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#91 ソーラン回想録 本祭④ブロック(第31回YOSAKOIソーラン祭り)

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違う外見、違う性格、違う環境

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本祭審査編折り返し地点の回想録第4弾です!
前回の記事はこちらをご参照下さい。

YOSAKOIソーラン大賞を何度も獲っているチームのモチベーションってどうやって維持するんでしょうね?
今のところ連覇記録って言うと天舞さんの4連覇が記憶にありますが、これって永遠に大賞獲り続ける事がシステム上可能だとしても、それって見ている側はもちろんやる側も毎回大賞じゃそれが当たり前になって、飽きが来るんじゃないでしょうか・・・。当然大賞以外はいわゆる敗けになってしまう訳ですし。
もちろん前年度大賞でなければ、今年の目標は大賞受賞!ってのは解るんですが、そこを目指して何年も創作と練習を続けていく気概ってのは想像に難いなーと。そこに至ったチームの人しか解りえない境地なんでしょうかね?

そんな未体験ゾーンの想像も抱きつつ、今回もD氏予想と共に進めていきます!

<審査枠④>
新琴似天舞龍神
市立船橋高校吹奏楽部THEヨサコイ
ミナオ・ドーレくしろ
百合文殊
北翔大学~友和~
JCB・夢翔舞
よさこいダンスチーム東海大学響
YOSAKOIソーランチーム傾徒

<N予想>
1位:新琴似天舞龍神
2位:JCB・夢翔舞
3位:市立船橋高校吹奏楽部THEヨサコイ

<D予想> 
1位:新琴似天舞龍神
2位:市立船橋高校吹奏楽部THEヨサコイ
3位:YOSAKOIソーランチーム傾徒

<公式結果> 
1位:新琴似天舞龍神
2位:JCB・夢翔舞
3位:市立船橋高校吹奏楽部THEヨサコイ
4位:ミナオ・ドーレくしろ

N、ここへ来てついに1位新琴似天舞龍神、2位JCB・夢翔舞、3位市立船橋高校吹奏楽部THEヨサコイの3連単を見事的中!いやー気持ちいい☆
D氏も順位ズレありながらストライクとニアピンをそれぞれ一つずつゲット。4位枠のミナオ・ドーレくしろはどちらも予想できませんでしたが、他に比べたら比較的予想しやすいブロックだったかもしれません。

<ここまでの結果>
D→ストライク×1、ニアピン×1
(合計:ストライク×2、ビンゴ×1、ニアピン×7)
N→ストライク×1、ビンゴ×2、
(合計:ストライク×1、ビンゴ×3、ニアピン×6)

④ブロックではついに御三家の一角、新琴似天舞龍神が登場。大多数の予想通り1位突破でした。このクラスのチームになると、もう登場するだけで桟敷席が沸くんですよね。「龍」の旗を持ったファン並びに関係者の応援と共に始まる演舞は、まるで単独公演?(笑)と言っても過言ではないくらい会場が一体となってました。
定点で見ていると前から後ろまで各パート隊のそれぞれの演舞がしっかり観る事ができる構成で、隊列移動の美しさなどは申し分の無い天舞クオリティ。このブロックでは頭一つ抜けていたと思います。

そんな天舞さんとは対照的な作品でブロック2位をゲットしたのがJCB・夢翔舞。とにかく踊り子の楽しんでる笑顔と、お客さんを盛り上げる煽り、地方車のズンズン響く重低音で、沿道がお祭全開・ハイパーチンドン屋行進みたいな賑わいでした☆
某スペースで代表様自らPRして頂いた秘密兵器とはあのプラカードだったんでしょうか?確かにあれは今まで見た事ない演出でしたね!後世に振り返った時に、この年を象徴する様な作品の一つになるでしょうね。

続いてブロック3位になったのは市立船橋高校吹奏楽部THEヨサコイ。ソーランではすっかりお馴染みのチーム。この時勢で高校生の部活動チームが(しかも本職は吹奏楽)遠征までして参加するとは、よっぽどソーランに熱い指導者さんがいるんでしょうね。先の2チームとは全くカラーが違いますが、大学生チームともまた違った若々しさと同時に、部活動で鍛え上げられた整然とした隊列美とキレのある動きは、他のチームが簡単には真似できないレベルですね。非常に見応えがあります。

4位枠に入ってきたのはミナオ・ドーレくしろ!釧路といえば以前いたチームで釧路から通いで札幌に来てたツワモノの事を思い出しますが、もはやその辺の道外チームと変わらないくらい来札に時間かかりますよね・・・
鶴をモチーフにした長半纏のオーソドックススタイルかと思いきや、後半で上半身だけを脱いで鮮やかな青色に変わる衣装替えもあり、少人数でしたが地域を前面に押し出した作品には沿道から暖かい拍手が送られていました☆

上記以外のチームにもいくつかコメントを。

百合文殊
今年のもう一つ新人賞受賞チーム。構成こそオーソドックスな学生チーム作品ですが、各パートごとの衣装の色味と振りの分け方でしっかりと緩急の波をつけており、早めにどんどんと展開が変わるので1曲通して間延びする箇所がほとんどなくて良いですね。人数こそあまり多くは無かったですが、しっかりまとまった作品になっており、エアプレーンの時の法被の裾のはためき具合が非常にキレイでした☆

YOSAKOIソーランチーム傾徒
ソーランには珍しい1曲通してストーリーテーリングが入ってくる物語性重視の作品。みちよさとかで結構見るタイプのチームですね。パレードだとその肝心のストーリー部分が中々聞き取れないのが少し残念。どちらかというとステージ向きのチームなのかな?衣装や楽曲が全体的に可愛らしいテイストの作品に反して、踊りは結構テクニカルな振りも多く、難易度は高め。人数が増えてくればかつてのパスキーみたいな唯一無二のチームになるかも?

ベテランから新参まで、多様性に富んだ④ブロックでした!参考に動画リンクをあげておきます(大通りパレードに絞って見つかった映像に限定してます※審査ではない動画も含みます)
※リンク違い、削除希望等ありましたらお手数ですがご連絡下さいm(_ _)m

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ベテランチームがその規模を維持し続ける事も大変な事ですが、祭が行われなかった2年間にこの日を目指して作り上げた新規チームの情熱もすごいですよね。
今年こそ人数は少なかったかもしれませんが、本祭に出場する事はどんな練習よりも大きな経験になりますし、どんな広報活動よりも効果的なチームPRになります。
挑戦的で意欲的な作風のチームが多かった事も印象的でした。どことも被らないカラーというのは、チームとして何より重要なポイントになると思います。
後に振り返った時に「あの人気チームの伝説の幕開け」と言われる様な場面だったかもしれませんね〜。

したっけ!

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