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夏から秋の中華料理20選+1

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夏と秋が旬の食材を使った本格中華料理レシピ集です。レシピは単体でも買えますが、マガジンだと1本あたり50円未満と大変お得です!
本場で知った味をそのままに、素人でも作れるシンプルな料理を厳選しています。化学調味料や鶏ガラスープ… もっと詳しく
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おうちで中華マガジン - 夏から秋の中華料理20選+1

新たに過去記事の一部をマガジンにまとめました。今回は夏と秋が旬の食材を使った中華料理のレシピが20個入っています。 マガジンの価格は、1冊目同様、ビール一杯のイメージで500円とさせてもらいました。 今回も売れ行きに従って値上げを検討させて頂きますが、売れないからと言って値下げは致しません。早く買ってくださった方が得をするようにしますので、ご安心ください。 「ビール一杯のイメージって、なんのことだ?」と思われた方は、マガジン有料化に当たって書いた文を再掲しますので、よろ

夏から秋の中華料理20選+1 - 目次

種類別に目次にしました。料理名からレシピのリンクへ飛べます。 おうちで中華 - 夏から秋の中華料理20選 涼菜(冷菜) 炒菜(炒めもの) 蒸菜(蒸しもの) 湯(スープ) マガジンのご購入はこちらから全ての料理が入ったお得なマガジンはこちらです。 ◎過去のマガジン◎ <2020年10月>

おうちで中華 - 醤爆鶏丁(キュウリと鶏肉の甘辛味噌炒め)

炒めたキュウリの美味しさはもっと知れ渡っていいはずだ。常々そう思っているので、今日は北京料理の醤爆鶏丁(キュウリと鶏肉の甘辛味噌炒め)を紹介する。 賽の目切りにしたキュウリと鶏肉を甜麺醤ベースのタレで炒める料理で、我が家の夏のド定番でもある。 実のところ、醤爆鶏丁を直訳すると「賽の目切りにした鶏肉の味噌炒め」という意味になる。料理名にキュウリを示す言葉はどこにもないのだが、キュウリを入れることがこの料理のお約束になっている。 醤爆鶏丁 酱爆鸡丁 jiàngbào jīd

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おうちで中華 - 香菜粉皮(香菜と板春雨の炒めもの)

【dancyu(2022年1月号)の掲載レシピです】 今日の料理は、僕がかつて江南地方の田舎町で知った鮮烈の美味をご紹介しよう。香菜粉皮(香菜と板春雨の炒めもの)だ。 粉皮とは、板状の春雨。それを香菜とニンニクと炒めるだけで、肉やダシは一切入らない。味付けもあってなきがごとしだ。レシピを見たら「これでいいの?」と思う人も多そうだが、このシンプルさこそが食材の特徴を際立たせるのである。 香菜粉皮 xiāngcài fěnpí香菜とニンニクがたっぷりからんだ板春雨をずずっと

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おうちで中華 - 涼拌茄子(蒸し茄子の冷菜)

今日の「おうちで中華」は、夏らしく、茄子料理といこう。中国では定番中の定番・涼拌茄子(蒸し茄子の冷菜)だ。涼しげな皮の色味が食欲をそそる。 蒸した茄子を冷ましてから薬味とタレをかけるだけ。特徴は「簡単で、むちゃむちゃ美味しい」ことだ。我が家では、夏の間は何度も何度も作る。 涼拌茄子 凉拌茄子 liángbàn qiézi トロリと甘い茄子。葱や生姜といった薬味の食感と風味。タレの旨味や香ばしさ。そういうものが口の中で渾然一体となって、ぴゅるぴゅると食欲が湧いてくる。飲み

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おうちで中華 - 黄瓜炒蛋(きゅうりの卵炒め)

きゅうり農家から何かもらったわけではないのだが、夏の間に、炒めたきゅうりの美味しさを喧伝しておきたいと思っている。今日ご紹介するのは、先日の醤爆鶏丁より一層お手軽な、黄瓜炒蛋(きゅうりの卵炒め)だ。 見たまんまの料理で、きゅうりとふわふわ卵を炒めるだけだけど、水気を飛ばした熱々きゅうりの食感は生の食感とは別物で、甘味も増す。意外な美味しさに驚くはずだ。 黄瓜炒蛋 huángguā chǎo dàn加熱すると、生より量をこなせるようになるのもいい。きゅうりには身体を冷やす効

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おうちで中華 - 西紅柿鶏蛋湯(トマトのかき玉スープ)

今日の料理は、夏にぴったりの西紅柿鶏蛋湯(トマトのかき玉スープ)。少し前に結構な反響を頂いた西紅柿炒蛋(トマトの卵炒め)のスープ版である。 トマトの色味が染み出たスープに、雲のようにふわふわの卵が浮かぶ。目にも美しく、食欲をそそる料理だ。 西紅柿鶏蛋湯 西红柿鸡蛋汤 xīhóngshì jīdàn tāngものの10分で作れるお手軽料理だが、いざ口にすれば、心に染み入るような滋味深さに驚くことだろう。トマトの旨味が最低限の味付けでぶわりとふくらむのである。 理想を言うな

