「言葉を大切に」言思忠

言には忠を思う
―言思忠―

[原文](論語 季氏第十六)
言思忠。

[書き下し文]
言には忠を思う。

[原文の語訳]
言葉には忠実でありたいと思う。

[解釈]
言葉遣いには真心をもって忠実でありたいということです。

相手を思った言葉遣いもそうですし、自らの発言には忠実でありたいものです。

「綸言汗の如し」です。一言一言を大事にし注意しなければいけません。失言などもってのほかです。

できる人は「言思忠」を含めた九つの心得をもちあわせているそうです。せめて一つでも身につけたいものです。

思いつきや口からでまかせ、陰口や恨み節を頻繁に口にするようなトップには困りものです。

相手に「伝える」よりも「伝わる」ようにしなければいけません。そのための思考が大事です。

目標も普段から口に出していると現実のものとなると言います。言葉が自分自身に伝わることで実現に向けてやる気をおこすのでしょう。

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