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ガラスの向こう側に君がいた

君は鏡の前で 髪を整えている

僕は教室の片隅で 廊下の彼女を見ていた

すれ違う瞬間に 胸が高鳴る

視線を送っていた事に気づかれたような気がして

思わず 目をそむけてしまう

そんな毎日の中で あるとき

彼女はバックを落とし

飛び散った消しゴムや鉛筆をひろい集める

近くにいた 僕は

拾うのを手伝った

彼女は「ありがとう」と言った

僕は期待していた言葉なのに

不意をつかれたような喜びを覚えた

その後 彼女は「よく会いますね」と言った

僕は彼女に恋をしていた



Words written in 1994.
from "黒歴史ポエム"


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。