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【ライター1年目】1年かけて月収20万どころか年収20万にも届かなかった話

クラウドワークスにおける1年間の報酬額を公開します。このnoteを書こうと思ったきっかけはこのツイートです。

私の中では大バズリのツイートになったからです。みんな同じなんだなって。やっぱり最初からうまくいくわけがないんですよ。

Twitterでは短期間で成果をあげている人が目立っているので、なんだか夢を見てしまいますが、現実を伝えますね。

このnoteはサクセスストーリーではありません。うだうだしゃべる文章が5,000文字続きますので、ご自由に離脱してくださいね。

CW登録から初受注まで

クラウドワークスに登録したのは2020年でした。ホリエモンさんが動画でCWで仕事はいくらでもあるとか話していたので、勢いで登録。ブログ運営がうまくいかず、在宅できる仕事はないかと考えていたころでした。

しかし文字起こしなどの作業案件でさえ受注できず、アンケート回答などをポチポチする日々。だから受注実績はゼロのまま。そのうち出金期限が過ぎてちょびっとの小銭も引き出せず終了。(CWは1,000円以上の報酬がないと出金できず、報酬確定日から180日を過ぎると出金できません)CWに報酬額を吸われつつ、ここから1年以上動きなし。

ちょっとこれはちゃんとやらないとと思い、いろんな動画を見て記事を読み漁り提案文を工夫しました。

でもですね、最初の関門、受注できない。なんですかね「まずはクラウドソーシングに登録して案件に応募してみるといいですよ」って言っている発信者(成功者)の方はたくさんいますが、、いや受注できねえ!

「1日10件は応募してください」
「20件応募しても採用されないのでたくさん応募して大丈夫です」
「文字単価0.1円くらいの奴隷案件はダメ。0.5円以上、初心者可ならOK」

むむむ。1日10件応募できる案件を探すこと自体が無理なのですが。がんばっても1日5件ほどでした。この頃はライティング関係なく文字起こしやリサーチなどできそうな案件には応募していました。

ライティング案件に応募しても受からない。だって受注実績ゼロ。ポートフォリオは雑記ブログのみ。提案文にめちゃ時間をかけて考えても反応なし。

そのうち応募し続けても「どうせ採用されない」という気持ちがふつふつと大きくなり、応募する気力を失ってきました。もう探すのもしんどい。

なんでCWに登録したん?って?
いやだって、最初はクラウドソーシングで実績を積むって言っている人が結構いたから。実績を積むために低単価でも応募するべしと。

しかしですね、応募していると採用されるのですよ。当たり前です。真剣に←応募し始めてから1ヶ月後くらいでした。

私の初受注はライティング案件ではなく翻訳でした。家電の取説を英日翻訳する仕事でした。でも翻訳業務自体はあんまり経験がない、そしてかなりブランクがある。だから正直に提案文に記載し、発注者が提示した金額より数千円下げて提案したら「この金額でいいんですか?」と言われました。(この提案の仕方はあまりよくないと思います)

安く早く仕事をしてくれればいいという発注者もいるんだなと思いました。もちろん仕事は全力で取り組みましたよ。

同じころライティング案件も初受注。文字単価0.2円の案件、個人ブログの記事執筆でした。2,000文字でWordPress入稿あり。構成作成は不要だけど、公開ボタンをポチっとする手前までの装飾、画像や内部リンクとか全部やって数百円。

時間単価を考えたらいけない仕事です。でも自ブログを持っていたので「WordPress入稿できます!」と言えたのはうれしかったですね。

このツイートにいいねしてくれた人、神だわ。

初受注から半年間

初受注の記事執筆案件を文字単価0.2円からスタートして5記事執筆しましたが、文字単価0.3円止まり。執筆だけではなくてWordPress入稿まであるので、時給にすると100円もなかったですね。

ライティングというか作業に近い案件も受注しました。良くいえば動画の記事化ですが、文字起こしを整えて画像を挿入し整える仕事です。これもWordPress入稿。他人のWordPressはこう扱うんだ~へえ~と思った記憶があります。こちらは動画の長さにより1件数千円。

