主フ業の目に見えない家事と報酬について
毎日お仕事され、働いてる全国のパパさん、お父さん達、お疲れ様です。
もちろん、ママ、お母さんだってお疲れ様な訳ですが、それは当然すぎる上に、今回は自戒の意味も込めて、専業主婦をパートナーに持つ方や主フ業をパートナーに丸投げしている男性を主語にして、書かせていただきたいと思います。
さて、まずは、頭の体操から入りましょう。
あなたが少ない休みで働き続ける仕事の対価や報酬が、仮に給与や収入だとするならば、家事育児に休みなく日々奮闘し続けているパートナーが得られる対価や報酬って、なんだと思いますか?
家族の笑顔?
子どもの笑顔?
あなたの笑顔?
いえ、そもそも当人が対価や報酬を感じられるような何かを、あなたのパートナーは得られているのでしょうか?
そもそも、主フ業の対価や報酬というモノ、考え方について、これまで考えた事がありますか?
その対価や報酬は、どんな時に得られると思いますか?
あるいは、仕事の報酬が給料や評価であるならそれは会社がくれますが、家事育児の報酬は誰があげられるものだと思いますか??
もしかしたら、主フ業の対価は、子どもの笑顔や家族の幸せ・・・と呼べるのかも知れませんし、それも間違いではないかも知れません。
ただ、それは本人がそう感じているならまだしも、その苦労を知らない他人が決められる答えではありませんよね。
家事に育児にと終わりなく続く主フ業の過酷さは、自分の幸せを犠牲にしてでも喜んでしたくなるといったような、パートナーが無条件で頑張りたくなるといったような、能天気でお気楽な仕事では決してありません。
少し厳しい表現をすれば、
そんな脳内お花畑なマインドや覚悟で務まる業務ではない、
とボクは思います。
だからこそ、主フ業の報酬というモノについても、今回は考えてみて欲しいなと思いました。
さて、もしも報酬と呼べるものがあるとするのなら?
それは、パートナーからの心からの感謝の気持ちや、リスペクトや、労いの言葉や、支えでありパートナーとしての自覚であり、覚悟であり、パートナーの状況や気持ちを理解し、寄り添おうとする姿勢であり、行動なんじゃないかと思います。
そして、それをあげられるのは、パートナーのあなただけです。
ただ、その報酬がなくても、子どもがいれば育児は必要ですし、生活していれば家事も必要です。
「給料が貰えないならやーめたー!」と子どもの世話を放置したり、投げ捨てたりは出来ません。
もちろん、役割の分担や割合の形は、各適性や関係性など各家庭毎に色々な形があるし、何が正しいとかは決まった答えはと思います。
ただ、家事も育児も、何の報酬もなしにモチベーションを高く維持できるような能天気な夢物語ではないことは、どんな家で誰であっても、基本的には同じことかと思います。
また、例えば料理という家事の1つをとっても、ただ「作る」という「行動する家事」だけではありません。
毎日献立を考えたり、栄養を考えたり、子どもの好き嫌いを考慮する必要があったり、中にはあなたの好みもあるかも知れませんし、同じメニューばかりにならないように気を使ったり、あとはそれ以上に、大きな思案事項として冷蔵庫の中身(今ある食材やその分量、組み合わせて出来るもの、賞味期限、それらを考慮した場合の優先使用順位など)を考えたり、それらの条件に応じて買い物が必要なモノを考えたり、スーパーの安売り日や食材毎の特売日の把握だったり、その日までの計画だったり、それらの「考える家事」というものがとにかく多いのです。
むしろ、洗濯でも何でもこれらの「考える家事」の方がめちゃくちゃ多いうえに、そこにTPOの概念の通じない唯我独尊の子どもの横槍が常に入ってくる訳です。
そんな中で休みもなく、体調不良でも寝込むこともできない、そんな過酷な主フ業にまさか無報酬で頑張って当然だなんて思えませんよね?
ちなみに、パートナーからの「何がたべたい?」の質問、受けたことありますよね?
何でもいい、と答えたらキレられたとか、好きなモノを答えたり何でもいいけど気を遣って答えてみたけど違うのが出てきたとか、あると思いますが、アレもおそらく、いえ大抵の場合は、あなたの好みが知りたい訳ではなくて、上で書いたような「考える家事の手伝い」を求めてるのではないかと思います。
そこを理解しておかないと、結構な確率で「スレ違いによる喧嘩」にも発展しかねないと思います。
繰り返しますが、家事に育児にと主フ業を丸投げしてる方は、今すぐ、パートナーさんが対価や報酬を得られているか?考えてみては如何でしょうか。
あなた自身はパートナーに感謝や労いやリスペクトを感じているか?それを伝えているか?考えてみると良い機会だと思います。
自分がもし、無給&無休で働き詰めで、しかも周りからのサポートも労いも無かったら、どう思うか?どうなるか?耐えられるか?一番身近にいるパートナーがんな自分に無関心だったら、パートナーに対してどんな想いをいだくか??
さぁ、考えてみましょう。
そして、自分たちにあった形でいいけど、それぞれの当事者意識を持って、パートナーへのリスペクトや感謝の気持ちを持って、労いの言葉や感謝の言葉を伝えましょう。
いざ、パートナーとの幸せな生活の実現を!!
*夫婦のパートナーシップや子育てに関して、男性に向けた記事を他にも書いています。
よろしければご覧頂けると嬉しいです。
過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。