友と逢う。歩く。

数日前、高校時代の友達と会った。
久しぶり。
毎年夏休み、春休みにどこかへ旅行へ行く仲。
ほぼ忘年会も兼ねて、集まった。
11時、池袋。
店に入り、
他愛のない話をする。
渡会、伊藤、大川(全員仮名)と。

渡会は、私と大学が同じ。
だけど、学科が違う、数学科。
修論、どう?と聞くと、
もうだいたい終わった。
大学には、月1~2回しか行っていない、と。

伊藤は、A大学の院、情報系。
こいつにも、修論どう?と聞くと、
シミュレーションが終わって、
結果でてる。
教授に毎日来いと言われているけど、
家でできるから、週1~2回しか行っていないと。

大川はB大学の院、情報系。
修論は、今40%くらいと言っていた。
こいつは、学生結婚をして、
今年の1月に父となった。
育児の方が、大変らしい。
15時頃、先に帰った。

私、なさのや。
週5日、平日は大学。
太陽がいつの間にか沈んでいる毎日。
研究は、まだ実験段階。
結果は中途半端。
研究に対するやる気はもうない。
「やるしかない」「やらないと」で無理矢理進めていく。
土、日は12時~23時でアルバイト。
帰宅は、0時過ぎ。
目まぐるしい。苦しい。

他人の日々を聞くと、
「俺だけ、ゲームの難易度おかしくね」と
自分の中の被害者面したやつが出てくる。

大学に進んだ理由「一人暮らしがしたかった」
金銭・自分の学力など、総合して今の大学に決めた。
理系だから、工学部と安直な考えで決めた。
何か作るの嫌いじゃないし、と決めた。
就職で困らないから、と決めた。
コロナ下でとりあえず院に進む、と決めた。
あとは、こなす。こなす。こなす。
「やる気がないから」で今日は休もうと決めた。
今週大学行かなかったから、進捗がない。
だから、今日のゼミは体調不良で休もう、と決めた。

病は気から。

面白いことに、ゼミのある月曜日、
本当に体調が悪くなってくるようになる。
ベッドの上で、カーテンも開けず、
寝て起きて、また寝て、起きて。
それで終わった日があった。

今日も、今週も、来週も。
決めた。決めた。決めた。

自分で、決めたんだよな。

別の道を歩く友。
交差点でまた逢う。
ホントはさ、各々みんな大変なんだ。
不安。
「これでいいのかな」
選択。
決める。

私はどんな道を歩いてゆくのだろう。
どんな一生を歩んでいくのだろう。
以前、生命表で平均余命が56年だと知った。

https://note.com/nasanoya_nanoya/n/n9b3a46c023b2


どんな56年を歩んでいくのだろう。

定年65歳まで、残り41年。
私が働くことで、何を残せるのだろう。
どんな41年を歩いていくのだろう。

48歳、24歳だから、今の倍。
そのとき、私とともに歩んでくれる人に出逢えているのだろうか。
どんな24年を歩んでいくのだろう。

30歳、あと6年。
あっという間、もうアラサー。
まだまだ子供の私は、いつになったら、大人になれるのだろうか。
どんな6年を歩んでいくのだろう。

2022年3月31日、学生卒業。
あと、111日。
どんな111日を歩んでいくのだろう。

修士論文審査会。
あと、65日。
数えてみると、短いものだ。
足りない。
「足りないのは、時間じゃなくて、自覚」
I先生の言葉が突き刺さる。


どんな65日を歩んでいくのだろう。

今日は土曜日。
12時~23時までバイト。
明日も同じ。
朝の時間で書き綴る。
どんな1日を歩んでいくのだろう。

友と逢った日、
ABCマートのPOPに書いてあった言葉が
目に留まった。



しあわせって、歩き方にでる。



良いコピーだ。
そうだね。
すこしだけ、胸を張って歩こう。

なさのや

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