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病院医師から電話19:40 8/10 (3/3回 この日)

前回⬆️

この日(8/10)、ソーシャルワーカーとも話して、もう連絡はないと思っていたところ、19:40に整形外科から電話があった。

父の担当の医師の松田先生(仮)であった。

正直、こんな夕刻にと驚いたのだが、先生は

今手術が終わったところなので。

高梨(父)さんの経過の話を聞いて、面談が来週になりそうと言うことだったので、施設を考えに入れていると言うことであればその意思を先に確認しようと思って電話しました。

高梨(父)さんは今リハビリを拒否していてですね、高齢者には譫妄(せんもう)というのが起きることがあるんですが、それがいよいよ進んで認知症になりかけているんじゃないかと。

具体的に何かと言うと、骨が脆くなっているので丈夫にするための注射があるんですが、その注射を嫌がって、僕(医師)はそんなことを言っていないのに、注射を打つ看護師に

「医者も薬剤師も打たんでいいって言ったのに、あんたがなんで勝手に(注射を)打とうとする!」

と言って注射を拒否するんです。

それで、同じ成分の入った飲み薬に変更しようと思うんですが、本人さんに了解が得られないと思うのでご家族に了解を得たいと思ってですね。」

先生、本当に申し訳ない、うちのクズが。

「治療上必要なことでしたら先生、どうぞよろしくお願いします。本当にうちの父がすみません。」

先生の説明はまだあった。

「それで、飲みたくない薬も拒否してですね。そんな薬は存在しないんですが、

「ジェネリックで10倍効く薬があるんだ!それにしてくれ!」

と言って思い込んであるんですよね。」

…ジェネリックで10倍効いたらそれはもうジェネリックじゃない、ただの新薬やろ!

先生には本当に申し訳ないと思う。

平謝りしつつ、父は頑固で思い込みが激しいし、リハビリ拒否で身体に問題がある状況では自宅で介護は無理なので、ぜひ施設の調整をお願いしたいと言って電話は終了した。

しかし、19:40まで手術でお仕事、その後患者家族に電話とは、お医者さんもめっちゃ大変やな…と感謝の気持ちでいっぱいである。

本当にありがとうございます。

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