今年買ってよかったもの、愛用したもの
2021年もいろいろあったけど、自分の買い物からどんな1年だったかを振り返ってみる。
今回はいくつかのカテゴリに分けてご紹介。ファッション→飲食→書籍・マンガ→健康→ガジェット…と進むので、読み飛ばしながら興味のあるところをどうぞ。
▶ファッション編
ドングリFMのジェットキャップ
今年は「キャップ」のありがたみを知った年だった。いままではこの手の帽子はほぼ持っておらず、冬場の防寒にBuzzFeedのノベルティのニットキャップをかぶる程度だったが、このツバのついたいわゆるキャップはすごいことがわかった。
まず夏場は日差しを避けられる。年齢のせいか、日差しで疲れるようになってきたと感じる。それがキャップでちょっと日除けするだけで外にいても元気。疲れが和らいだ。
そしてリモートワークにも大活躍だ。朝起きて、顔をバシャッと洗って、ご飯を食べたらもうその場で始業である。さっそくオンライン会議がはじまる。まだ寝癖でぼさぼさ。そんなときはこのキャップをとりあえずかぶる。1個あるといろいろ便利な存在なのだ。
そしてこのジェットキャップというやつは、意外と誰でも似合う。ベースボールキャップに比べて浅めに作られていて、とりあえず頭に乗っけておく感じ。むぎゅっとかぶらなくていい気軽さがいい。安いのを1つ買うならこれがおすすめかな。
ファミリーマートのラインソックス
ファミリーマートが今年の春から本格展開をはじめたアパレルライン。どれもいい感じだが、特にラインソックスが気に入って、早々に5足買った。
ただのコンビニ商品ではない。デザインも素材感もよくできていると思う。買った人はわかると思うが、生地の厚さはなかなかのもので、しっかりと足を包み込んでくれる。足の裏には程よいふかふか感がある。これが390円とはすごい。
今年はこのラインソックスをとにかく人にすすめまくった。
秋にはなんとam/pmのラインソックスも登場した。ファミマ傘下となった懐かしいコンビニ。こうやって再会できるとは思わなかった。
こうなると、左右をファミマとam/pmでコーディネートするのもおすすめだ。
ユニクロの折りたたみサングラス
日差しの強い夏に買ったユニクロのサングラスが、思いのほか良かった。たしかセール中で990円だった。が、その機能性はおそろしく高い。BuzzFeedの記事に詳細を書いたけど、あらためて。
ツルの部分を折りたたみ、最後に半分に折ると、手のひらよりも小さくなる。これならポケットにつっこんで出かけられる。
装着感も問題ない。折りたたみギミックがあるのに脆さはない。それなりに雑に扱っていた気もするが、いまもしっかりと使える。このコスパはさすがユニクロ。
さすがにもう冬なので売っていないが、来季にまた出たら即買いをおすすめしたいアイテム。定価は1500円。
MUJI Laboのパンツ
ややワイドなシルエットのイージーパンツ。さらっとした軽めの素材感で、かつMUJI Labはラインのきれいさもある。ワイドながらだらしなくならないので、僕と同年代のおっさんにぜひおすすめしたい。
夏から秋にかけてよく履いていたが、下にヒートテックを重ねればこれからの季節も対応できそう。
ちなみにいまは無印のセール期間中のようで、7,990円→5,990円に値下がりしている。カーキは残りわずかなのでもう1本買おうか迷っているところだ。
ロンハーマンのスウェットパンツ
スウェットパンツはこれまで何本買ったかわからない。いまだに迷子状態だったので、ついに本命に手を出したが、やはり良かった。
裾の感じ、腰のひも、ところどころが大人向けのディティール。だぼっとせずに履けるのが、さすがロンハーマン。
公式サイトには「まさに大人のためのスウェットパンツです」とあるけれど、そのとおり。ワンサイズ小さめをタイトに着るのがおすすめ。
ちょい高いけど、至高のワンマイルウェアだと思う。
▶食べ物、飲み物編
ももふわIPA
今年はあまり外に飲みに行けない間に、「せっかくだから自宅で満足のいく1本を飲もう」と、すっかりクラフトビールにはまってしまった。
