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自分が持っている物に目を向けられない私に、同期が放った一言が衝撃だった

たしか2ヶ月くらい前に運転士同期から言われたことなんですが、なぜか今日ふと思い出しました。

時間を開けてから思い出すと、その言葉の捉え方も少し変わって面白いなと思ったので、今日の記事にしてみます。

同期の何気ない一言で走った衝撃

私が個室でプログラムを書いているときに、休憩中で暇だった同期が私の隣に座ってきました。このまま流れでなんとなく雑談していました。

私「人との関わりを増やしたくて東京で一人暮らし始めたのに、結局友だち増やせてないな」

同期「別に友だちってそんなにいらなくね?俺も日常的に会う友だちなんていねえよ」

私「でも朝散歩して、ゲーセンで音ゲーして、プログラミングの勉強して、筋トレして、本読んだらもう一日終わってんの。もっと20代なりの過ごし方しないと」

同期「めっちゃ充実してんじゃん。何が不満なの(笑)

私「……たしかに。」

目から鱗でした……というのは嘘で、会話をしていた当時は「他人にはこれが充実した一日に見えるのか」くらいにしか思っていませんでした。

しかし、朝散歩中にふとこの会話を思い出しました。そして色々思いを巡らせている内に、このときの同期の言葉の意味が腹落ちしました。

なぜ自分ができていることに目を向けられないのか

友だちが多くて、毎週誰かと旅行に行ったり、食事に行ったり、イベントに行ったりしている人。
私はこういう人が羨ましいと思っていました。私はそういう友だちはいないし、誰かにとって休みにも会いたい人にはなれないと思っています。私はそんなに面白い人間ではない。

まあ、「なれない」かはさておき、「今はそういう人ではない」のは確かです。

しかし、リア充目線から見ると、休みの日に散歩して、勉強して、読書してなんて自律的な生活はできないと感じるようです。

リア充でなくても、一日特にしたいことがなくてスマホを見て終わる人、育児が忙しくて自分の時間が持てない人、ギャンブルで金も時間もなくなってしまう人からすると、一人でいるときに目的を持ってタイムスケジュールを組んで生活していること自体凄いらしいです。

結局私は無意識でできることを自分の強みだと思わず、今自分ができないことを見て「他人より充実してないな」と思い込んでいたわけです。

こういう考え方は自己啓発系の本や記事で百万回書かれてきていることなので、そういう視点があることは知っていました。でも、「少なくとも自分には特別な行動とかないわ〜」って思ってしまっていました。

他人から指摘されるって大事なんだなと思いました。

同期のKさんは私とはかなりタイプが違う方ですが、いつも仲良くしてもらっていて、話していると新しいアイディアや考え方に触れられるので非常に楽しいです。
多分このnoteは見てないから書くけど、いつもありがとな。

今持っている充実感を大切にしつつ、新しいものを手に入れる

とはいえ「じゃあ今のままでいいよね」とはならないんです。

今ある充実感を自覚できましたが、「友だちがほしい」という願望もまだ持っています。

変わったのは「ダメな自分を変えるため」ではなく、「今の私にほしいものを足す」ために頑張ろうとすること。

たぶん、セルフ・コンパッションってこういうことなんじゃないでしょうか。



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