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【海のはじまり】あらためて唸る弥生さんのヴィジュアル

フジテレビ7月期 月9ドラマ「海のはじまり」。
第2話まで鑑賞して、あらためて思ったこと。

以前公開された弥生さんのキーヴィジュアルの表情、弥生さんの過去を知った上であらためて見ると、伝わってくるものが多すぎて多すぎて。
この表情をされた有村架純さん、この表情をおさめたカメラマン、すごすぎる、と、唸ってしまいました。

▼弥生さんのキーヴィジュアルはこちら


以前、弥生さん役とこのヴィジュアルの情報解禁があった際に記事を書いたのですが、その時の私は、こんな感じのことを想像していました。

▼初めて"弥生さん"を観た時のイメージ

百瀬弥生役として公開された有村架純さんのヴィジュアル。
曇り空を背景に、風に吹かれながら、少し遠くの誰かを眺めるような表情。
その視線の先にいるのは、夏?海?水季?
儚げで、どこか切なく苦しそうで、でも何かを内に秘めて決意しているような静かな強さも見えるような。
写真1枚でたくさんの物語を想像させるヴィジュアル、とても素敵です。

先日公開された夏と海のヴィジュアルと比べると、弥生のヴィジュアルの背景はよりもやっとした曇り空。
あまり海が映っていませんね。
弥生がこれから向き合うであろう複雑な感情を表しているようにも感じます。

どこか苦しそうで、何かを秘めているようで、とは思っていたものの、まさかこんな過去を背負っていたとは。
それを知った上で見ると、もうすべてを表しているような表情ですよね。
あらためて、役者さんって、そしてキャラクターや世界観を繊細に表現されるクリエイティブって、本当にすごいなあと感じました。
ちなみに、以前弥生さんについて書いた記事はこちらです。

▼弥生さん発表時の記事


・夏・水季・海といった血のつながりのある関係を前にした弥生の疎外感
・もういない水季の絶対的な存在を、愛する夏やその娘・海を通して感じていく苦しさ
・目を背けていたものと向き合ってしまうリアルな痛みを背負う存在
・「海のはじまり」は、弥生の物語でもある
・皮肉にも弥生こそがいちばん水季の気持ちにも寄り添ってしまえる人物になるかもしれない

当時は、このような印象を弥生に対して抱いたり、勝手に妄想したりしていました。
当てはまる部分もありそうだけれど、想像した以上に苦しい役どころでしたね。
なんか、もう、抱きしめてあげたい。

でも、弥生には、起きてしまった出来事や目の前の事実を淡々と受け入れながら、どうしていくかを考える強さもある。
上手に生きていくために、自分の感情に蓋をして平気なふりをする癖がしみついていそうなところが心配ではあるけれど、強く強く自分の意思で進んでいけるところはあるし、とても大きな愛や思いやりのような穏やかさに溢れている人でもあると思うので、きっとずっと苦しいけれど、私たちが思う以上に前へと進んで行く人かもしれません。

弥生さんは、どんな生き方を選んでいくのか。
弥生さんが、いろんな可能性をちゃんと納得出来るまで考えた上で、自分の本音で、弥生さん自身の幸せを選べますように。


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