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おうちで中華 - 酸豆角炒肉末(ササゲの漬物と豚ひき肉の炒めもの)

本日の料理は、酸豆角炒肉末(ササゲの漬物と豚ひき肉の炒めもの)。星の数ほどある中華料理の中でも、最強クラスのビールとご飯がススムくんだ。 ササゲなんて日本で普通に生活していたら意識することもないような野菜だと思うが、これがもう旨くて旨くて、この料理を知って以来、一気にササゲに親近感が湧いた。初めて食べてからもう二十年近く経つが、今やすっかり我が家の夏の定番になっている。 酸豆角炒肉末 suān dòu jiǎo chǎo ròu mò発酵したササゲと醤油味の豚ひき肉から立

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おうちで中華 - 檸檬鶏(レモン鶏)

今日は、雲南省の西双版納(シーサンパンナ)に住む傣族(ダイ)族の名物料理・檸檬鶏(レモン鶏)を紹介しよう。現地では誰もが知る名物料理で、その旨さに驚き、うなりまくった思い出の料理である。 ひと言で言うなら、エスニック鶏サラダだ。茹でた鶏と柑橘の絞り汁と様々な香草・薬味をがっしり和える。単にそれだけの料理だが、爽やかで、それでいて激しい辛味も効いていて、むちゃむちゃ旨かった。 檸檬鶏 柠檬鸡 níngméng jī檸檬鶏と言うと、世界的には鶏の唐揚げにレモンソースをかける香

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おうちで中華 - 小葱拌豆腐(青葱の冷ややっこ)

今日の料理は、中国人なら誰もが知る定番料理・小葱拌豆腐(青葱の冷ややっこ)だ。日本の冷ややっこと同じように、中国にも冷たいまま豆腐を食べる料理がたくさんあるのだが、その中でも最もシンプルな料理である。 とはいえ、地域によって、豆腐や葱の種類や切り方、豆腐を茹でるか否か、かける油を熱するか否かなど、何気に様々なスタイルがある。今回は北京標準スタイルをご紹介しよう。 小葱拌豆腐 xiǎocōng bàn dòufu 見たまんまの料理ではあるので、知っている人は全員が「こん

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おうちで中華 - 野荷炒毛豆(茗荷と枝豆の炒めもの)

今日の料理は、夏らしさ満点の野荷炒毛豆(茗荷と枝豆の炒めもの)。そう、茗荷だって立派な中華料理になるのだ。中国でも珍しい料理ではあるのだが、もちろん僕の創作料理ではない。 江南地方で初めて食べた時の衝撃は凄かった。炒めた茗荷の香り良さ。枝豆と茗荷の小気味良い食感のコンボ。少しクセのある菜種油がピタリとハマっていて、夢中でレンゲを動かした。今やすっかり我が家の夏の定番である。 野荷炒毛豆 yěhé chǎo máodòuスーパーで茗荷を買って作ろうとすると高くつくけれど、自

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おうちで中華 - 西紅柿炒蛋(トマトの卵炒め)

今日の料理は、西紅柿炒蛋(トマトの卵炒め)だ。日本での認知度もかなり上がってきたのでご存知の方も多いと思うが、もし「え、トマトを炒めるの!?」という人がいたなら、今日にでも試すことをオススメする。 だって、この料理を知らずしてトマトの旨さを語ることなかれ、と言いたくなるくらい旨いからだ。学生時代に初めて中国で食べたときは、衝撃的な旨さに震えたことをはっきり覚えている。 西紅柿炒蛋 西红柿炒蛋 xīhóngshì chǎo dànそもそも旨味のカタマリであるトマトと卵を組み

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おうちで中華 - 茄泥(胡麻だれ茄子)

今日の料理は、茄泥(胡麻だれ茄子)。北京の夏に欠かすことのできない一皿だ。蒸して冷ました茄子に胡麻だれをペトリ。至って簡単な料理ではあるが、これが本当に美味しい。 トロトロの茄子とねっとりした胡麻だれが、なんとまあよく合うこと!ニンニクの辛味が絶妙のアクセントになり、茄子の甘味をグッと引き立てる。 ご覧の通り、SNSには全く向かない地味な見た目だが、料理とは見た目ではない。味なのだ。 茄泥 qiéní 子供も大好きな味だし、酒の肴としても優秀。毎回、大量の茄子が一瞬

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おうちで中華 - 木須肉(豚肉と卵の五目炒め)

今日の料理は、山東料理の木須肉(豚肉と卵の五目炒め)。ムーシューロウやムースーロウといった名前で日本の町中華でも見かけるので、ご存知の方も多いのではないだろうか。 木須肉という変わった名前は、炒めた卵をキンモクセイの花に見立てたことに由来する。キンモクセイの「木犀(muxi)」が、似た発音で簡単な漢字の「木須(muxu)」に置き換わったのだ。料理自体は大衆的な見た目だが、実は典雅な名前なのである。 木須肉 mù xū ròu豚肉と卵を醤油味で炒める料理なので、美味しさの想

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