![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142080409/rectangle_large_type_2_a96e44485b30475578a13cc16b47c6e7.png?width=800)
Photo by
yokominami
【詩】「見送る」
君の俯いた心に
僕は何ができるだろう
「苦しい」と言う意味の言葉を
簡単に口にできる人がいて
その言葉を飲み込んで
辛そうな表情で過ごす人がいて
例えば僕の口は軽くて
君の口は重たいって感じで
君の震えてる心に
僕ができることは本当はないんだろう
誰かの心に寄り添うことは
おこがましさを感じてる
それは言い訳なのかな
手を振り背を向ける君を
ゆっくり見送るばかりだ
誰かのことを想う切なさってやつは
自分のわがままでしかない
君に笑っていて欲しいと思うのは
僕の願望でしかない
俯いている君の心に
僕ができることはないんだろう
ただそれでも君を見送る
ただそれでも君を見ている
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?