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やらない選択をするより、やれる方法を考えた方がずっと楽しい。

誰しもが分かっていることだと思いますが、コロナの影響でいろんな仕事がぶっとびました。まだまだ大変な状況が続いている方も多いと思います。とくに人との直接的な接触を伴うサービス、エンタメや飲食の打撃は顕著ですよね。

陶芸ももちろんその影響はあるわけで、目に見えて分かりやすい打撃は展示会です。

場所を借りて、人を呼んでの展示会。器は手にとって使うものだからこそ、実物に触れて、目で見てひとつひとつを比べながら選んでいただけるというのは、すごく大切でありがたい機会で、お客さまにとっても作家にとっても嬉しい場。オンラインでの販売とは全く別物だと思っています。

しかしこれができない。

人を呼んじゃいけない。密になっちゃいけない。

うーんどうしたものか。

そこで手っ取り早く思いつき、すぐに切り替えることができるのがオンラインエキシビジョン。3月に開催した鎌倉での展示会では、ちょうど会期中盤に「外出自粛要請」というものが出たので、急遽お店も開けつつオンラインエキシビジョンも同時開催するというかたちに切り替えました。これはこれで、自宅にいながらいつでも作品を一覧で見られる良さがあるし、遠方だったり、子育てに忙しかったり、様々な理由で実際に足を運ぶことが難しい人にも届けられるという良さがある。これはただ展示会をやるだけでは得られなかったものでもあるので、すごく良い。

ただ、5月6月と自粛ムードは続きそして間もなく7月。オンラインもベーシックになり、だんだんと店舗の営業も規模を抑えながら再開し始めている状況。

そろそろ展示会をやり始める作家も出てきている。

DMを見ると「いつもとは違う状況ですが」だとか、「こんな世の中ですが」という消極的な言葉が並び、人数制限や完全予約制、営業時間縮小など、なんだか控えめな雰囲気が漂っている。これはもちろん、色々検討した上での勇気ある決断だと思うし、そういった開催自体を批判するつもりは全くないのですが、

なんか、、、なんだろう、もっと面白いことしたくない?笑

もちろんコロナの脅威は軽視してはいけないし、ウイルスと戦う人々への感謝も忘れてはいけない。だけど、必要以上に憂い嘆き、楽しいことまで「なんだかいけないこと」のように感じて一歩退いてしまうのは勿体ない。

課題を突きつけられた今だからこそ、制限された中で生まれるアイディアもあるんじゃないかなーと思うのです。

私自身、5月に予定していた個展は延期することにしたし、8月に予定している個展もお店の物理的な規模を考えると今までのような個展を開催するのは難しそうな状況。

規模を縮小して?今できる範囲で?色んな方法が頭をよぎるけれど、それじゃどうも縮こまった画しか見えないし、「しょがないからこういう方法にしました」感が出ちゃってつまらない。そうやって開催した映像を具体的に想像してみたときに、自分が楽しめてるかなーと考えてみると、たぶん楽しくないなって思っちゃったので、この時点でちょっと弱い。あとなんか負けたかんじがして悔しい。笑

というわけで、そうじゃないこと考えます。

「今まで通り」を強制的に取り上げられたからこそ、「じゃあどうする?」を投げかけて、問い詰めて、絞り出してみようと思います。

すでにちょっと面白そうなことを思いついたので、巻き込みたい関係先に投げてみることにします。8月って意外とすぐだから今そんなこと言うなよって怒られそうだけど笑。実現するといいなー。


読んでいただきありがとうございました! サポートしていただいた資金で美味しいものを食べて制作に励みます。餃子と焼肉とカオマンガイが好きです。