私の「2024年予測」~ 引き続き厳しい世の中だが、イノベーションに期待!
世界情勢
もうすぐ2年になるウクライナ戦争の状況が泥沼化して終結の窓口が見えません。ウクライナを支援していた米国は、イスラエルの支援もしなければならなくなり、ウクライナ支援が減り、それによりウクライナがなかなかロシアに反撃できなくなってきています。
昨年10月からは、イスラエルとハマスの戦いもなかなか終結しそうにないです。米国は公然とイスラエルを支持しており当事者のようです。ハマス側にはイランが見え隠れします。
相変わらずの北朝鮮ですが、ロシアは、北朝鮮からの軍事支援と引き換えに、北朝鮮支持をしています。
ミャンマーの軍事政権は、反政府軍の攻撃をおさえるため、中国に支援を仰いでいます。中国は、昔から、東シナ海に通じるルート(ミャンマーを通る)を欲しがっていました。
こんな感じで、世界のいろんな国の利害が複雑にからみ、現状の争いを終結できないでいます。
米国の大統領選挙でトランプが当選したら、(「もしトラ」と言われていますが)この混沌さをもっと濃くするのではないかと危惧されています。
日本の政治
日本衆議院議員の任期満了は25年10月ですが、岸田首相は1年前の24年9月に1期目の自民党総裁任期の満了を迎えます。総裁選挙の前に衆議院総選挙を実施して勝利を握るというのが首相の総裁再選戦略でしたが、最近の人気凋落で「総裁選前の解散」ができるかどうかというところです。
でも野党が政権とることはないので、どうなろうが自民党政権は変わらないと思います。
日本の成長には、どれだけ「規制緩和」されるかだと思いますが、2024年はどうでしょうか。Uberが制限なしに認められたら、ちょっと日本が変わりだしたと思えると思います。
景気
2024年は、金融引き締めの影響で欧米は景気後退へ行くと予測されていますが、米国では11月に大統領選挙があります。選挙前は、政府が景気刺激政策をとり、国民の支持を得ようとするので一時的に景気はよくなるとよく言われます。どちらにしても、景気循環の中での変化なので、大幅な変化ではないというのが専門家の見立ててですかね。
また、インフレは沈静化したと昨年末に言っているので、利下げになり、株価は上昇するのではないでしょうか。
日本は、昨年の春闘での賃上げ、また今年も賃上げが予想され、「低成長からの脱却か?」と言われています。この動きが本物であると確信すれば、日銀はマイナス金利解除へ向かいます。
2024年の対ドルの円相場は日米金利差縮小を背景に緩やかな円高を見込む声が多いようです。
まとめると、米欧は若干の景気後退、日本は若干の景気上昇ですが、株価は日米で上昇傾向ということなのかと思います。日本では「新NISA」も始まりますね。
その他
明るいニュースは、7月の末からのパリ・オリンピックですよね。感動するシーンが見られるでしょう。
生成AIは、2024年もどんどん成長していくでしょう。これがもたらす変化が大変興味深いですね。メタバースや5Gはイマイチですが。
ということで、2024年の私の予測は、「引き続き厳しい世の中だが、イノベーションに期待!」ということですかね。