どうやら自分が好きなのはIPA。その中でも濁った色味と、風味豊かな味わいが特徴のHAZY IPAが好みのスタイルであることがわかってきた。
そこで出会ったのがローソンおよびナチュロで売ってる「ももふわIPA」である。
名前のとおり、もも果汁の風味を生かしたさわやかな甘みに、コクのある苦味が遅れてやってくる。ねっとりとした舌触りは自分の求めるHAZY IPAそのものだった。これがコンビニで298円で売っているのはすごいと思う。
ネット通販で1本800円〜1200円くらいのクラフトビールを買っていると、ももふわIPAがむちゃくちゃ安く感じる。ローソンを見かけるたびにその姿を探すが、残念ながら見かけることは少ない。置いてる店舗が少ないのだろうか。
僕はもう箱買いしてしまおうかと考えている。
残波 白
クラフトビール以外だと、この泡盛をよく飲んだ。沖縄ではコンビニに普通に売っている安い泡盛だけど、都内ではほとんど見かけない。たまにスーパーに売ってるけど、はっきり言って高い。
フルーティーな香りに、とても上品なすっきりとした味わい。レモンやすだち、シークヮーサーなんかを絞って、炭酸で割るだけでむちゃくちゃ美味い(そしてしっかりと酔うので注意)。
Amazonだと1.8Lのパックで1880円。これくらいなら買いだと思う。
酒徒さんのnote
今年はたくさん料理をした。リモートワークで朝に余裕ができたので、朝食をつくり、昼にはランチをつくる。夕方にはいろんなレシピを思い浮かべて、お酒は何を飲もうか想像しはじめる。
そんな日々でたいへん役に立ったのが有料noteだ。料理本の代わりに、レシピが書かれたnoteを買った。購入したなかで一番好みだったのは、酒徒さんという方の「おうちで中華マガジン」。
このマガジンには21品の中華レシピが載っている。個人的に面白いなと思ったのは、この方のレシピはどれも「分量が書かれてない」のである。あっても「少々」とか「適量」とか、あるいは何も書かれていない。
「この野菜とお肉をざっと炒めて、調味料◯◯と△△を入れたら、最後に卵を〜」みたいに、とてもざっくりなのだ。野菜も肉も分量は書いてない。だからこっちも適当にやってみる。
その結果、めっちゃ美味い。適当なので毎回ちょっと味が変わりそうなものだが、ちゃんと美味いのだ。きっとそういうふうに作られたレシピなんだと思う。
よく作ったのは「西紅柿炒蛋(トマトの卵炒め)」と「醤爆鶏丁(キュウリと鶏肉の甘辛味噌炒め)」
レシピは1つだと200円だけど、上で紹介したマガジンで購読すると21品で900円とだいぶお得。
ミツカンすし酢
まさか自分がすし酢をこんなに愛することになるとは思わなかった。でもすし酢は素晴らしい。ご飯に混ぜるだけで酢飯ができる。酢飯をつくったら、寿司ができる。手酢としても使える。
これについては長くなりそうなので別途、なにか書く。
▶書籍・マンガ編
嫌われた監督
今年一番の本はこれだ。元番記者が綴った監督・落合博満のすべて。
落合が中日ドラゴンズの監督に就任する前夜から、その最終年までを丁寧に追ったノンフィクション。かなり近しい距離から描かれたその姿、その言動は「異端」どころではなかった。
初年度、開幕投手にケガで満足に投げられていない川崎憲次郎を指名したこと、聖域だった立浪を若手と競わせたこと、マスコミとの付き合い方、どのエピソードもぶっ飛んでると感じた。
それと同時に、「プロそのものだ」とも思った。結果の責任は取る。だから自分が最良だと思ったことを、前例にかかわらず、ただやる。それがどれだけ波紋を呼ぼうが、監督という仕事には関係のないこと。それを異端だと感じた自分が甘いのでは…?と思わせる落合の迫力が、行間から伝わってくる。
プロ野球ファンのみならず、マネージメントに携わる人は読んでおくべき一冊だと思う。
服福人々
とても平和な「ファッション漫画」。
たとえるなら、『きのう何食べた?』のファッション版だ。主人公のサク君は服を買うのが好きな32歳。平日は仕事をしながら、休日に原宿とかをまわって服を見るのが大好き。ひょんなことで出会った廻谷さん(44歳)は元デザイナーの塗装工。
