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妄想ウェブサイト#2 Passion Fruit Cafe Hachioji

ナツデザインではデザインのサンプルとして、様々な架空の企業やサービスのWebサイトを制作・公開しています。「妄想ウェブサイト」シリーズと題して、1本ずつ「どんな妄想(設定)から生まれたサイトなのか」「制作のこだわりポイント」などご紹介していきたいと思います。第2回目は、東京都八王子市の特産品、パッションフルーツをメインにした架空のカフェPassion Fruit Cafe Hachiojiのサイトです。

サイトリンク→https://natsudesign.main.jp/passion-fruit-cafe-hachioji/

今回のサイトの設定

今回のサンプルは「100%八王子産のパッションフルーツを使用した、スイーツとドリンクのカフェ」という設定で制作しました。

皆さんはお住まいの地域や出身地の特産品をご存知でしょうか。私は八王子出身なのですが、ついこの間パッションフルーツが特産だということを知り、(パッションフルーツが生まれた熱帯地域と比べると)こんな寒いところでも栽培できるのか!と大変驚きました。
八王子の特産品についてさらに調べると、ショウガやエンドウ、大根、お米…とその他にも食卓に並ぶ農作物であればおおよそ何でもとれそうな印象でした。実は都内の農業大国だったのです。

長く住んできたのに、絹とラーメンと大学生…?くらいのぼんやりとしたイメージでいたことが申し訳ないです…よく知っているつもりの場所にも、知らないことや見えてないものがまだまだあるなあと思います。


デザインのポイント

食べ物系のグラフィックは、美味しそうに見えないのが1番御法度だと思います。他のものに比べかなり扱いが難しいモチーフです。
今回運良くツヤツヤのパッションフルーツの写真素材を手に入れたので、この画像を大きく載せるだけでも見栄えがするのではないかと思い、最初に以下のようなビジュアルを仮で組んでみました。

…何か物足りないですね。シンプルすぎるというか、決して不味そうではないのですがイマイチ新鮮さが伝わらない気がします。乾き物ではなくみずみずしいフルーツなので、フレッシュさは特に大切にしていきたいところです。

世の食べ物系グラフィックはどんな技を使って美味しそうに見せているのか?と考えていた時、下図のようなソースや中の具の素材が散っている描写に行き当たりました。この表現、美味しそうに見えるのではないでしょうか。

早速パッションフルーツを散らしてみたところ、いい感じになりました!フルーツが元気に飛び跳ねているような、勢いのあるデザインになった気がします。かわいい柄シャツの生地みたいです。背景もより若々しいフレッシュな印象になるかと思い、黄色から新芽のような黄緑にしてみました。

文字はギリギリまで迷い、最初に予定していた手書き風のものからプルプルモチモチな現在の文字に変更しました。みずみずしさがより強調されたのではないでしょうか。
書体の名前はFreudeといって、ドイツ語で喜びという意味だそうです。
個性が際立つ書体は他の要素とケンカしてしまうことも多いので普段あまり使わないのですが、今回はうまくハマってくれて良かったと思います。


次回のサンプルデザインは、シャツの取り扱いが豊富な架空の洋服ブランドBLUE BLUE SHIRTSのWebサイトをご紹介します。

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