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遺書No.560 シド・ヴィシャス。

※この記事は2004年7月6日から2009年7月5までの5年間毎日記録していた「遺書」の1ページを抜粋して転載したものです。

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2006.1.15
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世の中何が起こるか分からんし気をつけようね。
てゆか、何が起きてもかしくないね。
先入観、固定観念や既成概念といった常識に捕らわれ過ぎたオツムじゃ、 世の中がつまらんよね。

可能性ってやつぁ、無限大なんですよ。
文化は常に生み出されるモノ。
それはいつだって常識破りから始まってるんだ。

何を言ってるか分からないって?
自分でもよく分からないよ。
ただ、座右の銘には決してしたくないけれど、
振り返ると当てはまる銘ってのがあってね、
『七転び八起きの筈が七転八倒』。

こんばんは、みーくんです。

シド・ヴィシャス。

言わずと知れたミュージシャン。
世界中にパンクロック・ブームを巻き起こした、
『セックス・ピストルズ』の2代目のベーシストである。

未だにパンクの象徴として語り継がれる、
正真正銘のロックスター。

もっとも、ベーシストとは名ばかりで、
彼はまるでベースが弾けなかったし、
曲が作れたわけじゃないし、
唄がうまい訳でもない、なんて話もある。

レコーディングの時には、
不仲でクビにした前のベーシストを呼び寄せて録っていたとの噂まである。

じゃあ、
なぜ彼がロックスターとして語り継がれているのか?

彼は生き方そのものがパンクなんだ。

良識ある大人に罵声を浴びせ、
親切な警察官を殴る。
まるで、自分が絶対的な正義だと言うように。

ムーブメントが失速していき、
次第にパンクロックが時代遅れになっても、
彼は『ノーフューチャー』と叫び続けた。

そして、
ステージ上では一瞬だが誰よりも輝いていた。

その刹那的な生き方が、
俺達に強烈な何かを植え付けている。

ちなみに彼は21才でこの世を去った。

世間に許容されない感性を持っているなら、
隠す必要なんてない。


自分だけの特権。
新たな革命。
もしかしたら使命。


誇りを持てばぃぃ。


植えつけられた常識と社会のルールは、
永久不変の摂理なんかじゃない。
先代の文化風潮、主義思想、社会環境、
それらの都合に合わせて作られたモノだから。

あまり縛られなくていい。


勿論、モラルとルールは別モノだ。
モラルに反する事は人として間違っている可能性はある。
良識は必要だ。


だが、常識知らずと常識破りは違う。


自分が苦しいと思える世界は、
もしかしたら、
『自分には新たな世界を作り出す感性が備わっているから』なのだと、
そう考える事も出来るんじゃないか?


存分に常識を破れ。
良識を持って常識を壊せ。
それは可能性というモノだ。

同調圧力なんかに屈するな。
多様な個性の爆発こそ新時代を作るんだ。


新たな世界を作り上げるのは君かも知れない。


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2021.12.30
毎日遺書を書き始めた当時560日目の投稿内容。
おっと?最後に今風なこと言及してるじゃんね!?これ15年前に言ってたの割とイケてるなw
『同調圧力に屈するな、多様な個性の爆発こそ新時代を作る』だってさ!


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。