年の離れた2人が週末にそろって服を見に行って、廻谷さんがそれとなくファッションの楽しみ方を教える。「教える」といっても、決して嫌味ではないところが大事。サク君の興味を上手く引き出すように「導く」のだ。
読者はきっと、サク君か、廻谷さん、どちらかに感情移入をすると思う。僕は断然、廻谷さんだ。彼の態度はかっこいい大人そのもの。2人のセクシャリティの設定もストーリーに関わってくるのか、こないのか。
ファッションが好きな人、『きのう何食べた?』が好きな人はきっとハマるはず。これは名作漫画になる予感がするし、すでにドラマ化したときのキャストを想像している。
1日外出録 ハンチョウ
これは有名なギャンブル漫画『カイジ』のスピンオフ作品。といっても、やはり平和そのもの。たぶん究極の日常楽しみ系マンガである。
本編ではカイジが借金を背負って、地下の労働施設で働くことになるが、そこの「班長」という役職で登場するのが、このハンチョウの主人公である大槻だ。
この『1日外出録 ハンチョウ』では毎回、大槻が1日だけ許される特別な外出をどう楽しむか、地上でどんなことをするのかが描かれている。
とはいっても特別なことをするわけではなく、立ち食いそば屋で昼間から飲んだり、公園で犬と遊んだり、都道府県のアンテナショップを巡ったり、めちゃくちゃ普通で楽しそうで、とても「粋」なのだ。普段は地下にいるからこそ見出される地上の娯楽がものすごく良い。
ドラフトキング
プロ野球のドラフト会議に向けて奮闘するスカウトマンが主人公の漫画。だがこれは、単なるスポーツものではなく、人間ドラマを描ききった名作。
スカウトマンが相対するのは、その素質が早くに開花した中学生から、もちろん高校生や大学生、家族を持った社会人選手、そして引退間際のプロ選手まで。
それぞれの立場でどんなことを考えて野球をやっているのか、どんな選択を迫られるのか、ふつうのスポーツ漫画とは違った描かれ方をする。スカウトはプロ野球球団の人事担当。人と関わる仕事だからこそ面白い。
野球漫画なのに、試合はあまり描かれない。社会人なら誰もが好きになると思うこの作品。僕がすすめた人はみんなハマってしまった。
▶健康編
グレーのマスク
マスクはAmazonで大量に買い置きしている。今年ずっと使っていたのはこのグレーのマスク。白はちょっと普通すぎるし、だからといって、あの「黒いマスク」はどうも苦手。
そこにグレーのマスクがちょうどいい。特に男性の持ち物ってこんな感じなので、実はグレーがよく合うのだ。
素材はまるで布のようなやわらかな手触りの不織布で、鼻のところにはしっかりと形状記憶ワイヤーが仕込まれてていてフィット感がある。耳にかけるヒモはけっこう太いので耳が痛くならないのも大事なポイントだ。
50枚入りで1,890円。コスパ的にも悪くないので、箱で買って玄関に置いておくといいです。
ULTORAプロテイン(ココナッツチョコ)
プロテインブームは完全に一般層にも定着し、特に筋トレをしていない人の家にもプロテインの袋があったりした2021年。
僕にとって「味がおいしいプロテイン」は完全にこれに決まりました。ULTRAプロテインのココナッツチョコ味。これを牛乳、あるいは豆乳で割って飲むと死ぬほど美味い。ただのチョコレート味の美味しいドリンク。もはやスタバのフラペチーノ。
昔はプロテインって全然おいしくなくて、うげーってなりながら飲んでいたけど、最近はもう筋トレ中からこのプロテインを飲みたくて仕方がない状態になっている。
僕は確実に痩せると決めときは、1日に3回プロテインを飲み、さらに1食はプロテインに置き換えたりしますが、何も辛くはありません。だってこのココナッツチョコ味が美味しすぎるから……。
もちろんプロテインを決めるときには、タンパク質の量とか値段とかいろいろ選ぶ基準はあると思うけど、、こと「味」に関しては、これが到達点に来たなと思っている。
▶ガジェット編
骨伝導イヤホン「OpenComm AfterShokz」
リモートワークのなか、1日8時間とか9時間のオンラインmtgをこなすうちにわかってきたことがある。
AirPods Proのバッテリーがもたない!
