💟 母を連れて市役所に行く前に、心臓内科に…回覧板に負けて、行きそびれた話6/29🚘
さてこの話の前日⬆️、病院で父母の介護認定申請の話をしたため、用紙はもらったし、さっさと母を役所に申請に連れて行こうと思ったのだが、用紙を見ていて、気づいたことがあった。
かかりつけ医と申請理由を書く欄がある。
うちの母の場合、ボケも来てるし、心臓ペースメーカーだし、申請には問題ないだろうが、これは一応かかりつけ医に一言言っておいたほうがいいのでは?
そう思った私は、母に、かかりつけの心臓内科に行って、一応確認を取ってから役所に行こうと申し向けた。
事前に一応病院に電話をしておいてくれと言った私には母は言った。
「あの先生のとこは、午後の診察は2時からやけん、その時間に行って待っとけば予約はいらんよ!」
…本当か?
ともかく、翌日6/29午後2時前には迎えに来ると言って、翌日。
午後2時直前、実家に迎えに行った私だったが、母は。
「あらっ、あんた、私は今日なんかせんといかんのやなかったとかねえ?(何かしないといけなかったんじゃないかしら?)。」
と言いながら、遅めの昼食を食べていた。
私は、玄関前に置かれていた町内の回覧板を母に渡しながら、
「いや、今日は病院行って市役所行くって言ってたやん。
食べ終わったら出ようか?」
と言ったが、午後2時30分ごろ、昼食を食べ終わった母は、回覧板をチェックし始めた。
「いや、病院行くっちゃないとね。」
と言うも、
「病院、私が行かないかんとかねえ。」
などと口走る。
あんたの介護認定ですけど。
午後3時過ぎ、回覧板が終わったかと思ったら、何かまた書類を触り始めた。
「行かんと?」
尋ねると予想外の答えが返ってきた。
「あんた、老人会の副会長の鈴木さん(仮)のうちにこれ持って行ってくれん?
届けるだけでいいけん。」
鈴木さん。
どこかで聞いた名前である。
と思ったら、3月の時の老人会書類ため込み事件の時の副会長さんだった。
「いや、無理。
鈴木さんのうち知らんもん。」
そう、結局あの時は鈴木さん(仮)の方がうちの実家に書類を取りに来たので、私は届けていないのである。
「そう言わんと。
ラーメン屋の隣よ。」
「ラーメン屋の隣って、右?左?」
「いや、とにかく隣よ。」
それじゃ分からん。
分からなさすぎるので、妥協案を出した。
「それじゃ、車に乗せちゃあけん、お母さん、パッと書類届けてきいよ。
ラーメン屋の駐車場で待っとくけん。」
母が本当に鈴木さん(仮)のうちが分かるならその方が安全だろう。
そんなわけでラーメン屋の駐車場に乗り付ける。
母は車から降りて、右奥の石垣の家に向かって行った。(個人宅のため加工させてもらっている)
数秒後、出てきた母は何故か書類の封筒を持ったままだった。
そして何故か、ラーメン屋をそのまま覗きに行った。
一体何をしてるのかと思ったが、母はその行動を二往復繰り返した。
やがて、封筒を持ったまま戻ってきた母は言った。
「鈴木さんち、分からんかった!」
…根本的に違ったんかい!
一人で引き受けなくて良かったと胸を撫で下ろしつつ、すでにこの時点で午後4時を回っていたので、病院は翌日回しにして、とりあえず母を連れて帰った。
病院とは別件で、夏になるので芝刈りもしたいのだ。
この日はこの後芝刈りをしたのだが、その件は次の記事で書きたいと思う。
投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。