見出し画像

今も未来も大事だもーんと思うわたし「バビロンの大富豪」/読書感想

古典は名著。
これはどのジャンルにおいても間違いない。本書も同じく。長い間語られ、人に愛されているものはどれも本質的なものばかりだと思うから、もっと古典を読んでいきたい。
新しい本の方が読みやすいんだけどね。
でも、本書は物語調で本当にわかりやすいし、本質的で簡潔的でとっても面白く読めた。

富をもたらす黄金の7つの知恵

財布を太らせることから始めよう
自分の欲求と必要経費とを混同するべからず
貯めた資金は寝かさず増やすべし
損失という災難から貴重な財産を死守すべき
自分の住まいを持つことは、有益な投資と心得よ
将来の保証を確実にすべく、今から資金準備に取り掛かるべし
明確な目的に向かって、自己の能力と技量を高め、よく学び、自尊心を持って行動すべし

どれも現代に通ずる大事な考え方だと思う。


冒頭のこの言葉が好き。
”俺たちはなんで金に恵まれたことがないのか。その理由もはっきりしたよ。それは今まで俺たちは富を求めたことが一度もなかったからなのさ。”
お金が欲しいだけで何も知識を得ようとしない人間にはなりたくないから、今学んでいる。
お金に振り回されない程度に”一途”に付き合っていきたい。


今と未来の比率

金を貯めてばかりの人生はつまらないから今使いまくるパターンがある一方で未来のためにせっせこ貯めるパターンがある。
今を生きるか、未来のために今を抑えるかの二択はなかなか人を悩ませる。
今と未来の比率をいろんな事柄で考えながらみんな生きていると思う。
割と未来のために貯めようぜっていう考えに私は今まで触れてきた。
ということで、次読む本は「DIE WITH ZERO」、金の使い方についてとにかく考えてみようと思う。
本書では収入の一割は貯金せよと述べられているが、次書は収入の何割貯金するということはやめろと述べられている。早速対立していて面白そうだ。

今だけを考えたら美味いもの食べまくる、借金しまくる。
未来だけ考えたら金を全く使わず貯める、節制しまくる。
どちらも今か未来のどちらかを捨てている。でも、意外と今の選択肢を取っても将来もどうにかなるし、今を捨てても口座残高貯まるのが楽しかったりする。
私はどう考えても人生においては未来の比率高めで生きていきたい。
宵越しの金は残してもいい。死んだ後に後悔はできないからね。
自死するタイミングを決めれば確実に金を使い果たして今世を終えれるからそういう方法も割とありなのかもしれない。
「全く!いい人生だった!ありがとうよ、チョッパー」と。
持っているお金が少ない時の不安感はどうやっても払拭して生きていきたい。20万円の口座と1千円の口座の時の精神的な落ち着き具合は違う。金がないときはそればっか考えてしまう。あれはなかなか良い気分ではない。

しかし、若い人間のお金の価値は確実に高いと思う。だから、使った方がいいとも思う。老人が使う金の使い道なんてたかが知れてるし金で得たコトやモノが与える人生のインパクトも大したことない。
若い大学生なんてその筆頭格で社会人になるために数十万も貯めている人は正直馬鹿だと思う。
私からすると、それは未来の比率が高すぎる範疇である。金使え。

まず大学生は今比率高めでいこう、そして社会人は未来比率高めでいこう。これが私の中でベストだと思っている。今は口座がマイナスになってもいい。。。
「もうこれで終わってもいい だから ありったけを」と。
ジャンプネタ二発目。

2022/9/20

この本をおすすめしたいひと

なぜかお金がたまらないあなた


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?