リーダー赴任からの100日以内に実施すべき7つのこと

1.客観データから課題を見つける

過去データから新たに赴任するチームの強みや機会点を考察してイメージを作っておきます。これはあくまで、新たなチームの事実収集のための準備であり、先入観にならないよう注意しましょう。

⒉スタッフへのインタビューから課題を見つける

データだけではなく、既存のスタッフから事実確認のためインタビューします。赴任から1ヶ月ほどは信頼関係も構築できていないので、尋問みたくならないよう硬くならずオープンな態度を意識しましょう。

⒊スタッフが知らないうちに自己のコンピテンシーを改善する

リーダーは常に自身のリーダーシップスキルの向上を望むものですが、中々同じチームでスタイルを変更するのは難しいです。新たなチームに赴任するとき身につけてみたいリーダシップスタイルを赴任当初から発揮することで、スムーズに行動が取れるはずです。

⒋リーダーシップチームを見直す

チームにはすでに部署のリーダーはすでに決まっていることが多いですが、必要に応じて編成も見直す必要があります。自身の価値観を理解してくれ一緒にチームパフォーマンスを向上してくれそうな人材を選択しましょう。

この際に注意するのは、前のリーダーがやめることが無いようケアしましょう。

⒌素早く負の遺産を処理する

負の遺産とは、チームの悪い習慣や文化になりつつあるもの、またはチームのムードを悪くするメンバーです。

変化を嫌ったり前に進むことを阻む人がいます。ただ重鎮だったり気難しい性格だったりで、前任リーダーも放置して、長い間パフォーマンスも低く、それでいいという感じでいる人がいます。新たなチームでがんばろうとするときにここぞとばかりに邪魔してくる人です・・・

このような負の遺産はすぐに処理しましょう。処理といってもチームを辞めてもらうのがゴールではなく、その行動を止めてもらうことです。よく相手の話を聞きそのような悪い行動を取る理由を聞いてできることは改善を約束しましょう。また聞くだけではなく自分がどういうチームを作りたくてどういう人材が必要かのニーズを伝えることを忘れないでください。

⒍報告・連絡・相談の仕組みを徹底する

新チームで成功を収めるためには報連相の仕組みを整理することが重要です。

チームにとって「必要な情報とは何か?」「共有すべき情報は何か?」を考えチームで仕組みを理解してください。

リーダーには、データやKPIだけではなくチームメンバーのメンタルなど様々な情報が集まることが非常に重要です。

⒎ビジョンの作成と共有

リーダーとしてチームのパフォーマンスを最大化して、業績を獲得するにはビジョンが必要です。ビジョンは、スタッフが理解できるよう継続的に共有しましょう。

ビジネスでは変化が多くチームが振り回されて迷走することもあります。ただビジョンは何だったか振りかえることで軌道修正することもできます。


まとめ

リーダーには上記以外に1日目からずっとやるべきことがあります。

一人ひとりと「信頼と敬意」を築き続けることです。

リーダーとして何をするにしても一人ひとりと関係を築けなければ、チームやスタッフにリーダーシップを発揮することはできません。

これから新たにリーダーとして赴任する時や異動する時、参考になれば幸いです。

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