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ノートル・ダム大聖堂のバラ窓

ノートル・ダム大聖堂。。。

我が家で一番悲しみに暮れているのは夫です。。。私が知ったのも夫が私に第一報をメールしてきたのが最初です。

私は実際にフランスは訪れたことがないのですが、あの有名なステンドグラス(バラ窓: Rose Window)はじめ、一体どのような状態になってしまったのか。。気になって調べているとこの映像に辿り着きました。

これは、消火後の内部の映像です。無残に焼け焦げてしまっている内部を見るととても心が痛みますが、大きな悲しみの中にも「小さな希望」が見える映像とも言えるので、こちらでシェアさせていただきます。あの有名なステンドグラス:バラ窓、そのひとつがしっかりと残っているのがわかります。(北側が残っていることが確認されているようです)フランス語でなんて言ってるのが気になるところですが。


これからこうして次々と調査報告が出てくると思いますが、絶望的に思えていたことにも少しずつ明るい光が差し込むような報告が聞こえてくるかもしれないなと期待しています。

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そして、我が家で一番肩を落としている夫。夫はフランス人の血が流れているわけでもなく、フランスに住んでいたわけでもなく、フランスに行ったのも1度しかないアメリカ人なのですが、大学時代はアート専攻(特にヨーロッパの芸術)でとても身近に感じていたというのもあり、なんだかやるせない喪失感に見舞われてしまったようです。また、学生時代に始めたホテルのキッチンバイト先で、そのままヨーロピアンのシェフ達の元でフレンチ料理の修行を積むことになり(それはそれは恐ろしい修行時代だったそうです汗)、その修行を通しフレンチ料理を一から学び、最終的にはパティシエとなりました。今ではジャンル問わず色々なデザートを作り続けていますが、やはり、自分を作り上げ熱中させてくれたフランス料理、そしてフレンチペストリー、しいてはフランスを愛す心は今も昔も変わらないのだと思います。。料理というのは、作ったものは口に入れば消えてしまうある意味儚いアートとも例えられます。でも、これからも夫の大好きなフランスの伝統を守りつつも、新しく記憶に残るお菓子を作り続けていってもらいたいなと応援しています。

バラ窓(Rose Window)にちなんでバラ型のお菓子・・

”Tarte aux pommes En Forme De Rose” (Made by my husband)

*シュガーの泡は「Morning Dew」薔薇についた朝露を表現したそうです。

プチ解説:今風アップルローズタルト(試作品)。タルトの外側はチョコレートをディップ。中は特製カスタード。

近頃はリンゴの皮をむかずにそのまま使うのが見た目も良く(いわゆるインスタ栄え⁈みたいな)トレンドなのだそうです。が、夫いわく試作してみたものの、皮の感触が邪魔でやっぱり皮をむいたリンゴを使う「昔のスタイル」のが食べやすいということでした。(あとは本人的には立体感が足りなかったのでまだまだ検討の余地ありなのだそうですが。)例の修行時代、りんごの皮をつけたままこのタルトを作ろうものなら、シェフにものすごい勢いで怒られたという思い出の洋菓子。というわけで、益々真剣にフランス菓子に邁進しています。頑張れ!

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ノートルダムのバラ窓(北)が残っていたという奇跡。嬉しいニュースでした。受け取り方はそれぞれだと思いますが、何かとても強いメッセージに感じた今日の朝でした。

本日もお読みいただきましてありがとうございました。

merci!


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