見出し画像

ほんとうに優しい人間は

強くなくちゃいけない

傷ついた心と体を

その温もりで癒してほしい

もう引き返せない

星空を眺めて

悲しみに耐える

涙を浮かべて

本気で泣けばよかった

流れゆく悲しみに

終止符をうとう

おもい切り泣けば

想いも安らいでゆく

心から感じたその瞬間に

優しい人間になり始める

愛しいと

別れて初めて気づく

抱きしめて

涙を拭いたその瞳

大事に思い始めてしまったから

悲しみに耐えながら

あきらめてゆく

好きだから姿を消した

本当に人を想いやる事ができるから

あきらめることしかなかった

ほんとうに優しい人間は

やさしい手を持っているから



Words written in 1994.
from "黒歴史ポエム"


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。