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#52 おもろくアイデアを生み出すRPG発想法

個人と組織の能力を最大化し、
物語を共に創る伴走者、
ナラティブサポートの上村です。


RPG発想法®

先日、中小企業診断士を中心とした専門家チームであるチームGAさんが主催されているRPG(ロールプレイングゲーム)発想法®の講座に参加してきました。

この手法はチームGAさんが開発された思考法です。

世間一般的にアイデア発想に関する思考法やツールなども多くあると思います。ブレインストーミング、シックスハット法といったものはよく聞かれるかもしれません。

少し難しかったり、中々効果的に出来なかったり、いざやってみたものの中々上手くいかないというケースもあるのではないでしょうか。

RPG発想法®とはどういうものか?

RPG発想法®とは「ロールプレイングゲームのように指定された役割(キャラクター)になりきって考えることで、自分とは違った視座・視野・視点から物事を考えて発想する」思考法です。

活かされるシチュエーション

1人でも実践できますし、アイデア発想会議、新商品開発会議など、グループでの発想にも大きな成果を発揮します。

実際に中学校でも実践されたこともあるようで、アイデア発想にあまり触れてこられなかった方でも簡単におこなう事が出来ます。

ファシリテーター認定講座

今回、ファシリテーターとしての認定講座に参加したのですが、最初に扱った議題は「牛乳の消費量を上げるには?」というテーマでアイデア発想をおこないました。

具体的な内容

キャラクターの設定

議題の発表の後に、なりきるキャラクターを指定されます。
RPGという事で、「勇者」「賢者」というキャラもありますが、もっと身近な「子ども」「女子高生」というキャラもあります。例えば、勇者であれば「ビジョンに立ち返って考える」「正攻法で考える」、子どもであれば「無邪気に考える」といった視点になりきって考えます。

発想をより効果的に出すための守るべきルール

そして大事な事がグラウンドルールの設定です。発想するに当たっての心得です。人によっては「何だ、これは。ふざけた事をして」と感じる人もいるかもしれません。しかしこれはあくまでも手段であって、目的は「発想を出す事」です。

斜に構えていると良いアイデアも出てきません。そのためグラウンドルールとして「楽しんで取り組む」「否定批判をしない」ということを大事にしています。

そして他の人の回答にのっかるということも大切なポイントとして掲げておられます。

例えば、「牛乳の消費量を上げるには?」の問いに対して、「アニメとコラボする」というアイデアを出されたら、「それに乗っかって、もう少し手頃なコラボとしてyoutuberとコラボする」「食品メーカーさんとコラボする」といったアイデアを出すような流れです。

1人で考えていると凝り固まってしまって中々アイデアが出ない場合でも、他の人の意見を聞く事によって刺激されて新しいアイデアが浮かびやすくなります。

本当に面白いアイデアが出て、いい大人が腹がちぎれるくらい、息が出来なくなるくらい笑っていました。

収束フェーズ

しかし、面白いだけで結局形にならないと意味がありません。しかしこのRPG発想法®はもちろんきちんと収束フェースでアイデアを現実的なものへ昇華するプロセスも設けています。

RPG発想法®の副次効果

発散から収束までおおよそ2時間のプロセスになりますが、以前体験会に参加させていただいた時も4人×4チーム程で40分程度の発散プロセスで200個近くのアイデアが出てきました。玉石混交でふざけたアイデア、実現不可能なアイデアも多くありますが、そういった1つ1つはあくまでも磨かれたアイデアをつくり出すためのタネにもなります。

そしてRPG発想法®のもう1つの効果としてチームビルディングにもなると感じました。「この人、こんな面白い発想持っているんだ」という新たな見方にも結び付くでしょうし、「あの時のワーク面白かったですよね」と共通体験の共有にもなります。

ご案内

私も認定ファシリテーターとしてこの度、認定されましたので提供する事が出来るようになりました。是非とも自社で新商品開発や新市場開拓などに困られている方や何か面白そうだから一度体験してみたいという方おられましたらお気軽にお声がけください。
https://www.narrativesupport.jp/

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