遺書No.721 悪魔組曲『遭難』。
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2006.6.28
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【温故知新】(おんこちしん)
こんばんわ、みーくんです。
疲れ過ぎててネタも浮かばない。
こんな時はね、
ひたすら思いつきだけで書き殴る、
この遺書でも第何弾になるか分からない程の、
もはや恒例の完全インスタント小説。
その名も、悪魔組曲。
今回のタイトルは『遭難』。
※あの3人兄弟が帰ってきた!!
3人の兄弟が山登りに行って、遭難した。
夜になり「このまま死ぬのか?」と思ったとき、
1件の民家が見えた。
助かったと思い訪ねてみると、
その家には見たことがない程の美人の娘と、
めちゃくちゃ怖そうな親父が住んでいた。
「よそ者は泊めない」と親父は言ったが、
「かわいそうだから」と美しい娘が説得し、
3人兄弟は物置小屋に一晩泊めて貰う事になった。
なんとか命を繋いだ3人兄弟だったが、
その娘の余りの美しさに目が眩んだ3兄弟は、
あろうことか、夜中にトイレに起きてきた娘に、
襲いかかってしまった。
しかし、娘の悲鳴を聞き付けた親父に、
3人兄弟はすぐに取り押さえられた。
「お前等、全員殺す!!」
恐ろしい剣幕と共に日本刀を抜く親父。
3兄弟は、土下座をしながら必死に謝った。
そうすると、父親は言った。
「・・・ならば、一度ずつチャンスをやろう。
ここは山奥で食料も少ない。
山から食料を持ってきたら、
山のふもとへ抜ける裏道を教えてやろう」
えっ!?食糧を持ってくれば助かる!?
条件を聞いた3人は、
すぐに小屋の近辺を探した。
はじめに戻ってきたのは、次男だった。
次男は、山ブドウを持ってきた。
それを見た父親は、
「それをケツの穴にいれて見ろ」
と言った。
「えっ…」
次男は動揺したが、殺される訳にはいかない。
言われるがままに、
1粒のブドウを自分のケツの穴に入れた。
そして次男は、
裏道を教えてもらい、 無事に山を降りた。
次に、三男が大きく実った栗を沢山抱えて、
足早に戻ってきた。
父親は同じように、
ケツの穴に入れることを命じた。
三男は必死に頑張って、
栗をケツの穴に入れ始めた。
だが、
『ブホッ!!!!』
もう少しで全部入るという所で、
三男は何故か笑って噴き出してしまい、
栗はケツの穴から勢いよく飛び出してしまった。
・・・三男は、そのまま父親に殺された。
三男は、見てしまったのだ。
嬉しそうに、
スイカを抱えてこちらに走ってくる、
長男の姿を・・・
過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。