実録・リウマチと乳がん〜サプリのプラシーボが生んだ悲劇(最強免疫の2番体質だからこその間違いと答え合わせ)
治療はサプリに置き換えられる価値のもの?
●最強免疫を持つ2番なのになぜ病気になる?!
私の患者さんであった、当時65歳だった患者様。そもそもの病名はリウマチ。肩の痛みから始まり、右足からむくみが出て、歩けない状態になったそう。
病院でリウマチと診断されて、2年程使った薬がリウマトレックス(メトトレキサート)、サラゾスルファピリジン(非ステロイド系抗炎症剤)、プレドニン(←結局非ステロイド系使って思い切りステロイド系を入れているのはなぜかと思いますが)、他も何点か含まれて薬は計5種類以上。
その結果、全然改善することはなく、うちの治療院に来てくださることとなりました。その当時の白血球の分画データはこう。
・白血球7600個
・リンパ球16.9%
え?これを見たら、「1番じゃん!白血球高くてリンパ球の割合低いから」と判断する方も多いと思いますが(詳しくはnote体質の説明の文を参照してください https://note.com/narurie/n/n750547d1e569)、それはあくまで現在の状態であり、そして、言えるのは、薬を3種類も2年間服用してこの数値だということ。白血球が7600個もあるのだ。リンパ球は薬によって減り、顆粒球が増えた状態になってしまってはいるが、2年間抗がん剤(リウマトレックス)を含む、3種類の薬を使って来て、未だこの数値を保てるのは、元々の体質が副交感神経体質だからと取れるのです。そして、この高めの白血球が必死に体を守ろうと数を保っている点からも、元々の体質は、実であり、副交感神経優位の陰のタイプだということが言えます。
それだけではなく彼女の見た目からも判断できます。薬を使っていても、さほど弱ってくる感じがなく、病状は強くても、色も白く、脂肪もさほど落ちる感じもない様子なども2番のファクターなのです。
え?免疫が多いタイプなんでしょ?基本的には白血球も多く、リンパ球も多い最強免疫を持つタイプなのに、なぜ病気になるの?と思う方も多いと思います。
ここは、間違ってはいけないところ。
もともと免疫の多いタイプの方ほど、白血球もリンパ球も多いタイプの方ほど、体にストレスがあったりするとなんらかしらの形で毒素を外に出そうとあえて病気になろうとする傾向があるのです。しかも白血球が強ければ強いほど、体の狂いを免疫が感知すると、症状を強く出す、という傾向があるのです。
しかも症状の出方もなかなか華やかに出たりするのも特徴で、逆に免疫が多い場合の方が、癌も早く進行したりするケースがあり、今回のコロナ騒動でも一概に免疫が低い人達だけが悪化したのではなく、白人の方々など我々よりもはるかに免疫が多いと思われた方々が多く患ったというのもこの免疫が盛んすぎるがゆえにと考えられるのです。
もちろん免疫低下が起きていた方が、癌に食われてしまうという現象は容易に起きるし、コロナで重症化したり、亡くなられたりといういケースも薬を使用していることによって免疫低下を起こしている人に圧倒的に多かったというのが事実ではありますが。
しかしながら、こういった免疫がそもそも多めのタイプならではの病気の出方、免疫がある意味暴発しやすく、病気と戦おうと暴れるがゆえに自分の体自体を攻撃してしまったりするようなそんな傾向があることを忘れてはいけないのです。つまり、免疫が多い=病気にならない説というのは、全く違うという話。
●2番の免疫と体と精神性のメリット・デメリット
白血球もリンパ球も両方元々は多いタイプの2番の強さというのは本当にここにあると言えると思います。
病気の症状が元気に強く出る分、体をいざ治そうとした時に一気に解毒させる力に転じることができるというところ。免疫が良くも悪くも外に病気を押し出したいという勢いは変わらないので、体をいい状態に整える努力をした時に、一気にデトックスしやすく、比較的治療などを始めると、はじめは人より症状が強く出ていたり、治療による解毒反応も強いのですが、その分、順当に治ってきやすいというのも特徴です。治すだけの十分な免疫を持っている、それがこの2番の最大の武器なのだと思いますし、だからこそ、私はこのタイプがとても治療しやすいタイプと捉えているのです。
ただし、こういった免疫の性質を持つ人には、デメリットが出やすい点もあります。どこかで、無意識に自分の免疫が強いということを認識しているせいか、油断をする。これぞ無意識レベルで免疫が強いことを知っている現象だと私は思っています。自分の体の声よりも感情や気持ちに流されて、無理しすぎてしまったり、もしくは、あくまで副交感神経優位なので、疲れたからと必要以上に休もうとか、楽な方を選ぼうとしすぎてしまったり。一旦制限を緩めてしまったら止まらなくなってバカ食いをしてしまって太りすぎて後悔して、また痩せようと必死になるなどの、実は体力があるからゆえの極端な傾向が出やすい。
体力自体が虚の場合、あまりのメリハリの付け方をしてしまうとあっという間に体がやられてしまうということを知っているので、この実の人ほどのメリハリというのはつけられないという特徴があるかと思います。やった場合にはあっという間に免疫低下を起こしてしまいます。
おそらく私の患者様であった方も、本来は免疫が強く、体は副交感神経であってもバイタリティがあるタイプだったために、その傾向があるからこその油断がとある大きな事件につながることになってしまったのだと思います。
●リウマチを発症して薬に不信感を抱くまで・・・
この患者様のリウマチの発症の様子はこうだった。右手の指のこわばりに始まり、関節が動かしにくくなることに気付いたそう。その直後からあっという間に手の甲や、足全体がむくみ出して、正座もできなくなったそう。
ステロイドを処方され、一旦病状は治り「これで大丈夫」と思ったそう。しかし、服用をやめた途端、倍返しかのように、足が象のように腫れ上がり歩行困難に陥りました。それ以降は、5種類以上の薬を飲み続けたそうです。ところが、よくなるどころか、今度は首、肩、肘、膝にまで症状はどんどん広がったそうです。仕事があるにも関わらず、最寄り駅まで徒歩10分のところが、40分もかかる状態に。帰りは痛みで動けずタクシーを使うこともしばしばで、働くことの意味さえわからなくなりそうだったそう。こうした状態が続くことで、薬に対する不信感が増していったそうです。こういった不信感から彼女は当院VEBIA(VE&BI治療院)に通うこととなっていったのです。
これが主に彼女が使用した薬の副作用をまとめたものです。これだけの副作用の可能性を持つ薬を真面目に2年間使う体の負担というものがどれほどだったのかということを読んでいる皆様にも認識してもらいたく、ここで挟ませていただきます。
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