#139 すべてのプロセスは選択肢を広げるようにデザインされている必要がある
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16個目の前提
今日はNLPの16個目の前提です。
「すべてのプロセスは選択肢を広げるようにデザインされている必要がある」
これは、問題解決や意思決定を効果的に行うために、常に複数の選択肢や視点を持つことが重要だということを意味しています。今回は組織で働くリーダーの方々が直面する具体的なシーンを通じて、どのようにこの考えを活用できるのか考えてみます。
意思決定における多様な選択肢の重要性
リーダーは日々、様々な意思決定を行わなければなりません。その際、単一の選択肢に固執すると、組織の成長や問題解決の幅が狭まってしまう危険性があります。
たとえば、プロジェクトの進行が遅れている状況において、リーダーが「とにかくスピードを上げて、期日に間に合わせる」という単一の指示を出す場合があります。しかし、この前提に立てば、スピードだけを重視するのではなく、「リソースを再分配する」「別のプロジェクトを一時的に停止して優先する」「外部リソースを導入する」といった他の選択肢も考慮するべきです。
このように、あらゆるプロセスにおいて複数の選択肢を探ることで、組織の柔軟性と持続可能な成長が可能となるので、一つのアプローチに縛られず、異なる方法を模索する姿勢を持つことが重要です。
コミュニケーションの多様なアプローチ
リーダーの重要な役割としてチームメンバーとのコミュニケーションもありますよね。リーダーは全員に対して同じアプローチを取るのではなく、相手の個性や状況に応じて適切なコミュニケーション方法を選択することが求められます。
例えば、モチベーションが低下している社員への対応 ある部下がモチベーションを失い、業務の成果が上がっていない場合、単に「頑張れ」と励ますだけではなく、「なぜモチベーションが低下しているのか?」という根本的な原因を探り、それに応じた対応を考える必要があります。
たとえば、以下のような選択肢を検討できます。
・業務内容を見直して新たな挑戦を与える
・他のメンバーとチームを組ませ、違う環境で働かせる
・定期的なフィードバックを行い、進捗や成果を可視化してやる気を引き出す
このように、コミュニケーションにおいても単一の方法に固執するのではなく、相手にとって最も効果的な選択肢を常に模索することが重要です。
ぜひとも「どういう選択肢があるか?」ということを考えて日々の体験や業務に向き合ってみましょう。
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