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「The Velvet Crush」の「Heavy Changes」はPower Popのお手本みたいな作品

なぜか¥2000くらいで売っていたので買ってきました。
USオリジナルです。UKオリジナルじゃないのかーと思いましたが
Discogsを見た限りではレコードはUS盤しかないみたいです。
Creationのバンドじゃなかったっけと思いましたが、レーベルが移籍しての作品で元々はUSのバンドなんですね。UKだと思ってました。

1.The Velvet Crushってどんなバンド?

90年代前半から中頃まで駆け抜けて、96年で解散するけど98年には再結成してその後も作品を発表して現在も活動してるUSのバンドです。2023年には来日公演もしたみたいです。すげー。
ちなみにアルバムは7枚だしており、2004年のStereo Bluesという作品を最後にまとまった作品は出してないみたいです。各々の活動をしながらたまにライブやるみたいなバンドみたいですね。

2. Heavy Changesの作品としての立ち位置

まず3rdアルバムってことです。
このバンドは1stのIn The Presence Of Greatnessと2ndのTeenage Symphonies To Godがギターポップ名盤として有名です。
この作品は残念ながらこのバンドの事を調べる上で特に話題に上らない作品ということがわかりました。別にディスっているわけではないです。

・前述の2作品のデキがわかりやすく良い。
・前作が94年で今作が97年。この3年で音楽シーンのムードが変わった。
・バンドが解散して再結成してからの作品。
・それまでの作品から路線が変わって地味になった。

こんな感じの理由であまり語られていないのかなと思いました。
じゃあ駄作なの?と思うかもしれませんが、全然そんなことないです。
成長を感じる作品で前2作よりも落ち着いていて繰り返し聴ける良い作品です。

3. Heavy Changesの良い所

楽曲がイイ!
語彙力ないんか!という感じですが楽曲が良いんですよ。
落ち着いたテンポでいっしょに歌える良いメロディ。
曲の構成もシンプルながら盛り上がる個所がちゃんとあるので聴きやすい。

演奏がカッコイイ
語彙力….。
落ち着いたテンポで力強く鳴るドンドンドラム。
メロディを補完するブンブンベース。
隙間のあるザクザクギターサウンド。
もう、パワーポップのお手本みたいなサウンド

まとめ

デビュー時と路線は違うけど成長を感じられる良作。
なによりバンドとしての纏まりが感じられる演奏で楽しく聴けます。
ちょうどいいテンポで良いメロディにメリハリのある演奏。
疾走感こそ感じられないですが、大人になったんだなぁとしみじみできます。こんな発見があるからレコード買ってるんだよなぁ。

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