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【大喜利のお題を選んで小話を書きなぐる75】 生命保険のCM。絶対入んない・・どんなの?

生命保険。

けっこういい歳になってきた私ですが、保険というものはよく分かっておらず、生命保険に関しては、今のところは未加入です。うまく言えませんが、「保険」って、単語を聞くだけでちょっと億劫になってしまいます。

例えば、住んでいるマンションで加入している火災保険の話なのですが、更新の際に「新たなプラン」が増えていて、再検討をオススメされました(紙面で)。大事なことだからと思い、頑張って説明書を読んではみたものの・・・「条件が多くて分かりづらい」うえに、「全ての災いをパーフェクトにカバーできるプランは、実質なさそう」ということも薄々分かったので、結局は基本プランのままです。

現代における「保険」とは、なぜこんなにもややこしいものになっているのでしょうか。基本的に「保険」とは、「未来に起こりうる不幸や災いを予測して、いざというときのために毎月つみたてておくもの」だと認識しています。だから、例えば火災保険であれば、いざ火事が起こった時、自身の過失あるなしに関わらず、とにもかくにも「家や家財が燃えた」のであれば満額出してほしいですよね(意外と出るのかな?よく分かっていないので、深くは突っ込まないでください)。そんなこと人生で何度も起こるものではないと思うし、起こってほしくない。そういうものだから「保険」に入っておくのだからこそ。

生命保険のCMといえば

さて、「保険」について思うところはこれくらいにして・・・そろそろお題に応えていきましょう。

今回のお題は、「保険」の中でも特に「生命保険のCM」にフォーカスします。保険のCMといえば白いアヒルちゃん・・・を思い浮かべそうですが、あれは医療保険を中心にPRしているため、意外と的は外れている可能性があります。とりあえず、よくある「生命保険のCM」を見ていこうと思います。

こんな便利な動画を発見!これなら一気に見ていけますね。

ひと通り見て感じた、「生命保険のCM」の特徴はこちら。

・結婚式、父が娘の回想がち
・生命保険の歴史をイメージ俳優が語る
・小田和正さんとか松任谷由美さんとかミスチルとか、感動的で優しいBGM
・子供の成長を見守る親と一緒に、そばで支え続けた生命保険(子供は夢を叶えがち)
・がんばるサラリーマンと、それを支えている家族の絆
・子どもの絵や、一般募集の写真
・お客さんのお家へ訪問した保険のセールスマンが爽やかで好印象、めっちゃ気さくにセールスポイントを解説、最後に小ボケあり
・スポーツマンが出演
・未来の自分たちがやってきて説教してくる
・いざという時のことを力強く説得してくる
・可愛い動物のキャラクター

これらは全て、「生命保険」をポジティブに見せる演出といえるでしょう。つまり、これらと真逆の印象を抱かせるような演出にすれば、視聴者の方々に「絶対入らない!」と言わしめることができるのではないでしょうか。

入りたくなくなる「生命保険のCM」例

・こっぴどくフラれたばかりの独身サラリーマンの主人公が、見ず知らずのセールスマンに「愛情はお金では買えません」と言われる。しかもそのセールスマンがアタッシュケースの中の札束をめっちゃ見せてきて「世にも奇妙な物語」みたいになっている。

・BGMがアップテンポなボカロ曲

食べ物を擬人したキャラクターがセールスマンをやっており、次の瞬間お客さんに頭を食べられながらも『人生何が起こるか分かりません』とPRを言い出す

・太宰治「人間失格」のストーリーを題材にしており、主人公の壮絶な半生から人間の負の側面や「立派に生きる」ことの難易度の高さ、保険など入っていようがいまいが、どうにもならないことばかりなのだと強く自覚させられ、考えさせられて終わる

なんだか・・・どれもシュールですね。あくまで「生命保険」をPRするためのCMだと考えると「食べ物を擬人したキャラクターがセールスマンをやっており、次の瞬間お客さんに頭を食べられながらも『人生何が起こるか分かりません』とPRを言い出す」がしっくりきますが、いかがでしょうか。

私の中では、この役は「ボボボーボ・ボーボボ」のところ天の助あたりがやってくれると嬉しいです(アンパンマンだとさすがにシュールすぎるので・・・ちょっと見てみたい気もしますが)。


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