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『生きてるだけで偉い』の理由を考えた

私の答えは

「私たちは望んで生まれてきていないのに、いつかは死ぬという現実に向き合って、今この瞬間まで自分の命をつないできているから」


です。


親も、国も、時代も、私たちは生まれる時には選べませんでした。

そして、多くの人が予期せぬ病や、大切な人との別れを経験します。
他にも受験の失敗、就活の失敗、失業と、挙げればきりがないほど様々な困難がやって来る中、幸せであろうとなかろうと、死という未体験の出来事が最後に必ずやって来ます。

その現実がそもそもハードだって思うから。その上色んな困難がありながら私たちが今こうしていることが偉いと思うし、価値あることだと思っています。

私たち、ほんと今まで頑張ってきてるよ…。

だから、自分に対して責めるような言葉をかけないでいたい。

「無能」「バカ」「どうせ自分はだめなんだ」「情けない」

知らず知らずのうちにそんな言葉を自分に向けた時は、「あぁ、今自己批判したな」とジャッジをせずに受け止めてから、親友や自分の大好きな人に言うような言葉を、あらためて自分にかけたいと思います。

あぁ、またそれかぁって思う方もいらっしゃるでしょう。
「自分を親友だと思って…」というのはよく言われることですよね。
それに、簡単そうで簡単じゃないことだと思います。
これまでずっとやって来た自己批判もまた、自分を守るものであったし、人間思考の癖を変えるのは容易ではありません。

だから難しい時は、自己批判していることに気づくだけでいいと思います。
それだけで、自己批判している自分と、自分自身とを分けることができます。
それは、一番最初の一番大きな一歩です。親友に声をかけるように自分に声をかける、自分への思いやり(セルフ・コンパッション)への一歩なのです。

VRChatにいらっしゃるみなさんは、多才でスキルの高い方がとっても多いです。
VRChatを始められてすぐに、素晴らしいワールドや作品を作ったり、イベントの主催者になったりされて、私も何度も感動してきました。

一方で、自分は何も生み出せていないと苦しんでいる方もいらっしゃるように感じています。

何かを生み出していないと感じても、何者でもないと感じていても、実は既に生み出していたり、誰かのために何かをしていることはとっても多い、というのも事実なんじゃないかなと思います。

しかし、その事実を認めることは、ポジティブなことでありながら、ずっと自己批判してきた人にとって、勇気が必要なことだったりします。

大丈夫です。自分を認めて大丈夫です。
そんなことを思ってしまったら人から嫌われるとか、傲慢な人間になってしまうとか、心配しなくていいです。
だから勇気を出して、自分を認めてみて。

だって、傲慢な人はきっとこんなこと考えたりしないもの。

本日もnoteをお読みいただきありがとうございました。





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