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#6 【GW読書】「2020年6月30日にまたここで会おう」

こんにちは。なるです。

今日はGW読書第5弾です。
本選びのコンセプトは、だれか1人くらいは興味を持ってくれそうな本です。

今回は、「2020年6月30日にまたここで会おう」を選びました。
本書を紹介するにあたって、本来ならGW中に紹介する予定だったのですが、関連する本も読んでいたら紹介が遅れてしまいました。(言い訳)

紹介する本

僕は、本書を読んだときに2つのことを真っ先に思いました。
1つは、もっと早くこの著者の本を読んでおけばよかった(出来れば学生の時にでも)ということ、そしてもう1つは、この本をどう多くの人(特に地方にいる学生)に読んでもらえばいいかということです。

というのも、この本(もとい関連本)は、読者をビジネスで使える知識において”知的”にブレークスルーさせてくれうる本だと感じたからです。そして、このビジネスで使える知識においてという点が、僕自身の経験として地方の学生ではなかなか味わえない感覚だと感じたからです。

なので、今回この本をとりわけ地方の学生におすすめしたいと思います。

まず「”知的”にブレークスルーする」とはどういうことかについてより具体的に説明するために、さかのぼって成長の定義から説明させてください。

僕は、成長を以下のように定義しています。

出来ないことが出来るようになる

すごく当たり前のことですが、僕は浪人時代にこれを意識することによって飛躍的に成績が伸びてからずっとこのことを念頭に置いています。

僕はさらに「出来ないこと」を、「絶対的に知覚しうるできない」と「相対的に知覚しうるできない」の2つに分解して考えています。それぞれ以下のようなイメージです。

絶対的に知覚しうるできない:自分自身だけで完結しうる”できない”。例えば、この計算問題が解けないとか逆上がりが出来ないとかそんな感じ。
相対的に知覚しうるできない:自分自身に足りない部分を他の人と比べたときに初めて知る”できない”。例えば、何その問題そういう考え方があるのねとか、なんなんだあの人の体の動かし方は、みたいな衝撃。

そして、僕は、この後者の相対的に知覚したできないできるようになることがブレークスルーに繋がると考えています。
つまり、「”知的”にブレークスルーする」とは、思考力全般について相対的に知覚したできないができるようになることです。
”知的”にとわざわざいっているのは、特に理由はありませんが、スポーツなどの”身体的”なブレークスルーと区別するためです。

なお、言っていることは同じことでスポーツに置き換えても理解できます。

スポーツをやっている人であれば、それまでこつこつやっていてもできなかったことが上手い人のプレイをマネしてたらなんかいきなりできるようになったというのを体感したことがある人もいるかと思いますが、それです。

おそらく、その「できる」は、自分と上手い人を相対化することによって知覚した「できない」ポイントを意識しながら繰り返し練習をした結果だと思います。

そして、戻って「ビジネスで使える知識において”知的”にブレークスルーする」についてですが、これは地方にいる学生はなかなか体感することは出来ないと思います。なぜなら、いわゆる受験勉強はだいたい前者であり、大学に入っても優秀な社会人に出会う機会は限定的だからです。
あ、じゃあ、みんな横並びだしいいじゃんと思ってしまいそうですが、おそろしいことにこの講義は東大で行われています。

この状況を筋トレで説明すると、地方で自分が近くのジムで軽めの重量を使って我流でウエイトトレーニングしている一方で、都心の方では同じ大学生がトップフィジーカーに教わりながらばちばちに追い込んで筋肥大させてるみたいな状況です。4年後を想像しただけでも恐ろしいです。

筋肉の話でいったりきたりしていますけども、要はなにが言いたいかと言うと、この本を読んで、「こんな考え方あるんだ」とか「こんな人いるんだ」というのをできれば学生のうちに体感して欲しいということです。

そして、自分と相対化するうえで瀧本さんはとてもいい対象になります。
僕自身、社会人4年目になって、「うわ、なんなんだこの人」と強めに衝撃を受けるのは会社の人というよりは大体大学院の講師の方なのですが、その講師の方をもって天才と言わしめているのが瀧本さんでもあります。

それぐらいすごく頭がきれる人で、普通に就職してもまず会えないようなレベルの人の考えにこの本を読めば触れることができます。

すごくないですか?


しかも値段は、1000円です。


そうです、実質タダです。


関連本も、大体2000~1000円くらいです。


そうです、実質タダです。


ここまで読んでもなおよく分からないという学生の方に、少し具体的に中身の話をすると、この本を読むと「交渉」についての理解が深まります。

ちなみに就活は「交渉」です。

そして、社会人になっても必須なのが「交渉」です。

社外とのコミュニケーションはもちろんのこと、上司に対しても「交渉」しなければいけない場面は往々にしてあります。

カンボジアでボランティアした経験と筋肉だけのほぼ丸腰で就活に挑もうとしている就活生に瀧本さんはこうおっしゃっています。


ぜひ読んでみてください。






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