🇺🇿世界一周ひとり旅の記録day43-45inウズベキスタン〜サマルカンドのあれこれ〜

day43-day45
(2024/08/20-2024/08/22)

ウズベキスタンはサマルカンドから旅をスタートさせる

めちゃくちゃ簡素で簡潔なイミグレを通過し入国

ウズベキスタンはビザ不要

空港で30日間44GB使えるsimを50000スムで購入しネット確保

バスで市内へ向かう

市内へ向かうバスはM1

バス停の表示が無く、どこへ行けば良いか分からない

空港職員の女性に声をかけた

バス停は決まりがないから、来たらバスを停めて乗り込むのよ〜、運賃は2000スムね、と教えてくれた

それから、外は暑いから、バスが来るまでここで待つといいよ〜と

彼女の名はフェルーザ
バスが来るまでの間、色んなお話をした

フェルーザは新婚さんで、旦那さんも空港職員なんだ〜と嬉しそうに話してくれた

幸せそうな彼女を見て私まで幸せな気分になった

遠くにバスが見えてきた

フェルーザは別れ際にフェルーザの連絡先を教えてくれた

困った事があったら悩まないですぐ私に連絡してね、と

未知の国で彼女に始めに出会う事ができ、ウズベキスタンの旅も非常に恵まれている

バスは綺麗でバス停ごとに一時停止するので、降りる駅が来たら添乗員にお金を渡して降りればok

細かいお金がなかったけど、お釣りをちゃんとくれた

サマルカンドはとっても綺麗で整った街だ

クリーム色のヨーロッパ風な建物が立ち並ぶ

汚いところが見当たらない

整いすぎているとさえ感じる

なんとも言えない独特な雰囲気

これが中央アジアなのか

高い建物が全くなく、フラットに街が作られている

緑も沢山あって気持ちがいい

花壇もたくさんある

お花や緑にはスプリンクラーなどがついていたり、水やりをする人も多かったりで大切にされているのがわかる

それから噴水が多い

人の顔つきは女性が特にちょっとキツくて怖い印象

目があっても微笑む文化はないから冷たく感じる

だけど、関わるといい人ばかり

男性は比較的挨拶をしてくれ、穏やかな印象がある

海外の方が日本に来て、じろじろ見られることに不快感を得る気持ちを非常によく理解した

中国人や日本人観光客が多い地ではあるけど、違った顔立ちだからか凝視されることに不快感を得た

これもまた新たな経験と自分への学び

女の子はスーパーロングヘアが多い

それから金歯が多い

ロシアなどの服装でイメージするサラッとしたワンピースにスカーフを頭に巻く女性も多い

それぞれの国の今も残る文化はとても興味深い

食事は私の大好きなラムパラダイス

初日に食べたラムのサンドイッチが美味しすぎた

超巨大で30000スム

何よりこのソースが最高だった

サワークリームにハーブ(ディル？)が混ぜられている

とにかくラムを食べまくった

ラムはどこで食べてもジューシーで脂が乗っていた

基本的にオイルを沢山使うようだ

味付けは塩とクミンなどとてもシンプル

ウズベキスタン名物プロフ
ウズベキスタンの中でも土地によって違うみたい
これはサマルカンド式パロフ
お肉はもちろんラム
プロフ、サラダ、サワークリーム、パン、ティーで
トータル約60000スム弱
📍 Samarqand Osh Markazi No.1

ヌハットシュラックという食べ物らしい
１人で食べきれない程とんでもねえ量だった
これにティーも付けて
約76000スム弱
📍 Kafe No'xat 2

ラムのシャシリク
今まで食べたラムでぶっちぎりにNo1
写真だと分かりにくいけど、肉厚で大ぶり
これにブレッドやレモンティーも付けて
約85000スム弱
📍Mayda Shashlik