だいたい3〜4つ目くらいの会議でバッテリーが切れるので、右だけ外して充電し、その間は左だけでしのぐとかやってみたものの、さすがに面倒。そこでオンラインmtg専用のイヤホンを買うことにした。
バッテリーが長持ちして、耳が痛くならなくて、音楽は聴かない代わりに、マイクの品質が良いもの、という観点で選ぶと、おのずと候補に上がるのは骨伝導イヤホンだった。
なかでもAfterShokzのOpenCommは口元に近づけられる「ブームマイク」がついているのでこちらの声をちゃんと拾う。
マイクを使わないときはたたんでおけるので邪魔にならない。
最近は自宅やオフィスでのオンラインmtgは完全にこの骨伝導イヤホンで済ませ、AirPods Proは外出時や音楽を聴く専用となった。
Oculus Quest 2
仕事でVRを触らなければならない、となったのでようやく「Oculus Quest 2」を買ってみた。Oculus Riftはちょっと遊んだことがあったので、久々のOculusだけど驚いた。これが3万7000円って相当安くない…?
頭にかぶって、YouTubeとかビートセイバーとかVRChatとか、無駄にFacebookメッセンジャーとか、いろいろいじってみただけで、すげ〜〜!ってなった。こんなんなってたのか…と感動した。
ただ、まだこれを装着した自分自身に慣れないし、なんか照れもあるので、こんなふうにはなれない↓
最近はネットカフェに持ち込んでは詳しい人に教えてもらっている。この間はVRChat内で「人狼」をやってみたけどむちゃくちゃ楽しかったぁ…。
年末年始には本格的なVRのゲームをやったり、いろいろ楽しみたいところ。ハマりすぎるとハイスペックなWindows PCがほしくなると聞くけど、僕はとりあえずこれで大満足しているところです。3万7000円は安いって…。
野球のグローブ
これをガジェット枠に入れていいのかわからないが、野球のグローブのおかげでキャッチボールが趣味の1つになった。
いまや2,980円で普通にグローブが買えちゃうことに驚いたけど、実際、軟式ボールを扱うならこれで十分。夕方、仕事が終わったら、近所に住む同僚と公園で待ち合わせて30分ほどキャッチボールをする(その様子はBuzzFeedの記事に書いた)。
いい感じに汗をかいたら近くの銭湯に行って、サウナなんかも入っちゃったりして、その後はしっかりとビール。完璧である。
言っておくが、キャッチボールを30分やったら、翌日から3日くらいは肩周りがけっこうな筋肉痛になる。ちゃんといい運動になってるのだ。
Audio Hijack(オーディオハイジャック)
Podcastの収録に使っている録音ツール。有償で7000円くらいするけど、買ってよかった…!というか、これがないとやばい。
我らがドングリFMに、あのrebuild・宮川さんをお呼びしたときに教えていただきました。
このAudio Hijackはマイクの音を録音するのはもちろん、Zoomなどのオンライン会議ツールから出る音も録音できる。そして何より素晴らしいのが、録音開始と同時に、音源がPC内に保存されるところ。
つまり仮にソフトがクラッシュしたとしても、そのときまでの収録音源は手元に残っている。当たり前のようで、これはものすごく安心感がある。
かなりニッチな用途のソフトウェアだけど、ぼくの周りは最近ポッドキャストを始めたという方もけっこういると思うので、もし録音ツールに迷っていたら、これはおすすめ。
というわけで、
今年買ってよかったものを20個ほど紹介した。いろいろ思い出しながら書いてたら、かなり長くなってしまった。たぶん「買ってよかった」と思えるものを振り返ると、自分の1年がどんなだったかもよくわかる。
これってネットにいまも残る古き良きブログ文化の1つなのかもしれない。いろんなの人たちの「2021年」がすごく気になっている。よかったら書いてみてください、そして書いたら教えてください。
あ、去年の記事はこちらです。