をより感じています。
そんなこんなで、今日はコンテンツ作りの話をしようかなと思います😊


BtoBマーケにおけるコンテンツ作り

施策のKPIは、新規有効リードの獲得であるということは大前提にして、目標達成のために私がコンテンツ作りで大切にしていることあえて具現化すると下記の3つです。
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①顧客の現在地を捉える
②顧客を取り巻く社会情勢やトレンドを捉える
③サービスを売ること<業界をより良くすること
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①顧客の現在地を捉える

まず大事なのは、その内容に共感を持ってもらえるかということ。そのためには、ターゲットとなる人たちが今何に満足していて、何に悩みを抱えているのかをきちんと把握していることが大事かなと思ってます。


②顧客を取り巻く社会情勢やトレンドを捉える

不動産業界の人たちの接触メディアとして、下記3つをおさえるようにしています。

◉不動産専門業界新聞
バーティカルSaaSのマーケをやるのであれば、まずおさえるべきは業界新聞。特に業法の下に仕事をしている不動産業の方にとっては、ここで情報には特にアンテナを張っています。
また唯一、競合他社の情報を知れる場所でもあり、社内回覧されている企業も多いのかなと思います。
◉ワールドビジネスサテライト
言わずと知れた経済ニュース番組。経済や社会情勢に大きく左右される不動産業にとって、かいつまんでその日の経済状況がわかる番組として特に経営層の方が見ています。
不動産の地価情報が定期的に取り上げられているのもWBSならでは。
◉日経新聞(電子版)
特に大手企業の経営層の接触率が高いですかね。
私の場合は、企画練りのツールとしても活用しています。電子版には、気になるキーワードで記事をまとめてくれる機能があるので、企画で悩んだ時はこの機能をフル活用して、何がトレンドなのかを徹底的に調べたりしてます。

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(日経電子版:不動産仲介、中古マンションなど関連ワードをフォロー)

ターゲットとなる人が何を視標として、何に感心を持っているのかは企画の方向性を決める大きなヒントとなります。マーケターとして、その感度をブラさないために日々、心掛け続けています。


サービスを売ること<業界をより良くすること

①②を踏まえた上で特に大事にしているのが、③サービスを売ること<業界をより良くすることです。

私たちが提供しているサービスは、不動産売買業界における課題解決策の断面でしかありません。
ただSaaSというサービスを取り扱う以上、顧客課題と向き合い、その課題解決に寄り添い進化するサービスでなければならないとも思っています。なので、顧客のファースト接点を担うマーケティングのタイミングから顧客と寄り添い続ける姿勢を示したいと考えています。

「サービスを売ること<業界をより良くすること 」

企画の最終仕上げ段階で、改めてこの方式が成り立っているかセルフチェックをするようにしています。そしてこのコンテンツに興味を持って触れてくれた皆さんが、斜め上を向いてくれるポジティブな企画になっているのか…。

「プロポクラウドのセミナーは毎回勉強になるな〜」と、②であげたメディアの並びにくい込むくらい重宝してもらえるコンテンツ提供するのが1つの目標ですかね😃


以上、①・②・③を加味して出来上がった企画が、下記のインサイドセールスセミナーです。

「今さらインサイドセールスですか?🤔」とツッコミをいただきそうですが、不動産売買業界においては、まさに「これから」トレンドとなるバズワードなんですよね〜。(理由を語るとさらに長くなるのと、きっとプロポクラウドメンバーの誰から発信があるので、今回は端折ります😂)


バーティカルSaaSにおいてコンテンツ作りが重要な理由

私たちはABMを基軸としたマーケティング活動を行っています。

ターゲットの幅と手段に限界がある分、コンテンツでフレッシュさ出すことで新規リード獲得の幅を広げて続けていくのは重要なマーケ施策の1つだと思っています。

なので四半期ごとに実施計画を立てて、この期間にどういったセミナーやe-bookを企画するのか、リード獲得数×トレンド性×企画のかぶりバランスなどの視点と合わせて、チームですり合わせをして企画進行しています。

また、企画の質を高めるためにセールスチームとも連携をし、コンテンツ軸での定量的な振り返りも月次で実施しています。

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テクニカルな手段だけではカバーできないからこそ面白みを感じるし、マーケターとしての総合的な力量が試されるなと思うバーティカルSaaSのマーケティング。

これからもコンテンツ作りにも全力で取り組んで行き、ミッションにコミットし続けて行きたいなと思います🔥

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