退職時に受け取った言葉
きのう前職の先輩と久しぶりにご飯に行って色々話した。
帰り道、電車に揺られながら前職時代のことをぼんやり思い出していたところ、ある方からもらった一言をふと思い出した。
わたしの前職のお仕事
私は前職で二つの新規事業に携わっていました。
そのうちの一つが、子育て世帯向けの保険サービス事業。
保険業界は全くの初めてのお仕事で最初は不安も大きかったけれど、保険資格を取ったり、先輩や同僚に教わりながらなんとかキャッチアップした。
私が担当していた業務の一つに、パパママ向けのマネーセミナーの企画運営があり、事業部内でいくつかある施策の中でもコケられない重要な施策だった。
プレッシャーもありながら自分なりに必死だった。
ある方との出会い
マネーセミナーを企画運営する際、セミナーのコンセプトやターゲットを決めた上で、登壇してもらうファイナンシャルプランナー(FP)を探さなければならない。
取引先からの紹介も受けながら、たくさんのFPの方々と打ち合わせをしたり、一緒にお仕事をさせていただいた。
そんな中、あるFPの方(Aさん)に出会った。
当時の私はまだまだ仕事に慣れるのに必死な頃だったと思う。
Aさんは正社員として雇われているFPではなく、個人でお仕事をされている方だった(独立系FPというらしい)。
いつも通りの感じで打ち合わせを進めるか〜とぼんやりしていた私は、Aさんと話していく中で、その雰囲気に圧倒されていった。
というのも、ものすごくプロフェッショナルで自信に満ち溢れていたのだ。
佇まいはもちろん、服装・話し方・視線・醸し出す雰囲気などなど
すべてがすごく洗練されている、強くて美しい女性に見えた。
じわじわと緊張感を感じながら打ち合わせも終盤にさしかかり、その場でAさんは登壇の依頼を快く受け入れてくれた。
Aさんとのはじめてのお仕事
セミナー当日まで何度もメールや電話でやり取りをしたり、リハーサルを行ったり、着々と準備を進めていった。
そして当日を迎え、私は司会進行を担当。
Aさんは慣れた段取りで初心者ママ向けに教育資金準備や資産運用についてお話され、セミナーは無事に終了した。
ご参加いただいたママさんたちからもとても好評だった。
私自身、終始緊張しながらではあったけど、とても楽しくお仕事をさせていただいた。
退職時にAさんからもらった言葉
それからしばらくして、私はキャリアチェンジのために会社を退職した。
退職の際、これまでお世話になった関係者の方々に退職のご挨拶のご連絡をした。Aさんにもメールを一通差し上げた。
すると、ご丁寧に返信をくださった。
メールを読んでじんわり涙がこみ上げてきた。
もちろんお世辞もあると思う。
でも私はそのまま受け取らせていただくことにした。
初めての業界の仕事ですごくプレッシャーも感じていたし、いろいろわからない中、自分なりに必死だった毎日
そんなふうに見てくださっていた方がいたんだ…
とすごく嬉しい気持ちになった。
Aさんは社会人の大先輩でもあるし、女性としても大先輩。
そんな方から、まだまだ未熟な私にあたたかい言葉をかけてくださったことが、自分にとっての誇りになった。
Aさんからもらった言葉に恥じぬよう、これからもがんばるぞ
今私は個人で仕事をしていて、もう雇われの身ではない。
だから全部自己責任。
すごく不安になることもあるけれども、Aさんのようなロールモデルの姿を大切にしながら、私もその背中を追いかけていきたいと思う。
いつかまたAさんとどこかでお会いできたらいいな。
今日は私のキャリアについての思い出話でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました☺︎
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