見出し画像

BCGと免疫についてー簡単に!

 少し免疫の話をさせて頂きます。「免疫」と聞くと学生時代を思い出し頭が痛くなる人が多いと思います。NK細胞とかCD4陽性T細胞とか・・・。

 今回は、なるべく難解な言葉を使わず説明したいと思います。

まずヒトの免疫システムには自然免疫と獲得免疫(細胞性免疫と液性免疫)があります。これを金沢ねこは戦国サムライ軍団(自然免疫+細胞性免疫)と現代の自衛隊(液性免疫)と読み替えます。

 敵(ウイルスや細菌など)が自分の領地に攻め込んで来たとします。まず戦うのはサムライ軍団です。敵は5千、平均年齢25才、こちらは1万、同じ年齢とします。これでも勝てそうな気がしますが、さらにこちらが有利なのは強力なコーチーBCG (ラグビー全日本のリーチ・マイケルさんのような人)が鍛えてくれているのです。(ちょっと、懐かしい―)敵は、けちょんけちょんにやられて逃げて行きます。これが若い人たちの免疫状態と考えて下さい。無症状や軽い症状ですむのは、このためです。でも念のため、後ろにいる自衛隊に信号弾を1発うち、敵がきたことは伝えておきます。

 さてサムライ軍団も年をとり、平均年齢50才、数も5千に減ったとします。これで同じような敵が攻めて来たら、2発目の信号弾をうちます。すると自衛隊(同じ50才)が登場、戦車やミサイルで敵をやっつけます。さらに年をとり、平均年齢70才とします。さすがの自衛隊も自爆したり、敵の弓矢にやられるかもしれません。すなわち、重症化や死亡となるのです。

 抗体というのは自衛隊が登場してはじめてできるのです。戦車の走った跡や備蓄したミサイル(中和抗体)などです。でも、すべて良い抗体とは限りません。悪玉(スパイ)や何にもしない抗体もいるのです。

 日本人の死亡者数が少ないのはBCGコーチ(BCG日本株・接種)のおかげと考えています。さて今度はBCGについて、もっと考えてみたいと思います。

詳しくは、金沢ねこ「BCG の作用機序ー新型コロナ」で解説しています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?