サムサなんかは1つ5000スム

パリパリのパイ生地の中にお肉と野菜を炒めたものが入っている

アイスクリームも沢山食べた

想像と違う色が出てきた
大体ソフトクリームは中サイズで5000スム

物価が安く、好きな食べ物ばかりで食事の回数が増え、太るし無駄に食費が嵩んでいる

スーパーなどでの食料品や日用品の物価も日本より安い

観光は見どころ満載

ちなみに、サマルカンドはコンパクトな街なのでどこへでも歩いて回れる

タクシーもめちゃ安い

ローカルの乗合の流しを捕まえるのは言葉の壁もあり難しいのでYandexというuberのような配車アプリを使うといい

街はとっても歩きやすく、どこを切り取っても絵になり楽しいので私は歩いて回った

サマルカンドブルーで有名な歴史的建造物が圧巻だった

どこも言葉を失うほど素敵だった

ウズベキスタンに訪れて本当によかったと心から思う

子供の頃に映像で観た景色で、いつかこの地を訪れる事はできるだろうかと子供ながらに感じた地がここであったように感じた

バザールなる市場も面白い

サマルカンドではシヨブバザールが有名

観光客向けのお土産から伝統的なお菓子から地元民も買いに来る果物や野菜などなどが売られている

サマルカンドではサマルカンドナンと言われるおっきくて重たいパンが有名

ここはぼったくり等はなく安心して買い物ができると何かで見たけど、お土産は割高な価格を先に提示され、いらない意思を示すと値段が下がったりした

交渉の余地ありな感じ

それから私は思いっきりぼったくりにあった

アプリコット5つで200000スムも取られた(2,400円程)

