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こうめい@なるぱら
2016年12月15日 05:29
鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん―割鷄焉用牛刀―[原文](論語 陽貨)割鷄焉用牛刀。[書き下し文]鶏を割くに焉(いずく)んぞ牛刀を用いん。[原文の語訳]鶏をさばくのに牛刀は用いない。[解釈]小さな鶏のため大きな牛用の包丁は使わないということで、小さなことを大げさにする必要はないということです。少人数のグループでの会合に大会議室を手配する必要はありません。現場の判断に委
2016年12月1日 05:33
知らざるを知らずとせよ―不知為不知―[原文](論語 為政第二)不知為不知。[書き下し文]知らざるを知らずと為す。[原文の語訳]知らないことは知らないとする。[解釈]知らないことは素直に「知らない、わからない」と認めましょう。そうすることで新たに知ることができるのです。知ったかぶりをしないということです。自分はなんでも知っている過信してしまってはいけません。訊くはい
2016年11月22日 05:24
事に敏にして言に慎み、有道に就きて正す―敏於事而慎於言、就有道而正焉―[原文](論語 学而第一)敏於事而慎於言、就有道而正焉。[書き下し文]事に敏にして言に慎み、有道に就きて正す。[原文の語訳]行動は機敏で言動は慎重、徳の高い人に付いて自分を正してもらう。[解釈]どんなことでも寡黙で迅速に行ない、必要に応じて間違っていないか評価してもらうということです。できる人は言動
2016年11月14日 03:43
言には忠を思う―言思忠―[原文](論語 季氏第十六)言思忠。[書き下し文]言には忠を思う。[原文の語訳]言葉には忠実でありたいと思う。[解釈]言葉遣いには真心をもって忠実でありたいということです。相手を思った言葉遣いもそうですし、自らの発言には忠実でありたいものです。「綸言汗の如し」です。一言一言を大事にし注意しなければいけません。失言などもってのほかです。で
2016年10月4日 05:24
我れ其の両端を叩いて竭くす―我叩其兩端而竭焉―[原文](論語 子罕第九)我叩其兩端而竭焉。[書き下し文]我れ其の両端(りょうたん)を叩いて竭(つ)くす。[原文の語訳]私は初めから終わりまで(内容を)確認して答えている。[解釈]初めから終わりまできちんと確認した上で、適切な回答を出すということです。話半分で質問を遮って答えると、相手の求めるものとは違うものになるかもしれ