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古いカメラレンズを売買する(3)

 過去2回の記事を繰り返しますが、このnoteはカメラ転売などの本格的な話ではありません。例えば親族から譲られたフィルムカメラ・レンズを、価値の分かる方に適切な価格で引き継いでもらうための、少しのアドバイスを書いています。



 出品手順を網羅してはおらず、購入者として気になる点だけに絞っています。フリマやオークションの利用経験のある方なら、おおよそご理解いただける内容です。

 さて今回は、お値段の話をします。
 出品時には、いくらかの価格を付けて出品することになります。さて、いくらにするか迷うところです。

カメラとレンズは別に出品すべき

 このnoteではレンズのことしか書いていませんでしたが、カメラとセットで売るよりは、レンズ単体で出品したほうが、購入されやすいはずです。 

 時々フィルムカメラ初心者向けセット、という趣旨でカメラと標準レンズ(50mmなど)を一組で出品している場合があります。それは名前の通り一部の初心者さん向けを狙ったもので、多くの場合は別々のほうが売れやすいと思うからです。
 実際私も、レンズだけ売ってもらえませんか?と聞いてみたことがありましたが、カメラだけ残っても困るとの出品者さんの返信であきらめてしまいました。今思えば、カメラ込みでもお得だったかもしれません。

お値段設定の手掛かり

 いくつかの方法がありますので、できるものを試してみてください。

 簡単なのは、オークション・フリマでいくらで落札・購入されているのかを調べてみることです。その場合「販売済み、落札済み」のものだけを表示してみてください。理由はお分かりだと思います。

 次の方法は、中古カメラ店のサイトにある買取価格表を見ることです。ただし製品名が略称で表示されていたり、初心者にはハードルが高いお店もあるので注意してください。

 もしお手持ちのレンズが買取表に記載されていて、そのお値段が妥当だと思った場合には、一度査定に出してみてはどうでしょうか
 ただし多くの場合、買取価格表の金額は最も良い状態の場合です。現実にはキズやホコリを理由に、それよりも低い額を提示されることを覚悟してください。
 提示されたお値段で納得できれば、その場で引き取ってもらったほうが楽です。梱包・発送が不要なだけでなく、クレーム対応の心配もありません。ただし身分証明書が必要なのでご注意を。実際、私も店頭で買取りか下取りしてもらったほうが多いです。
 ただ何度か書いている通り、このnoteはお店では買ってもらいにくいレンズが売れる可能性としてフリマ・オークションでの出し方を紹介しています。

値段をつけてみましょう

 あえて説明することではないのですが、お店の買取額よりは高く、販売額よりは低いところがいいのでしょう。ただし、希少なレンズは買取査定が低くともオークションでは数倍の値が付くこともありますので、注意が必要です。これはケースバイケースですから、一概に説明はできませんが。

 フリマの経験があれば、値付けは慣れたものだと思いますが、ある程度自身をもってお値段設定できるといいですね。最初はちょっと高めでもいいのではないでしょうか。あまりに相場を通り越していると相手にしてもらえないかもしれませんが。
 お値下げのコメントが来た場合、どこまで下げられるかも決めておいたほうがいいことは、言うまでもありません。

余談

 実は最近、あるオールドレンズを買取り査定してもらいました。
 割と高価なものだったので、フリマでは簡単には買ってもらえないだろうとおもってのことです。状態が非常にいいので期待していたのですが、提示された金額はがっかりなものでした。結果的には、フリマでずっと高いお値段で買っていただきました。
 高額なものを購入する側としては、かなりの決断だったと思います。その期待に応えるように、出来る限り綺麗に丁寧に梱包して送り出しました。

次回予告

とんとん拍子に売れたとして、最後には発送が待っています。私の場合は最近10本ほど販売したのですが、梱包に少しこだわりがあります。次は(まだ続くのか)綺麗で、受け取った人に負担にならない梱包を紹介したいと思います。

お読みいただきありがとうございます。



 

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