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「Patagonia」発祥の地へ

先日、アメリカ西海岸線をちょっとだけドライブに行ってきました。

目的地はVentura(ベンチュラ)という隣町です。ロサンゼルスからは車で北上して1時間ほどの場所。いい波が来るサーフスポットもあるとのことで、アウトドアで自然好き、ロハスな人たちが集まってきており人気が高まっているエリアです。そして、実はこの街は日本でも人気のアウトドアブランド「Patagonia」の発祥地でもあり、直営1号店があるとのこと。我が家から西海岸の海岸線を南にドライブ。途中立ち寄ったビーチからは野生のイルカが見れたり気持ちよく走ること30分。到着しました!

青い空に映えるスパニッシュ調のお店↓

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Great Pacific Iron Works」のロゴが大きく輝いています。

「Great Pacific Iron Works」とは、Patagoniaの前身といわれる社名です。10代の頃ヨセミテ国立公園でのクライミングに魅せられて夢中になっていたPatagoniaの創設者「イヴォン・シュイナード」、彼は自らクライミングで使うギア(ピトン)を作るため、独学で「鍛造」を学び、その当時なかった何度も使用可能な丈夫なピトンを完成させたそうです。そして、その素晴らしさに感動した友人仲間たちから注文が入り始め、少しずつアウトドアの道具を売り、ここベンチュラにシュイナード・イクイップメントの直営店「グレートパシフィック・アイアンワークス」をオープンした。というのが始まりだそうです。つまり始まりはアウトドアな鍛冶屋的職人さん?だった訳です。

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こちらは入り口です。ハワイのパタゴニアも小さな店舗でしたが、こちらも小さそうだなと思いながら階段を登って店内へ。。

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想像とは裏腹に全然広い!他にも部屋が4つくらいあり、ハワイのノースショアにあるPatagoniaの4.5倍、いやもっとあるくらいの広さでした。

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アンテロープの大きな写真も素敵です。

子供服もやっぱり可愛い!もう完全に冬シーズンです。

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正直申しまして、日本やハワイにいた頃の私といえば、パタゴニアの商品はどちらかというとファッション系の目で見てたタイプだったんです。ハワイでも限定品のPatalohaを買いあさったりするミーハータイプで(笑)↓

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でも、昨年コロラドの標高1800メートル級の山岳地帯で冬を越す生活をしていた時はさすがにアウトドアブランドとしての「パタゴニア」「ノースフェイス」の威力を感じざるおえませんでした。娘の学校のクラスメイトも親御さんも先生もパタゴニアとノースフェイスばかり。古着屋さんでもかなりの量のパタゴニア商品があるではないですか!!早速、私も古着を購入して毎日着ていました。(ちなみにPatagoniaは古くなった洋服を修理したり、リサイクルしていくことも推奨しています

さすが雄大な自然と、アウトドアが盛んな地域で愛されるブランド。古着であろうが機能性の良さを痛感しました。去年は5月初夏でこんな感じの雪景色でしたから本当たすかりました!(笑)

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そして、なんといってもPatagoniaは環境保護、環境への社会的立場へのコミットがとても強い企業としても有名ですよね。

Patagoniaの創設者イヴォン自らが立ち上げた「1% for Planet 」

売り上げの1%を世界中の環境団体に寄付し、環境危機の最前線の国や地域で活動する人びとを草の根レベルで支援しているそうです。その活動は広がり続けています。(有名どころではジャックジョンソンもそのメンバーの一人です)その活動の背景がよくわかるビデオです。

環境問題にも力をいれているパタゴニアは、20年以上前から再生紙を使ったカタログを発行したり、リサイクルしたペットボトルから再生ポリエステルを共同開発してシンチラ・フリース素材に採用したりと製品そのものにも環境に優しいものを使用しています。お値段は高めですが、そういった経緯と信念を聞けば納得です。

他にも、Patagoniaの店員は「天気と波が良ければサーフィンへ」みたいな有名な話がありますよね?波が良ければ午後も早く切り上げて行くし、朝も波乗りしてから出勤するという。。これは本当か?と思っていましたが、たしかにオープンしてすぐ行ったら、サーフィン上がりみたいな店員さんがおり、どことなく漂うすっきり感。朝からひと波のったからか接客にも反映されとてもフレンドリーでした(笑)

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↑お土産に娘と遊ぶ用のフリスビーとワッペンを買い帰路につきました。

カリフォルニアにくるまでは、Patagoniaの商品を持っていながら、発祥地も知らなかった私ですが、こうして発祥の地と空気を感じられてとても愛着がわき応援したい気持ちになりました。

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そしてその日、娘が学校から借りてきた本を見せてくれました。そこにはこんなメッセージが。。

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Remember :If we take care of it(Earth), it will take care of us.             忘れないでください。もし私たちが地球を大切に(ケア)すれば、地球も私たちを大切に(ケア)してくれます。

ほんとうにその通りかもなあと思い、とても重要なメッセージをもらった気分でした。地球に住んでいること、自然とともにいること、地球の中での身の程、身の丈を考えること。そんなことを考える良い機会になりました。

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こちらは以前noteの記事ですが、記事の中で紹介させていただいている写真家の杏橋さんも「1%for the planet」のメンバーです。よかったら合わせてお読みいただければ幸いです。

Mahalo!



  






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