「お前を可愛いって言うのは親だけだよ」
こんばんは。
先ほど整形依存になった女性の番組を観ていました。
その女性は、母から言われた言葉で外見にコンプレックスを持ち、
整形がやめられなくなってしまった方でした。
観ていて切なくなりました。
ここから自分のことを書いていきます。
私は小さい頃、よく母親から
「ブーちゃん」だとか「ブタさんみたい」と言われました。
もちろん可愛がる意味です。愛情もしっかり感じられました。
でも何度も繰り返されるその言葉によって、
自分の鼻の形はブタみたいなんだな、という認識が
幼い心に刻み込まれました。
他にも覚えている言葉があります。
「お前みたいな子を”可愛い”って言ってくれるのは親くらいだよ」
『あ、そうなんだ。私は豚みたいな不細工だけど、
お母さんだけは無条件で可愛がってくれるんだ。
お母さん、大好き。』
本当に母のことが大好きな子供でした。
母が世界の全てだったと思います。
だから今でもこの言葉は私を支配しています。
母以外に自分のことを可愛いと言ってくる人がいるわけがない。
少し成長して、大人に近づいたころ、
好きとだと言ってくれる人、可愛いと言ってくれる人も出てきました。
でも、言われた瞬間に、私からその人への関心は、
さーっと引いていくのでした。
『この人は嘘つきだ。どうせ誰でもいいんだ。
だから好きとか可愛いとか言うんだ。
だって豚みたいな私は、母以外に好かれるわけないんだから。』
私は母親が大好きな子供でしたが、
今思うと母から私への執着もあったと思います。
「あなたのことを一番愛しているのはお母さんだよ。
だから離れていかないでね。」
母の言葉の数々には、そんな意図があったのでしょう。
「自分が一番あなたを愛している」というメッセージは
呪いの言葉にもなりえます。
これはほかの体験もあって、そう思うようになりました。
長くなりそうなので別途書きますね。
とにかく、絶対的な存在である親から言われた言葉は
子供の自己肯定感に大きく関わるので、
気を付けてほしい、な。
子供がいない私が言うのも、何様なのですが。
ちなみに私も整形しています。コンプレックスの塊りです。
何年経っても、「私はブーちゃん」のままです。
それでは、また。