たった数百円でも自分で稼いだお金と考えるとやっぱりうれしいです。仕事がもらえるとうれしいですよね。だから低単価でも引き受けていました。

ただ、20記事書いてやっと納品という案件は応募しませんでした。私にできるとは到底思えなかったからです。

初受注から半年くらいはやってやる!!という気持ちがあって、受注できたうれしさからモチベーションが上がり、応募するハードルが下がりまくっていろんな案件に応募していました。受注実績が増えてくると採用率も上がってきました。

さらに半年経過しても現状変わらず

でもやっぱり、やっぱりね。頭打ち。実績から逃げられないんです。応募するときに提示できる記事がない。自ブログでは限界がある。「ポートフォリオや応募時の参考記事としてもよいか?」みたいなことを発注者に聞いても割と断られました。

開始時より、文字単価1円以上の案件も受注できるようになりました。でも1円以上の案件に限定すると受かりません。受かったとしても継続につながらないんです。そして記事冒頭の応募する気力を失うツイート。就活を思い出しますよ(私は就職氷河期世代)

これまで受注した案件を紹介します。

・記事執筆(エンタメ系、商品紹介、英語学習、インタビュー記事、動画の記事化)
・リライト
・ウェビナーの台本作成/文書化
・文字起こし(素おこし/英語音声)
・ツイート作成
・リサーチ&データベースに登録
・テスト採点
・英日翻訳
・英語音声の録音

あんた何屋さん?得意ジャンルは?とツッコミたいですよね。特化できるジャンルはありません。できそうな、もしくはがんばったらできそうな案件に応募していました。

ネーミング・キャッチコピーの募集にも積極的に応募しました。まあ無理ですね。

2022年2月~2023年1月までの報酬額

クラウドワークスでしか受注できなかったので、手数料を引いた報酬額です。ちなみに直営業もしましたが玉砕です。

2月    ¥31,918
3月    ¥20,928
4月      ¥1,631
5月             ¥0
6月    ¥22,308
7月      ¥7,263
8月    ¥28,314
9月    ¥11,865
10月  ¥19,220
11月    ¥4,290
12月    ¥4,290
1月      ¥5,148
計    ¥157,175(手数料込みだと19万ほど)
2023年1月時点で受注実績52件。記事数は80弱。

作業案件も含めての金額。1万以上の月は作業案件が多かった月です。ライティング案件にしぼるとひと月数千円以下になると思います。

5月はどうしたんですかね。4,5月は本業の繁忙期だったんです(言い訳)同年9月末で本業を退職し時間は増えましたが、報酬は変わりませんでした。これが現実ですよ。時間がありすぎるとやる気も風前のともしび状態。人間は易きに流れるんです。

勉強していたんか?

あんた何をやってんの?と思いますかね。はい、すみません。勉強もしていましたよ。正直、仕事があるからと逃げていたときもありました。副業って本業があるからという、稼げない最強の言い訳にできますよね。追い込まれないと結局動かない。やる気あるんか!と思われてもしょうがないです。

<1年間で取り組んだこと>
・ライターの記事や書籍を読む
・文章術の本を読む
・Twitterやインスタで情報収集
・ライティング講座を受講
・オンラインサロン入会

なんだか、、みんながやっているからと試してみたことばかりです。講座は買い切り講座を2つ。添削付きライティング講座と、ライティング・マーケティングなどの総合的な講座を受講中です。

さらにサブスクのライター向けオンラインサロンは、入会しましたが3ヶ月で退会しました。講座2つとサロンを同時進行すると、インプット過多になり頭の中で常に迷子になるので、サロンはやめたんです。

性格、気質によると思いますが、情報に引っ張られやすい人は情報の取捨選択が難しいです。取り入れた情報(実際はちらっと見ただけ)を無駄にどでかく膨らましてしまいます(この感覚が分かる人は私の仲間です)

