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💸亡父の未支給年金の知らせが届く 8/8

夕方実家に行ったら、母が一枚の葉書を突き出してきて言った。

「あんたこんなんが届いたとやけどこれはなんね!」

見せてくれてから聞いてくれんかな。

結果から言うと、4月に請求した、亡父の未支給年金を母の口座に支給すると言う通知だった。
「計算しますか?」
と聞かれて
「はい。」
と返事して、次は振り込みか。
微妙にもやつくが、まあ、今は一円でも金は多い方がいい。

見てみると六桁、大体もらい逸れた未支給年金の五年分が振り込まれるようだ。
つまり二十年分がパアだ。
(父はねんきん特別便をきちんと返していなかったので25年分の計算漏れがあった)

本当に死んでもバカな男である。

母は単純に臨時収入に喜んでいたが、説明しても事情が複雑というか、一つ説明すればその前のことを忘れるので、五十回くらい説明を繰り返して流石に疲れる日だった。


投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。