「寡黙で迅速にやれているかチェックしてもらう」敏於事而慎於言、就有道而正焉

事に敏にして言に慎み、有道に就きて正す
―敏於事而慎於言、就有道而正焉―

[原文](論語 学而第一)
敏於事而慎於言、就有道而正焉。

[書き下し文]
事に敏にして言に慎み、有道に就きて正す。

[原文の語訳]
行動は機敏で言動は慎重、徳の高い人に付いて自分を正してもらう。

[解釈]
どんなことでも寡黙で迅速に行ない、必要に応じて間違っていないか評価してもらうということです。

できる人は言動において人並み以上でも、さらに向上心をもっているのです。

なかなかやらずに言い訳や屁理屈をこねるようでは、その一言が大事になってしまう危険性があります。折に触れて上司に自分の言動をチェックしてもらわないといけないですね。

やるやると言ってなかなか実行せず、突っ込まれると周りが動かないとか思い通りにいかないなどと外に原因を求めて愚痴るようなトップには困りものです。

やらないことを言われると「いまやろうと思ってたところ」とは常套句ですね。そして口喧嘩が始まるのは定石です。

嫌なことでも先送りせず、愚痴や文句など振る舞いに出したり安易に口にすることのないようにしたいものです。

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