成功者のノウハウはその方が成功した方法です。自分にあてはめてもうまくいくかもしれませんが、うまくいかないこともあります。努力の基準がちがうからです。自分がその方と同様に努力はできない!でも選択肢を増やす意味でお試しとして行動するべきです。どれかがハマってうまくいくかもしれません。私は単純に努力量(作業量)が足りないです。

情報の取捨選択が難しい人にとって、誰かの積み上げツイート、成果報告ツイートがめっちゃまぶしく見えるんですよ。こっちは積み上げるもの自体がない。

いや、ツイートとか見なきゃいいやんって思いますよね。そうなんですが、Twitterを見ないと有益な情報を見逃しているかもしれないって思うんですよ。毎日積み上げツイートして、ホントに積み上げてるんか?そんなに仕事あるんか?と疑う日々(すみません)

オンラインサロンもお金を払っているんだからその分活用しないとって、なぞの貧乏根性が出てきます(サンクコスト)でも結局「やらなきゃ!」があるとなんだか吐き気がしてくるので、取り入れる情報は絞りました。

ほふく前進から上昇の兆し

文字単価、万年1円未満から脱出の兆しです。2022年の12月末、文字単価1.5円以上の案件に応募し採用されたことがきっかけで、継続案件をいただいています。取材なしのインタビュー記事や座談会の記事です。構成作成などの工数が増えたこともあり、文字単価3円ほどの案件です。

採用された理由を自己分析すると
・クライアントの要望に合っていた(相性)
・記事の目的に合わせて追加で提案できた
・メディアと類似した実績があった

つまり、運要素がけっこうあります。それと高単価案件でも応募したからです。応募しないと受かりません。たまたま類似した実績があったし、さらに立ち上げ中のメディアだったことも大きいです。まだ公開されていないメディアを作り上げていくワクワク感。時給を考えずに夢中で執筆=いただいた仕事に全力で取り組んだ結果です。

もうひとつの大きい理由は、添削講座を受けて自信が付いたことです。私はブロガーからライターになったので、自分の文章がどう読まれているのか客観視ができていませんでした。自分の文章にはおかしなところがいっぱいありましたよ。独学では限界があります。自分のやり方であっているのかおかしいのかの判断ができません。

クライアントからのフィードバックで得られることは、クライアントの目線の意見だけです。自分の書いた記事が直されてきれいに仕上がると、自分の文章力が上がったように思ってしまうかもしれません。書けた気になった記事を増やし続けていくのは危険です。土台の基礎力はしっかり固めておかないと、踏ん張れないと思います。

行動しろ!飛び込め!というマインドは大切です。石橋を叩いて渡るタイプの人間にとっては、耳にキンキンと響いて痛いです。だから飛び込むときのお守りとして、添削してもらうのはアリだと思いますよ。添削していただいた記事を参考記事として提示し、私は登録サイトを増やしました。

地面にズモモモと埋もれながら1年間、ライター/在宅ワークを続けてきました。私は1年かけても年収20万に届きませんでしたよ。月収ではないですよ、年収です。

始めて1年未満で月10万越えの人もいますが、そんな方はまれだと思ってください。稼げていない人は、見えていないだけでたくさんいると推測します。

稼げない期間が長い方がいいかもですよ。だって急上昇して高いところに上がっても、土台がグラグラでさらに足場がせまいと不安定です。高いところから落ちたら骨折しますよ。地面を踏みしめて、超絶なだらかな上り坂を作りましょうよ(稼げていない言い訳みたい)

在宅で稼げるよ~といういい香りのする情報に飛びついても、成果が出ず迷子になって、あんたどうしたいの?という目的が飛んでしまわないようにしましょう(心の底から自戒)

何のためにがんばるんだい?を見失わないようにしたいですね。1年後はライターをやめているかもしれません←

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

おまけにマインド系のツイートを見つけたので投下します。今見るとキモイな笑 でもホントにこう思います!


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