何度もお釣りをくれるように抗議したけど
逆に怒鳴られた

仕方なく先にナンを買ったお店のおばさんに助けを求めた

するとおばさんが代わりにお店のおばさんに抗議してくれた

散々揉めた結果、160000スムを返してもらえた

近いお店同士なのに私のせいで険悪な仲にさせてしまって本当に申し訳なく感じた

だけど、私のために戦ってくれたナン売りのおばさんに感謝でいっぱい

お礼に追加でナンを買ってお釣りもお断りした

夜のレギスタン広場ではミュージックフェスティバルのリハーサルを連日行っていた

本番は26日とのことで、私がサマルカンドを去った後だった

1日目の夜にレギスタン広場でリハーサルと建造物のプロジェクションマッピングをぼけーと眺めていたらパキスタン人の男性から声をかけられた

家族9人ほどでUAEから旅行に来たという
19歳のアーメド

同い年くらいのフィリピン人かと思ったーっと彼は言う

大外れだわ

ついこの間もトルコの方に16歳かと思ったって言われた

26歳なんだけど。自分が子供じみすぎてて年齢を言うのが恥ずかしくなってきた

逆にアーメドは25歳くらいかと思う風貌

日本人だよ、というと、

まじか！！日本にめちゃくちゃ行きたいだよ！！

車が大好きなんだ！fast and furious tokyo drift 観たことある？あの空間、俺の夢なんだ〜

と目を輝かせて彼は話した

そんな彼を見て、あれは架空の東京だ、とは言えなかった、笑

彼はUAEの大学に通っていてサイバーなんちゃらについて学んでいる

大学の課題で0から自分でコードを書き作成したwebサイトを見せてくれた

彼は筋トレが好きだから将来ジムのオーナーになりたいのだとか

だから、作成したwebサイトも架空のジムのサイトだった

他にも彼はアートに才能があるらしく、幼少期には絵画でとっても評価を得ていたと教えてくれた

今となっては描くことがなくなってしまったのだけど、なぜその才能を伸ばさなかったのか後悔しているのだそう

それでも彼の作ったwebサイトはとてもデザインに優れており、かっこいいものだった

あなたの才能はちゃんと生かされているね、と伝えたら、当たり前だろ〜と言いながらも嬉しそうにしていた

彼の大学はイギリスが本拠地で彼は分校のUAEにある大学に通っている

次の年度からはイギリスに移り、イギリスの市民権を得たいのだって

彼は若いのに将来設計が素晴らしかった

現に自分の将来設計を現実にするべく、多くの経験や努力を積んでいる

私が19歳の時は何も考えていなかった
いや、考えていたけど、どうしたいのか、どうなりたいのか、どうしたらいいのかが全く分からずにいた

当時の私がもっと彼のような人と関わることができていたら、今の自分はもっと変わっていたかもしれないと思った

それから彼はパキスタンについて様々なことを教えてくれた

パキスタンって未知だけど、雄大な自然に恵まれていることを知った

この旅の中で訪れるのもありかも

その後もお話は続いた、日々のUAEでの暮らしについて話してくれたり、仲間と車で集いドリフトをしに行く映像を見せてくれたり、飼っているペットを見せてくれたり、、

彼はとってもおしゃべりでユニークで人懐っこく話していて楽しかった

彼の家族が彼を呼びに来たため、連絡先を交換し、また連絡するねー！と別れた

また別の日にもリハーサルを眺めていたら今度は13歳のウズベキスタン人の男の子に話しかけられた

彼はとんでもなく英語が上手

インターナショナルスクールに通っているのだとか

今は3ヶ月間の夏休み中

夏休みが1番長く、春に2週間、秋に1週間、冬に1週間だったかな？

こんな感じで休みがあるんだって

毎日妹と友達とレギスタン広場に来て、色んな観光客に声を掛け、サマルカンドについて紹介することで国際交流をし、語学力を磨いているのだそう

彼はサマルカンドについて様々な説明をしてくれた

おすすめの観光スポット、レギスタン広場に関する様々な歴史的背景やウズベキスタン人から見た日本についてなど

めちゃくちゃ分かりやすい説明だった

面白いのはウズベキスタンでは柔道選手の阿部詩が大人気で知名度がめちゃくちゃ高いのだって

彼と話しているうちに妹たちとも合流した

彼女らは日本や中国や韓国などの古い映画やドラマが人気なのだと教えてくれた

お友達はおしんを見たよ〜と言っていた

それから彼らにも私が26歳であることに驚かれた

ウズベキスタンでは26歳だったら子供が2人ほどいて当然だよ〜！と

あ、そういえばファルーザも23歳って言っていた

ウズベキスタンでは結婚が早いことが分かった

彼らのコミュニケーショ能力は素晴らしい

それから吸収力も

日々様々な国籍の人と関わり、話すことで英語だけでなく、多くの言語を取得していた

もちろん日本語も、挨拶や名前を聞くなどの会話は難なくできていた

彼も妹もお友達も、観光客を見つけると、どこの国の人かな？と予想し、どんどん声をかけに行く

とんでもないコミュ力

驚いたのは日本人の多くが彼らの声かけをフルシカトすること

確かに海外は物乞いも多いし、声をかけてくる人達全てが良い人達ではない

無視をする人達は海外を旅行するに辺り、身を守るための行動をしているだけだから、否定をするつもりはない

だけど少々驚いてしまった

それでも彼らは、なんて事ない様子だった

フレンドリーじゃなかったね、ハハっ、ってこんな感じ

彼らはほんっとうにすごい

自らの意思で、行動で、とんでもなく貴重な経験を積み、学びの機会を得て、全てを吸収している

彼は将来アメリカの大学に行き、弁護士になるんだ、と話していた

絶対にこの子ならこの夢を叶えられると強く思った

ウズベキスタンの子供は人懐っこい子が多い

赤ちゃんまで人の顔を見るとニコニコする

大人とのギャップが面白い

夕方に民家の通りを散歩してみたら現地の人の生活が見えて楽しかった

家は一見普通の一軒家なのだけど、塀で囲まれているようになっていて、扉を入ると中庭のような空間が広がっていて、それを囲うように部屋が作られているようだった

その中庭で腰をかけて時間を過ごすなんて素敵ね

そんなこんなでサマルカンドでは綺麗な街並みや素晴らしい歴史的建造物に心満たされ、素敵な出会いにも恵まれて過ごした

次は列車でブハラへ移動する

おわり