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月額5000円で毎日飲み放題の“サブスク”型ワインバーがすごかった

なんだか情報量の多いタイトルですが、お店の仕掛けがとにかく盛りだくさんで楽しかったので、詳しく書いておきたいと思います。

前にぐるなびの運営する「みんなのごはん」でこんな記事を書きました。

本格的なワインを置いてるのに、3000円払えば開店から閉店までずっと店内のワインが飲み放題、しかも食べ物は持ち込み自由(そもそもフードを出してない)という、だいぶブッ飛んでるお店を紹介したのです。

赤坂見附の「nomuno」というお店なんですが、あまりにコスパが良いので、会社の同僚と歓送迎会をやったり、友人たちと料理を持ち寄ってワインを飲んだり、個人でやってるポッドキャストのリスナーさんと一緒に忘年会をやったり、ワインの勉強のために1人で通ったり、けっこう便利に使わせてもらってたのです。

そしたら先日、オーナーの人から「秋葉原にもお店を出したのでよかったら今度きてください」と言われたので、ぜひぜひと軽い気持ちで行ってみたらヤバかった。

さらにおかしなことをしていた。

月額5000円で店内のワインがいつでも飲み放題になるワインバー

最初はなにを言ってるのかわからなかった。

3000円で店内のワインが飲み放題ってやつも相当すごいと思っていたけど、今度は月額5000円でいつでもワイン飲み放題になるらしい。

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お店の名前は「tukuruno つくるの」という。秋葉原駅と上野駅の間くらいにあって、山手線の御徒町や銀座線の末広町、日比谷線の仲御徒町駅あたりがさらに近い。国道4号線沿いのセブン-イレブンの隣にある。

この「セブン-イレブンの隣」というのがなかなか重要なのである。メニューを見てみたら、時間無制限の飲み放題が3000円、食べ物は持ち込み自由とある。お客さんはみんな好きなおつまみをセブンで買っていた。なるほど。

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で、気になるのが、「創作ワインキット」(3900円)というやつ。これはワインの原液であるキュベのセットを購入すると、自分好みのワインがつくれるというサービスだ。

さらにワイン好きにはたまらないのは、月額5000円を払うと、毎日いつでもワインが飲み放題になって、しかも自分で作ったワインをお店に置いて他のお客さんに味わってもらえるようになるのだという。なんだそれ。

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自作ワインうんぬんはひとまず置いておいて、月額5000円でいつでも飲み放題というのはすごくないですか。1日飲み放題が3000円なんだから、2回来たらすぐに元が取れてしまう。

上野や秋葉原近辺に職場がある人には最高だと思う。僕はちょっと遠いけど、このサブスクは入ろうかと思っている。月に2回くらいは余裕で行くだろうし。

店内のカウンターにはたくさんのワインが並んでいるが、基本的にこれらは全部飲み放題。好きに飲むもよし、一応ソムリエ的な人が1人は常駐しているので好みを伝えてワインを選んでもらうこともできる。

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特に日本ワインを豊富に揃えていたが、実はさっきの創作ワインキットがキッコーマンの商品で、このワインバーもキッコーマンとの提携によって運営しているらしい。

なのでキッコーマンのワインブランド「マンズワイン」をメインに置いている。キッコーマンがワイナリーを持っていたのは知らなかった。

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この甲州の「醸し」というワインがおいしかった。果皮の旨味も感じられるコクのあるワイン。オレンジワインっぽい濃厚さもあって、非常に好みの味だった。

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甲州 醸し 2018。ボトルで1500円くらいで買えるそうなのでとてもコスパに優れたワインだ。2〜3本買って帰りたいところだが、そもそも飲み放題なのでここで飲んでいればいいのか。

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基本立ち飲みだが、テーブルもある。セブンで買ったおでんで赤ワインを飲んでるグループもいた。なかなか良さそうな組み合わせ。ワインバーにビールを持ち込むという自由さもこの店ならではの楽しみ方だ。

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お客さんが作ったワインも飲んでみる。

カウンターのワインを眺めていると、不思議な説明書きがあることに気づく。

「大好きな女優さんのイメージで」「西島秀俊さんを思って…」

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「夫のいない夜のごほうびワイン」「蝉鳴く日陰の下で」

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「消えるワイン」

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これらはどれも、このお店のお客さんが作ったワインである。

好きな俳優さんや飲むシーンを想像してキュベをアッサンブラージュ(ブレンド)し、そのイメージをぶどう品種の割合とともに、説明書きに残しておく。そうすると、他のお客さんがそれを飲んで想像を働かせて楽しむことができる。

ワインのおもしろい飲み方だ。さっそく「西島秀俊さんを思って…」をテイスティングしてみる(笑)

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神の雫だったらここで、「お、おお…。見えるぞ、キュートな笑顔が…。いや、しかし脱いだら意外と筋肉質…まさにこのワインは西島秀俊…」みたいになるところだが、普通に美味しい赤ワインだった。

おそらくメルロー主体だろうか。どういうイメージでブレンドしたのか気になるところだ。

と思ったら、作者はさっきセブンのおでんを食べてたグループの1人だったことが発覚。

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自分の作ったワインが目の前で飲まれるのを、ドキドキしながら見守っていたそうだ。せっかくなので作者もその場で飲むことになった。不思議な流れである。

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店内はL字カウンターと丸テーブル、個室がひとつあるだけ。15人くらいでいっぱいになるスペース。1人で静かにワインを楽しむのもいいし、目の前にある謎のワインをその場に居合わせたお客さんと楽しむのもいい。

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このあとは「大好きな女優さんのイメージで」をお店にいた何人かで飲んで、このワインがどの女優を示しているのか言い合ってみた。めっちゃ飲んでしまった。

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唐揚げに合うワインを作ったという別のお客さんからは、「これめっちゃ合うから」と、唐揚げとセットでワインをすすめられた。

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自分でワインをブレンドするのも楽しい。

そしてワインのブレンドキットを1つプレゼントしてもらったので、試しに自分好みのワインもブレンドしてみた。

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こうして大きなスポイトのようなものでキュベを順番に調合していく。理科の実験みたいで楽しい。まさかアッサンブラージュを自分でやる日がくるとは。

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飲み放題会員になると、この自作ワインに名前をつけて、お店に置くことができる。ああ、これはハマってしまいそうだ。名前をつけてみたいし、誰かに飲まれたい。

というわけで、この日は1時間ほどいろんなワインをごちそうになって、自分でワインをブレンドして遊んでしまった。

月額5000円の定額制ワインバーは意外とありかも

がっつり飲まなくても、近くに来たときに1〜2杯飲んで帰るだけでもいい。月額5000円で毎日飲み放題というワインバーのサブスクは意外とありかもしれない。

お店に行って、その場で会員になるのもいいけど、実はMAKUAKEで支援するとさらにお得になる。

2月末までの会員権利+初回創作ワインキットがついて1万円というプランが特におすすめ。

1.【会員特典】を受ける権利
・創作ワインをtukurunoで提供することが出来ます。
・2019年12/16-2020年2/28の期間、何度来ても入場料が無料になります(=ワイン飲み放題が毎回無料)
・イベント/1日店長企画権利(会員有効期限内で何度も利用可能です!)

2. 初回来店時、創作ワインキットを1セット付き〈1セットで3名様まで〉

めっちゃワイン飲みたいし、なんならワインも作ってみたいという人はこのプランを支援すると、いつでも飲み放題になって、さらに創作ワインキットがもらえる。

誰か会員になってワイン飲みにいきましょう。

へんなワインバー「tukuruno」の詳細はこちら。


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