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やるべき事はできるのに、やりたいことは何もできない。私の鬱の話。

鬱病の人って、何もやる気がでなくて、
日常の生活も難しいんでしょう。
ましてや仕事なんて、手につかないでしょう。

そう思うんじゃないでしょうか。

私は鬱病ではありますが、家事をやっているし、
今は企業での実習にも参加しているし、筋トレも毎日しています。

傍から見たら鬱病とは思われないくらい、活動的です。
症状が軽いからなのかもしれません。

ですが、楽しいことは何もできないんです。
家事も実習も筋トレも、やらなきゃと思う事です。
それらには取り組めるんです。

でも休憩時間だったり、寝る前だったり、
好きな事をしていい時間、空白の時間に、
息を抜くことができません。

テレビはうるさい、漫画を読んでも楽しくない。
ゲームをやり始めても、「クリアしないと」という強迫感で、まったく楽しくない。夫婦の会話も頑張らないとできない。

好きなことや楽しいことをして、息を抜く時間。
心の健康のためには、必要だと思います。

でも何をしていいか分からないんです。
何もできなくないんです。楽しいことのアイデアがありません。

空白の時間は、不安や自己嫌悪や焦燥感で埋め尽くされます。
もう人生どうしよう、嫌だ、辛い、ダメだ。

そして過食という自傷行為に走るのです。
空白の時間をやりすごすには、今のところそれしかできません。

せめてタスクを与え続けてほしい。
これをやれば褒めてあげるよ、という事なら尚良いです。

でも、結局一ミリも笑えない。
鬱になる前に好きだったことも、何をやっても楽しくない。
世の中こんなに無味だったっけと思うほど、
全てが砂を噛むように感じる。

鬱病でも、アクセルは踏めてしまう。
しかしピットインする場所が見つかりません。
このままだとまたダメになる確信があります。

ただ現状では、空白の時間を作って不安に押しつぶされるくらいなら、
ジャリジャリした人生を走るしかないのです。