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こうめい@なるぱら
2017年3月11日 05:31
性は猶ほ湍水のごときなり―性猶湍水也―[原文](孟子 告子章句上)性猶湍水也。[書き下し文]性は猶(な)ほ湍水(たんすい)のごときなり。[原文の語訳]本性は渦巻く水のようなものである。[解釈]人の本性は渦を巻く水のようなもので、四方を問わず出口があるとそこへ流れていくようなもので、善悪どの方向へも傾くということです。渦巻く水は勢いが増すと、中心は窪み外側は高くなります
2017年3月6日 04:37
禍福は己よりこれを求めざる者無し―禍福無不自己求之者―[原文](孟子 公孫丑 上)禍福無不自己求之者。[書き下し文]禍福は己よりこれを求めざる者無し。[原文の語訳]災難も幸福も自分から招かない人はない。[解釈]人は幸福も災難も引き寄せているということです。明暗は表裏一体、片方だけを寄せることはできるはずがないのです。運が向いてきたと調子に乗りすぎると、その先に落とし穴
2017年2月5日 05:22
科に盈ちて後進む―盈科而後進―[原文](孟子 離婁下)盈科而後進。[書き下し文]科(か)に盈(み)ちて後(のち)進む。[原文の語訳]くぼみを満たした後に先へ流れる。[解釈]水は凹みに差し掛かると、そこを満たしてからその先へ流れるということです。何事も順序立てが必要で、中途半端に先に進まないのが自然の流れです。スポーツにしても勉強にしても然りです。いきなり海や湖のよ
2017年1月18日 05:17
人の其の言を易えるは、耳に責無し―人之易其言也、無責耳矣―[原文](孟子)人之易其言也、無責耳矣。[書き下し文]人の其の言を易(か)えるは、耳に責無し。[原文の語訳]人の言葉が変遷するのは、責任を持たないからである。[解釈]軽口をたたいたり、ころころと言うことを変えるような人は、発言に責任を持たないからだということです。自分に責任はないと思っているから安易な言葉を口に
2017年1月6日 05:27
三公を以て其の介を易えず―不以三公易其介―[原文](孟子)不以三公易其介。[書き下し文]三公を以て其の介を易(か)えず。[原文の語訳]三公の地位に関係なく見識をかえることはなかった。[解釈]立場に影響が出ることがあっても、自分の考えや節操を変えることはしないということです。餌につられて簡単に手のひらを返したり、保身のために寝返ったりはしては信用を失いかねません。肩