Natsuki | ソーシャル×ローカル

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国際教養大学卒→商社→NPO。社会課題解決をキャリアに。地域分散型のサステナブルな社会を。一般社団法人RCF コーディネーター。学生時代はアメリカ・ザンビア・ケニアのNPOに所属。RCFでの担当テーマは復興、防災、企業版ふるさと納税、スポーツなど。一児の母。

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  • 未来への手がかり

    社会のこと、会社のこと、自分のこと、未来を考えるヒントになった本を記録するマガジン

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なぜ、名もなき非営利団体職員が副市長に内定したのか

さて、前回、安芸高田市の副市長に内定したけれど議会に否決され実現しなかったという話を書きました。 内定報道時には商社の経歴ばかり取り上げられましたが、面接時に聞かれたのは現職・RCF(※)での経験でした。今回は面接やその後の議員との意見交換会などを通じて感じた、コーディネーターへの期待を紐解きたいと思います。 (※)一般社団法人RCFは、地域や社会の課題に対し、行政や企業・NPOと連携し、事業を企画・推進する団体です。団体HP:https://rcf311.com/ 副市

    • "こどもとの向き合い方を考える"読書会in佐久始めました

      長野県佐久市に移住して2年目。2〜3ヶ月に一度、自分とこどもとの向き合い方を考えるきっかけとして、読書会を持つことにしました。 こどもが小学校にあがったとき、初めて子育てに悩んだ。 いわゆる2歳のイヤイヤ期もほぼなく、すくすくと育っていたのだけれど、小学校に入って迎えた7歳反抗期。 全てが嫌。全てに対してノーから始まる。 そして学校が始まり、彼の中に新たな価値観がつくられていくのを感じた。 「大人には意見したらいけないんだよ」 「学校は勉強するところだって先生が言ってた

      • 人間の尊厳。息苦しさを感じる社会だからこそ、改めて考えたい。

        数年ぶりに映画館で映画を見た。自分ではコントロールできない状況下におかれて悶々としていたある日、突然思い立って映画を見に行った。その日までそんな映画がやっていることも知らなかった。 見た映画は「ラーゲリより愛をこめて」。戦後、ソ連の捕虜となり、収容所’ラーゲリ’に抑留された山本幡生さんの半生を描いた映画。 ちなみに私は二宮和也さんのファンでも、北川景子さんのファンでもありません(笑) それでもこの映画は、見てよかった。 シベリア抑留とは 第二次世界大戦の終結後、満州

        • 少し前に牛乳をやめた、でも「買いかた」で応援にもつながるんだ~未来への手がかり『しあわせの牛乳』

          「しあわせの牛乳」を読んで、改めて自分の「買いかた」を考えた話。 「未来への手がかり」は、社会のこと、会社のこと、自分のこと、未来を考えるヒントになった本を記録するマガジンです。 少し前から家でのミルクに牛乳を買うのをやめた家ではもっぱらアーモンドミルク。味はオーツミルクの方が好きだけれど、栄養面を考えてアーモンドミルク派に。 (ミルクだけでは飲まないので、基本的にコーヒーのお供。どちらもコーヒーにはぴったりです。ちなみに豆乳はコーヒーに合わないと思っている。) きっか

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          台風災害から1年8カ月、なぜ今でも家屋の修繕が続いているのか

          ご一緒している千葉県鋸南町での話。 みなさんは東日本に大きな被害をもたらした、2019年の台風15・19号を覚えているだろうか。 千葉県鋸南町は、人口8,000人弱の町ですが、住家の68.4%、計2510戸が被災しました。(全壊16戸、半壊334戸、一部損壊2144戸、令和元年11月13日時点) 半壊以上の場合に適用される応急修理の申請件数に対し、鋸南町では99%が完了となり、一見、町は発災前に戻ったかのように見えます。 一方で、最も被害の大きかった岩井袋地区では、世帯

          台風災害から1年8カ月、なぜ今でも家屋の修繕が続いているのか

          関係者マップをつくらずに社会事業を始める危険性

          毎年この時期は、地方創生人材支援制度の企業登録の時期です。RCFも自治体への人材派遣可能企業として登録しています。今年の登録内容の検討の中で、やはり派遣時はまず地域の関係者を把握するところからだよね、という話をしていました。 そこでふと最近読んだ本が思い出されました。 NPOの専門家であるキャサリーン・ケリー・ヤヌス氏の『ソーシャル・スタートアップ』。 関係者を把握せずに始めた社会事業はインパクトを出せないNPOにいると、うんうん、そうだよね、という内容も多いのだけれど、

          関係者マップをつくらずに社会事業を始める危険性

          未来への手がかり『自律する子の育て方』

          「未来への手がかり」は、社会のこと、会社のこと、自分のこと、未来を考えるヒントになった本を記録するマガジンです。 元・麹町中の校長である工藤勇一さんと、神経科学と教育を結ぶ青砥瑞人さんの共著「自律する子の育て方」を読んで、自分の子育てと地域の教育を考えた話。 人はネガティブな記憶をより強固に記憶するこれはもう、今までのいろんなことが、なるほど、これは脳の仕組みだったのかと納得したのですが、ヒトの脳は本来、自己否定に陥りやすいそうです。 もともとは自分の欠点や弱みを把握し

          未来への手がかり『自律する子の育て方』

          副市長になるかと思ったらならなかった話

          こんにちは。一時、一部界隈で時の人となりました四登です。 5カ月前。副市長の公募に応募したときには、まさかこんなことになるとは思わなかった。 2021年1月。広島県の安芸高田市というところで、副市長の公募がありました。 出典:AMBI 私は今、一般社団法人RCFというところで、行政や企業、NPOと連携した社会事業の企画・推進をする仕事をしています。 今までの経験や培ってきた能力を総結集させるようなこの仕事、ぜひ挑戦してみたい!と思ったらなんと、4115名の中から内定しま

          副市長になるかと思ったらならなかった話