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根室・納沙布岬に北方領土を見に行く小さな旅―その5・付録―(2023年9月。動画中心。釧網本線・釧路湿原、花咲線・別寒辺牛湿原、その他)

根室の納沙布岬へは網走から向かった。釧網本線(網走~釧路)で網走から釧路へ行き、根室本線(滝川~富良野~帯広~釧路~根室)の通称花咲線(釧路~根室)で根室へ行った。
釧網本線は釧路湿原を通ることで有名で、テレビ等でもしばしば放映される。実際、湿原や、網走を出て暫くの間走り海沿いのコースの眺めは良かったので、動画に撮った。しかし、寧ろ驚いたのは花咲線で、日本の他の場所では見られないような風景が続いていた。連続で動画を撮りっぱなしにする程の価値があると思うが、迂闊なことに予想していなかったので、一部を映像の記録に残せたに過ぎない。
ただ単に編集もなく映像を流すだけであるが、釧網本線と花咲線の風景を、殆ど個人的な記録も兼ねて、紹介する。
釧路駅にあった釧網本線と花咲線の地図を掲げる。

釧網線と花咲線の地図

こんな一両編成のディーゼルカー―快速しれとこ摩周号―に乗った。

網走駅に止まる快速しれとこ摩周号

釧網本線は、網走の駅を出ると、知床半島の入り口に当たる知床斜里の近くまで、オホーツク海沿いを走る。その風景。

海と陸とが交互する風景。

知床斜里を出ると列車な内陸へ入って行き、摩周、標茶を過ぎると、釧路湿原に入って行く。

摩周駅

茅沼駅の辺りから既に釧路湿原に入っている。

茅沼駅

釧路湿原の端の林の中を走る。

次の動画、中頃突然広い平原に出、鹿達が飛び跳ね、大きな鳥が飛ぶ。

さらに平原や、湿原沿いの林を進み、釧路湿原駅に着く。

釧路からは、二両編成の花咲線の列車で根室に向った。

釧路駅に止まる根室行き列車(一両目)
釧路駅に止まる根室行き列車(二両目)

釧路を出て平地を過ぎると、深い深い森の中に列車は入った。その日は曇っていて、霧も出ていたので、余計に神秘的であった。本州でも、例えば仙山線の面白山高原の辺りは非常に深い森の中を列車が走るが、ここはまるで「異国の景色」のようであった。見惚れていたので、記録を残すのを忘れた。厚岸の手前に来ると海が見えて来たので、動画を撮ったが、失敗した(本当に見て欲しいのは、釧路を出て海岸に出るまでの森の情景なので、気が散っていたのかも知れない)。

厚岸駅

厚岸駅を出ると、美しい海岸風景となり、動画を撮り始めたが、その後風景は海から陸地に移り、しかもそこは釧路湿原とはまた異なる湿原であった。別寒辺牛湿原と言う。「べかんべうししつげん」と読む。衝撃的な風景。「海-湿原-林・森」へと、風景はゆっくり変わって行く。10分以上撮り続けた。編集も何もなく紹介します。

別寒辺牛湿原は、厚岸から茶内にかけて続く。
浜中の辺りからまた海が見えて来るが、陸地の風景が何やら変わって来る。丈低い草に覆われた丘陵状の草原が続き、これは根室駅のすぐ手間まで続いている。途中、牧場やたくさんあり、牛や馬が放牧されていたが、見るのに気を取られていてすべてシャッターチャンスを失った。
海と草原と林の風景。

根室駅に着いた。それから納沙布岬に二日連続で行ったが、それについては本記事その2その3その4で報告した。

根室駅

納沙布岬灯台の太平洋側の歯舞群島方向を望む海の、船酔いしそうな動画も撮ったのでおまけに付ける。

また、根室から釧路に戻る時、来る時とは逆の陸側の席に座った。まず、根室を出て暫く、丘陵状の平原が続く風景。

次は、別寒辺牛湿原の海側ではなく、陸側の風景である。


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